8月2016

中型積み木の片付け方の改善法は?

広野幼稚園の積み木の片付け方には、大きな特徴があります。カプラや小型のレンガ積み木は子どもたちがきれいにかたづけられるのですが、これより少し大きな中型積み木になりますと、残念なことに、がたがたと無造作に積み上げている程度なのが現状です。

 

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カプラの成功に味を占め、何とかしたいという思いはあったのですが、月日の経つのは速いもの、あっと言う間に4・5年の月日が経ってしまいました。

 

今年の夏、広野幼稚園に残る保育上のノウハウを”安全” ”保健” ”ユニバーサルデザイン” ”保育” に分け、書き出すことによって、また、新たな発見があるのではないかと思ったからでした。

 

思った以上に出てきました。これを”設備” ”既製品” ”自前” ”備品” などに分割・細分化し、自分たちの頭で整理ができるようにしました。このような

経過を経て、カプラの片付け方などが再浮上して来たのでした。

 

こうしたところで、風呂場でイメージしたことは、先に掲げた中型積み木の片付け方の改善法でした。現在、年少組と年中組に置いている小型・中型に箱積み木を深さのある積み木入れから、カプラと同じように底の浅い積み木入れに作り替えれば、聡明な子どもたちは保育者の言葉掛けや手伝いなしに、素早く手分けして、しかもきれいに片付けてくれてるのであろうと思ったのでした。

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近く、運転手の渡辺さんに無理を言い、試作品を作っていただこうと思っています。

 

自称 保育バカ

☆ 絵本の講習を受けて

旧聞に属しますが、先週の土曜日、あるところで絵本についての研修会が行われました。なかなかおもしろいところもありましたので、その一つ、二つを取り上げてみました。

 

幼稚園で活用される月刊誌には、“総合絵本”と呼ばれるものと“物語絵本”と称されるものがあります。広野幼稚園ではこの40年以上、物語絵本を中心に保育を展開して来ました。今後もこの考えに変更はありませんが、下記の理由で、総合絵本にも(ほんのちょっと)目を向けて行こうかなと思ったのでした。

 

それは、総合絵本というのは、もともと、幼稚園や保育所の保育者にとっては、日々の保育のヒントになるような画面をちりばめて編集されていると聞きました。まったくその通りだと思い、(保護者にとっては、それほど有意義でないと思える)これらの絵本も各保育室に一冊備えておくと、担任を持つ保育者にとってある種のヒントとなり、子どもたちにとってよりバラエティに富んだ保育が展開できるであろうと思ったのです。

こう考えれば即実行です。

 

もう一つは、普段は読み聞かせを受けている1・2歳の子どもが、初めて自分の手で絵本を取り、ページをめくろうとしたとき、次のページが(半分ばかり)半ば自動的にめくれて来るのが望ましいということでした。それには、表紙がハードカバーであるばかりでなく、各ページも肉厚のボール紙に近い質の紙を使うことが必要です。自分にとってはまったく想像もしていなかったことで、まさに“目からうろこが落ちた”状態でした。

ボードブックと呼ばれているのですが文にすると、「何のことかな」と、なかなか理解していただきにくいのが残念です。

 

“百聞は一見に如かず”と言いますが、“一聞は百見に如かず”とも言えるような事例もあることを再認した次第です。

 

自称 保育バカ

ぱれっとひろば 世界にひとつだけのエコバック

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久しぶりにぱれっとひろばのお友だちが登園してきてくれました。

夏休みの間にひとまわり大きくなったような気がしましたよ。

先月までは、お母さんに抱っこひもで、抱っこされながら来ていた女の子が、今日は階段をお母さんの手を支えに上っていました。

先月、お座りしていた女の子は歩き始めた頃なのかな?ヨッチヨッチバランスをとりながら、とても嬉しい表情で歩いていました。

あれ?この子はこんなにおしゃべり上手だったかな?

