ワンフォアオール オールフォアワン

広野幼稚園の月間配布紙、こどもの広場の1ページに“ワンフォアオール オールフォアワン”という名称のページを愛読していただいておりますでしょうか。このページは、“ほほえみ”や“ほほえみからなるほどワールド”と並んで、広野幼稚園が基本理念とする保育のノウハウを集積したものです。ご存じのように、満3歳児の4月から年長児の3月まで、時に応じた理念を紹介しています。

この内容はさておき、この“ワンフォアオール オールフォアワン”というテーマ(表題)は、今が旬(?)のラグビー用語からきていることにお気づきの方もあるかと思います。普通は“一人はみんなのために、みんなは一人のために”と訳されますが、私たち広野幼稚園の保育者たちは、一人の子どもが発する言葉や行う行動は、世界のすべての子どもに通じる発達や心理状態の現れであると考え、長年に渡り、取り組み、保育者を育てるために活用しているものです。

このところ、サッカー人気に一方的に押されがちだったラグビー。2週間前に南アフリカに劇的な勝利を収めた後、その疲労からか、スコットランドには大差(厳しい意見?)で敗れはしたものの、第3戦では物凄い体格のサモアを破り、最終戦では、体格勝負の競技では絶対に勝てないと信じているアメリカを下し、ワールドカップ史上初めて、4戦3勝しながら、決勝リーグへ勝ち進めないという喜び的苦汁(?)を味わいました。

とは言え、日本国民2500万人が見たという記録に打ち立てた今回のワールドカップ。私たちを熱狂させていただき、ありがとうございました。エディ監督なきあとの4年後の日本で開催されるワールドカップ。少し(かなり)は期待がもてそうになってきました。

最後に、書くことがラグビーの基本精神から外れていると思いますが、それでも、京都人。今回のフィフティーンの中、京都出身者が3名もおられたことは特筆物でした。それは、ハーフバックのニュージーランドのスーパーリーグに挑戦中の田中選手(伏見工業高校卒)、第4戦に出場したウイングの藤田選手(東福岡高校卒)。多くは後半から出場し当初は、監督の目に止まっていなかったが、物凄い突進力を見せたマフィ選手(花園大学卒)です。今後も、注目してくださいね。

 

にわかラグビーファン