10月2015

星の王子さま

園庭にあるブランコの後ろに、マリーゴールドが咲いています。このマリーゴールドの開花を、秘かに心待ちにしていました。

今からさかのぼること3カ月前のことです。夏休み前のある日の木曜日、年長児のどんぐりクラブの子どもたちと花がら摘みを行いました。マリーゴールドや百日草(近頃ではジニアと言った方がわかりやすいのでしょうか)の枯れた花がらをむしると、黒い種があるのですが、よく園長先生が咲き終わった花がらをプランターに蒔いておられたので、子どもたちと挑戦することにしたのです。

子どもたちには「先生も初めてするから、絶対に芽が出るとは言えないの。出たらいいな…ぐらいの気持ちでやってみよう」と、少々、無責任な持ちかけでした。芽は出なくとも、花の仕組みがわかってもらえるだけでもいいかな?という気持ちでした。他のマリーゴールドと区別できるように、プランターではなく、とゆにばら蒔いたのです。

そして、秋。たくさん蒔いた種から2本、芽を出して咲いてくれたのです!

しかも、うれしいことに、私が子どもたちに伝える前に「先生、ブランコの後ろに咲いたで」と、ある女の子が先に言いに来てくれたのです。他の子どもに伝えたところ、「知ってるで。違う色で2本やろ」と答えてくれた男の子もいて、会話には上ってなかったけれどちゃんと見ていてくれたんだなあと、さらにうれしくなりました。

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その後もしばらく様子を伺っていると、離れたところにもう1本芽が出てつぼみがついています。さっそく子どもたちに紹介し、「次は何色が咲くかな。また黄色かな?」と、開花するのが待ちきれなくなりました。

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そこで思い出したのは、サン・テグジュペリの星の王子さまのお話です。

バラの花を思う王子さまの心情がすごくわかる一文なのですが

「あんたがバラの花をとても大切に思っているのは、そのバラの花のために時間をさいたからだよ」

何かに、誰かに、時間をかけたり心を配れば配るほど特別な存在になります。

“ 関わる ”という点では、キツネのくだりが印象的で、一番大好きな場面です。飼いならされるキツネの寂しさと喜び。人とのつながりを実にまっすぐに教えてくれた本です。

読書の秋、また家で読み返してみたいと思ったのでした。

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Maikka

 

 

 

今週のきらきらぱれっと、プレいちご

園内の樫の木の下に落ちるどんぐりも、徐々に大きくなってきました。

今週は、子どもたちとかわいいどんぐりカバンを作りました。

顔と帽子を選んで、カバンに貼り、目と口をつけたらそれぞれ表情の違う素敵なカバンの完成です。

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早速、そのカバンをかけて、園庭、砂場にどんぐりを拾いに行きました。

「わぁ!たくさん落ちてる!!」と嬉しそうに拾ったどんぐりをカバンいっぱいに入れていきました。

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たくさん拾えて大満足の子どもたちでした。

また来週も笑顔で登園してくださいね。待っています。

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風のモニュメント登場

風のモニュメントのメンテナンス工事が完了しました。

工事前には11月10日頃までかかる予定でしたが、10月中に終えてくださったのは

大変ありがたいことでした。

シートの囲いを取り、足場を片づけていただいた後は、18日ぶりにモニュメントが見えました。

いつもより軽やかに回り、輝いて見えたのは、私だけだったのでしょうか。

今日は良い天気だったので、園庭にも素敵な影を落としてくれていました。

これからも“風のモニュメントは”高いところから、広野の子どもたちを見守りながら

輝き続けてくれることでしょう。

工事中は、子どもたちや保護者の皆さまに、ご迷惑をおかけいたしました。

ご協力ありがとうございました。

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グーちゃんママ

 