なんだか、それぞれ成長したお友だちを見て、やっぱり幼稚園の先生という職業は、楽しいし、幸せだなあと感じるとともに、感謝しながら子どもたちと関わっていかなければと改めて思いました。

今日は9月3日の縁日にむけて、特別注文のひろのようちえんロゴ入りエコバッグに、思い思いに絵を描いたり、スタンプをしたり、ステンシル(型抜き)遊びをして、世界に一つしかないそれぞれのエコバッグが完成しました。(特別注文のエコバッグ、今回で在庫なくなりました。)

さっそく、手にさげて満足そうなお顔を見ることができてよかったです。

 

 

 

 

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お母さん。子育てって、いろんなことあるけれど、やっぱり楽しいし幸せって感じながら日々過ごしていただきたいなぁって思います。

今日のおみやげにお渡しさせていただいた、子どもたちの言葉も広野幼稚園の宝物なんです。お家でも是非、子どもたちのつぶやき、会話に耳を傾けて今しかない、ピュアな言葉や、勘違い、取り違いなどなどを書きとめてくださいね。あれっ?ってクスッと笑える毎日を…。

次回は9月3日が縁日。10日がひろの体験会。24日がぱれっとひろば

最終回のミニ運動会です。

9月も思いっきり広野幼稚園で楽しい時間を過ごしましょう。

職員一同お待ちしています。

 

スマイル

 

一年に一度のこの日

みなさん、お元気ですか?夏休み最後の週末をいかがお過ごしでしょうか。

月曜日からは、8月生まれのお友だちの誕生会が続きます。みんなでお祝いしましょうね。(実は、園長先生も8月生まれでいらっしゃいます。その上、この夏金メダルを3つも獲得したあのウサイン・ボルト選手と同じ日ですよ)

 

誕生日も一年に一度ですが、私たち職員にとって一年に一度、夏の終わりにお会いできるのがマナー研修の山本先生です。とても素敵な先生ですので、私たちの背筋も自然と伸びます。

2学期がスタートする前に、先生としても、一人の女性としても1ランクアップできることを目指して、毎年夏休み最後の研修を受けさせていただいています。

立ち方、挨拶の仕方、身だしなみから敬語や席次のマナー、お茶の入れ方や出し方に至るまで今回は“和作法”をテーマとし、丁寧に教えていただきました。

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全てに共通するのは相手への気遣い、想いです。子ども達や保護者の皆さまの心に寄り添える保育者でありたいとの想いを一層強くいたしました。山本先生、ありがとうございました。

 

さあ、月曜日!私達の笑顔は今まで以上に磨きがかかっているでしょうか… 楽しみにしていてくださいね。

2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

乗り気コラム

祝10年目!

朝夕はいくぶん過ごしやすくなりましたが、日中はまだ暑いですね。

皆様、熱中症には、気をつけて下さいね。

さてこの暑い中、藤井組さんが、広野幼稚園に訪問して下さいました。

なぜかというと現在、使用しているいちご組の建物が今日で10年が

経過したので、建物の不具合がないか点検をしに来てくださいました。

まず最初に言われたのは、「10年経過しているのにきれいですね」

と一言。

保護者の皆様が大掃除に協力して下さっているおかげですね。

ありがとうございます。

点検結果は、建物の異常は見られないということでした。

これで明日からの保育も安心して過ごせますね。

藤井組さん、暑い中点検に来て頂きありがとうございました。

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ストロベリー

 

 

 

日本の男子、400メートルリレーの銀メダル、おめでとうございます(アンダーハンドパスに関連して)

リオデジャネイロオリンピックの後半戦、日本の男子4人(山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥)が400メートルリレーにおいて準決勝を1位通過したばかりでなく、決勝戦においてもウサイン・ボルトが引っ張る陸上王国ジャマイカに次いでの第2位、信じられない思いです。

なるほど、日本チームが今までになく100メートル10秒0○台の選手をそろえたと言っても、(バトンタッチの成功・失敗に関係なく)アメリカを上回るとは、ちょっとでも陸上に関心のある方なら、到底予想できなかった事実ではないでしょうか。なにはともあれ、誠におめでとうございます。

さて、陸上競技においては画期的な技術改革がなされたこともありました。典型的な例は、走高跳びの背面跳びです。(自分たちの時代はベリーロールでした。バーを跳び越すときは、言わば、うつ伏せの状態で跳んでいたものです)それをベリーロールでは芽の出なかったアメリカのフォスベリーという若者が遊び半分試したところ、彼にはこの跳び方がぴったりはまったのでしょう。陸上競技に限れば、これ以外の大改革はなかったのではないでしょうか。