絵画の研修

只今、子どもたちは芸術の秋を満喫中です。

どのクラスを覗いても、色彩豊かな楽しい子どもたちの絵や作品が置かれています。

その作品からは、子どもたちの声がいっぱい聞こえてきそうです。

そんな中、昨日は奥山先生をお迎えして、絵画の研修をしていただきました。

実際の作品を見て指導していただくのですが、奥山先生と広野とは、とても長いお付き合いで

的確な助言をしていただけるのがありがたいことです。

どの保育者も多少なりとは、ドキドキしながら作品を見ていただくのですが

子どもたちの楽しい表現が、たくさん見られ有意義な研修となりました。

奥山先生は、絵の色がきれいだし、子どもたちが画用紙の上でよく遊んだり、表現できていると

お褒めの言葉をいただきました。

お父さまもお母さまも作品展を楽しみにしていてくださいね。

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年長児遠足

今日は年長組が、太陽が丘の冒険の森へ遠足に行ってきました。

到着したころには気温も上がり、良いお天気の下で思いっきりからだを動かしてきました。

遊びの森で遊んだ年少組のときと比べ、からだが逞しくなった今では高い所にも進んで登る子どもが多く、アスレチックの遊具でダイナミックに遊びました。

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その後、木津川運動公園へ向かい、広い芝生や緑に囲まれた場所で自然の美味しい空気を吸いながら昼食をいただきました。

この公園にはすすきがきれいに咲いている場所があるのを知っていたので、子ども達にぜひ見せたいと思いみんなで見に行きました。

お日様が雲に隠れたり、出てきたりすると…。すすきの色が変わった!と大発見。みんなで秋を感じた一時でした。

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昼食後はパラバルーンをしたり、フリスビーや竹とんぼで遊んだり、とても広い芝生でのびのび気持ちよく過ごしました。

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「あぁ楽しかった」「また行きたいな」と話しながら帰ってきました。

帰られましたら、お土産話をたくさん聞いてあげてくださいね。

11月にも遠足が待っていますので、楽しみにしていてください!

 

カフェモカちゃん

 

フアフアコアラに搭乗券を(秋のシーズンだけ)

電車や路線バスなどに乗るには乗車券が、飛行機に乗るには搭乗券が必要です。

この考えを流用して、秋のシーズンに限り、フアフアコアラで遊ぶのに、搭乗券をという考え方を取り入れました。

子どもたちは大きくなることに強いあこがれを持っています。

その一つに大人と同様、乗車券などを自分で支払いたいという欲求も持っています。

また一方、ままごと遊びなどでは、小さな紙切れが金券になったり、きれいな小石がダイヤモンドに変身したりするのが幼児の世界です。

 

この幼児の考え方を生かし、秋の落葉期に限りフアフアコアラに乗るには搭乗券が必要ということにしました。

この搭乗券というのは、この頃、落下が目立つ桜の葉です。

 

落ちた当初はとてもきれいな色をしていますが、時間が経つに連れて、乾燥するばかりでなく、

黒ずみ壊れていきます。こうなる前に子どもの心が沸き立つ一つの手段として活用してみてはと思い立った次第です。

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子どもの心に満足感を与えながら、ひいては、周囲の環境保持にもおもしろい案ではないかと

一人期待を膨らませています。

 

 

自称 保育バカ

♪いちごぐみ遠足

今日は、いちご1組2組と保育所のパンダ組で

太陽が丘のふれあいの森に遠足に行って来ました。

いちご1組2組の子どもたちにとって待ちに待った遠足です。

年少組・年中組が遠足に行くたびに、うらやましそうに見ていたいちご組の子どもたち。

「10月26日に遠足に行きますよ」とお話してから

「今日遠足?」と毎日聞いて楽しみにしていたんですよ。

てるてる坊主も作って迎えた今日!

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みんなの願いも届き、良いお天気になりました!!

さぁバスに乗って出発です。

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太陽が丘に到着しました。

♪みどりゆたかなまるやまの~と園歌を歌い歩きましたよ。

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太陽が丘には、たくさんのどんぐりが・・・

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「見て」と大喜び。

手作りのどんぐり入れに・・・お家の方へお土産もできたね。

 

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お弁当「いただきます!」

「美味しいね」

お母さんありがとうございました。

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おやつも頂きました。

シャボン玉を追いかけたりゴロンと横になったり

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楽しかったですね。

お家の方にお話したくさんしているかな・・・今日はゆっくり休んでください。

明日も笑顔で幼稚園に来てくださいね。

待っています。

ストロベリー

 

作品展をお楽しみに…

先日、動物園に遠足に行ったとき、たくさんの動物と出会い、子どもたちも大喜びでした。

そこで、クラスの子どもたちの印象に残っている動物を描いてみることにしました。

大人でも知らない方が多いではないでしょうか…顔が特徴的な動物です。

描く前に、子どもたちにこの動物のことをもっと好きになり、知ってもらおうとその動物が出てくる絵本を探しました。

なかなかその動物が出てくる絵本がなく、見つけられたものは1冊でしたが、タイトルから子どもたちは爆笑で、読み終わったあとも自分たちで何回も何回も読み返していました。

実際に絵を描き始めるととても楽しく、見ている私も楽しませてもらいました。

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子どもたちの個性がよく出た色鮮やかな作品となりました。

子どもたちもお家で話しているかとは思いますが、何の動物を描いたか、どのような作品になったかは作品展のお楽しみにしておきますね。

 

ひとつ保護者の皆様にお願いがあります。

個人持ちの絵の具やパスがなくなると各ご家庭で補充してくださっているかと思いますが、パスにはクレパスとクレヨンがあり、幼稚園で最初に購入していただいているものはクレパスになります。クレパスのほうが油分が多く、のびが良いため、補充してくださるときはお手数なのですがクレヨンではなく、クレパスを購入していただきますようお願いします。

 

マイク

 

 

プレいちご教室

10月から2クラスが1クラスになり、16人の子どもたちが元気に幼稚園に来てくれています。

すっかり幼稚園にも慣れ、友達同士の関わりも増えてきています。

自分でトイレに行ったり、靴をはいたり、できることがどんどん増えてきましたね。

その調子!!頑張りましょう!

今日はハロウィンの冠を作ったり、砂場でたくさん遊びました。

とても素敵な笑顔がたくさん見られて嬉しかったです。

 

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来週もにこにこ笑顔で来てくれるのを待っています。

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古い靴箱を砂場の置き場に

一日前、新しくできた子ども専用のハウス(未だ名前もありませんが)、

このかたづけについて話し合っていたのが深層心理の中に入り込んでいたのか、

それとも、毎朝、二人の保育者が砂場の遊び遊具をかたづける姿が

映像に残っていたのか、軽トラックでの通勤途上、考えていたことを実践に移しました。

それは、南ガレージの奥に眠っている子ども用の靴箱を、砂場の遊び遊具の

かたづけ場所にしてはどうかということでした。

 

イメージではぴったりいくはずでしたが、うれしいことに予想通りでした。

この箱は、上下は3段になっていますので、縦の一列には同じ種類の遊具を

置くことにしました。型押しの遊具などは、1段に3個ずつ入れるとすれば、

3×3=9個ずつそろえることになります。これなら、子どもたちが

遊ぶに十分な数といえます。

 

上下は3段ですが、左右の横は14、すなわち14種類の遊具を置くことができます。

今までよりもレパートリーが増えることになります。さっそく、業者に

来ていただきまして、“砂の通し”や“ジョウゴ”“ジョウロ”などを発注いたしました。

 

作っただけでは、子どもたちが自主的にかたづけられないので、

各箱の底部に、その遊具の写真をラミネートして貼り付けました。

これだけの準備をしておけば、子どもたちも所定の位置に

置いてくれそうです。(?)

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上記の件に伴って、従来から使っていた自動車型の砂場用倉庫が浮いてきました。

それを今後は園庭に置き、一つの遊具として活用することにしました。

詳細は他の方が書いていると思いますので、そちらを見ていただきたいと思います。

(残念ながら、23日現在、未だのようでした)

 

古きを尋ねて新しきを知る ということわざがありますが、

時々は、斬新な目が、園内の環境を見直すことも必要だなと思っています。

 

自称 保育バカ