さて、今回、日本チームが銀メダルを獲得した最大の要因はアンダーハンドパスにあったと言われています。このパスは背面跳びのような奇想天外な技術ではありません。小さな改善であろうかと思います。しかし、塵も積もれば山となるとか、一滴の水が岩をもうがつように、コツコツ積み重ねたリーダーたちの信念とこれを信じた選手たちたゆまぬ練習によって見事大輪の花を咲かせたのでしょう。

広野幼稚園はちょっとした改革が大好きな幼稚園です。今回の日本チームの小さな改革を参考に、在籍する子どもたちのため環境や保育の面で小さな改革を続けていきたいと思っています。
このバトンの渡し方は背面跳びのような派手さはなくとも、小さな技術革新です。日本チームは2000年頃から取り組んできたと聞きましたが、その効果が知られはじめたのが、2008年の北京オリンピック、確か、1チームがバトンタッチで失敗したため、日本チームは奇跡の銅メダルを獲得、その頃から少しずつ、脚光を浴びはじめたのではないでしょうか。

もちろん、その当時このような方法があるとはまったく知りませんでした。
すぐにこの競技の第一人者に躍り出たのみならず、今のご時世では、誰ひとりベリーロールを顧みることはなくなったのでした。

それでも、技術的な難しさもあるのでしょうか、アンダーハンドパスを採用する国はありませんでした。オーバーハンドパスに比べれば、さほど差がないばかりか、バトンタッチの難しさもあるのでしょうか。今にして言えることは、日本陸上チームをリードした方々のすばらしい英断があったからのメダル獲得であったのでしょう。

 

保育バカ

あをによし 奈良の都は咲く花の…

8月17日・18日、毎年恒例のききょう一泊研修に小学生50人が行ってまいりました。

お盆休み中(?)のお父さまも多く、たくさんの笑顔に見送っていただきながらのスタートです。

最初に訪れた橿原市昆虫館では、まず生き物タイムトンネルをくぐります。

その先には昆虫大爆発!どこを見ても大歓声です。

昆虫になった気分を体験したり、放蝶温室ではきれいな花のまわりをひらひらと飛ぶ蝶を目の前で見て感動したりと、命の大切さや自然の素晴らしさを肌で感じることができました。

お母さんのお弁当で尚一層パワーアップ!

 

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次に訪れたのは橿原市立こども科学館です。「すごい」のとびらをあけにいこう のことば通りキュリー、ニュートン、ガリレオ先生たちが楽しい科学の世界へと誘なってくれます。実際に触って試してみていいものばかりなのでこども達の好奇心も探求心も満たされます。

実験を熱心に見る子もいれば、館内全制覇を目指す子も…

不思議で楽しい科学の世界に大満足したようです。

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二日目は朝の散歩から始まり… ついでにラジオ体操まで。

お世話になった太鼓判 花夢・花夢さまに見送っていただいた後すぐ近くの金峯山寺蔵王堂に立ち寄りました。数年前に園長先生が教えてくださったここは、世界遺産でもあり子ども達にぜひ紹介したい、素晴らしいお寺です。みんなで手を合わせて旅の無事を祈ってきました。

そして… 大滝ダム学べる防災ステーションでは豪雨体験に挑戦しました。長靴をはき、カッパを着て…いざ!!

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いろいろな自然災害や自分達が住んでいる所の地形を知るいい機会になりました。

最後の目的地は明日香村です。石舞台古墳の大きさにびっくりした子ども達ですが、石室の中に入ると大きな石がうまく積み上げられていることに感心したり、差し込む光に何となく違う空間、空気を感じているようでもありました。

レストランあすか野さんで、おいしいお昼ごはんをいただき帰路に着いたのでした。

 

二日間、お世話になった皆さま、ありがとうございました。お陰さまで子ども達にとって中身の濃い充実した時間になったことと感謝しています。

ご両親から離れて過ごしたこの経験は、子ども達の「これから」にきっとどこかで生きていくだろうと信じています。背中を押してくださったお父さま、お母さま、ありがとうございました。

追伸 この日の深夜、史上初の金メダルを決めたバドミントン女子ダブルスの高橋礼華選手は橿原市出身だったのです!

タカ・マツペア、本当におめでとうございます

 

乗り気コラム

安全安心を

晩夏とはいえ、まだ厳しい暑さが続いておりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日は、「朝日新聞社の記者が東京から」という

園長先生のブログ(8月2日)に記載されていました

Iくんのお母様にお時間を頂き

ご家庭で取り組まれている安全について

お話しを聞かせて頂きました。

というのも取材された朝日新聞社の記者の方から

Iくんのご家庭での安全面に対する意識が高いという

お話しを伺い、ぜひ私達もIくんのお母様からお話しを

聞かせて頂こうということになったのです。

もちろん皆さまも安全に気を使われていると思いますが、

お話しを聞くなかで、地震時、物が倒れた時の

空間を考えて配置する。

また子ども目線になって部屋の中を見上げて見て

危険個所はないかと考えるなど普段から安全面に

気を気張られていることを感じました。

お話しする中で介護用品が、子どもたちにとっても

自主性を促す用品であることも学ぶことができました。

例えばゆり組にあるトイレのブザーの設置や

バス線ごとに降園時に流す曲であったりと

広野では子どもの自主性が育つ手立てを考え

行っています。

助けることばかりではなく、

子どもの自主性が育つ物として

広野の保育に活躍するツールが

また一つできたように思います。

Iくんのお母様貴重なお時間を頂き

ありがとうございました。

今後より安全・自主性を育つ環境の改善を心がけて

行こうと思います。

ストロベリー

ききょうサマースクール

今日は8人の小学生の子どもたちが来てくれました♪

 

午前中は南ガレージで卓球をしたり、講堂でドッヂボールをしたりと、身体を動かして遊びました。

午後からは”塩絵”を行いました。

砂絵のように画用紙に貼って絵を描いていくのですが、塩には色がありません。そこで、コンテを削って小袋に入れて振り、鮮やかな色を付けました。

その色付きの塩を、すきな形に両面テープを貼った画用紙に振りかけてきました。

塩に色が付くことがおもしろく、絵を描くことだけではなく、「実験中…」と言って混色も楽しんでいましたよ♪

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完成した作品はこちら♪

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それぞれの個性や性格が出ていました!

 

明日は何をするのかな?♪

 

 

 

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半年後のお楽しみに(3歳児、満3歳児)

広野幼稚園では10数年前から3歳児を対象として”写真で見るクラス便り”(旧名、いたずらっこげんきっこ、現在名、思い出)を12か月に渡り、月末にお渡ししています。始めた当時は非常に好評だったのですが、今の評価はいかがなのでしょうか。

このお持ち帰りにつきまして、7月からお子さま自らがラップの芯の内側に入れることにいたしました。折り目のないB4版の画像プリントを受け取り、自らがくるくると丸め、ラップの芯に入れることになり、何回かの練習であっさりとこの技術をマスターされ、すっきりした形で保護者のもとに届けることができるようになりました。一つの進歩と言えましょう。

こんなことでこの書類とかかわったことが一つのヒントになったのでしょうか。この夏、少し改良を加えることにいたしました。それは、今までデジタルで撮った写真を一旦プリントアウトし、適当なトリミングをしてから1枚の無地の台紙に張り付けていたのですが、20枚近くの写真をB4版の大きさの紙に置くことはなかなか難しく、適度な大きさにするために何度かカラープリントをしなおすという無用の時間を要していたのでした。

合わせて、今回の改良では、トリミングがパソコン内でできますので、ハサミで切り抜くという徒来の方式に比べると、信じられないほどの時間短縮ができるようになりました。

今回の第一次的改良で、パソコンの使い方に少々慣れた方という限定はつきますが、かなりの時間の短縮が期待できそうです。 やった!やった!

ここで終われば、「な~んだアナログからデジタルに移行しただけじゃないか」と言われそうですが、ここで終わらないのが広野幼稚園のいいところ(?)

来年の3月末にはデジタル画像として残してあるAちゃん、Bちゃん、Cちゃんなど、一人ひとりの写真を集め、Aちゃんのパーソナルプリント、Bちゃんのパーソナルプリントなどと、お一人ひとりのプリントを作成し、配布できるのではないかと思ってます。先のことですが、期待してお待ちください。

 

自称 保育バカ