続、水辺にて

先日のブログでホテイソウやスイレンについて書きましたが、その後も水生植物熱は続き、昨日、またもや城陽の杜若園芸さんにお世話になり、カキツバタとノハナショウブについてご指南いただきました。

季節的には終盤を迎えている花ですので、来年に夢を託しての植え付けです。

よーし、植えるぞ~と張り切るも、ポットから大きな容器へ植え替えるのに、普通の土ではだめだということに気づき1日ガマン。。。いざ、帰りに赤玉土を求めにホームセンターへ向かおうとすると、急に豪雨に襲われくじけそうになりましたが、早く植わった姿が見たくて駆けつけました。

そして、今朝、容器に4株を植え付け水を満たすと、私の心も満ちました♪ おおお、清々しいカキツバタちゃん!井戸の、澄んだ水を飲み、とっても嬉しそうではありませんか!深さが必要な花なので、せせらぎの上流に配置しました。

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カキツバタといえば、高校の国語の授業が思い出されます。“伊勢物語で掛詞を習ったなあ・・・”と若かりし頃にはわからなかった趣がわかりつつあることに感慨深くなります。

続いては、ノハナショウブの番です。ノハナショウブは、ハナショウブに比べて野生に近い花だそうです。

ショウブとカキツバタとアヤメ、これらの違いがいつもわからなかった私ですが、ショウブは菖蒲湯などに使う、花が目立たないものなので、よく間違われるのはハナショウブの方です。

ハナショウブは湿地に咲く湿生植物、カキツバタは浅い水辺に生育する水生植物、アヤメは乾燥地を好む植物・・・ん?ということは、今、せせらぎ横に咲いているのは、アヤメではなくてハナショウブでは・・・? 調べてみると、いろんなことがわかって楽しくなってきます。

続きましょう。

ノハナショウブは、せせらぎの奥に園長先生が腐葉土を用意してくださったので、そこに鎮座することに。

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一輪だけついていた蕾が一日で開花いたしました!今年最後の見納めでしょう。

 

そして、横に置いてあった、ブタの置物。。。

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植える際に土がついて汚れていたのを見た平先生が、年長の4月のブックリストに入っている絵本を連想して「『どろんここぶた』やん」と、ナイスなコメントを。どろんこが大好きという、かわいいブタちゃんのお話なのです。実際に、絵本を読んだ後にこのような光景を見ると、子どもたちも記憶に残りやすいのかもしれませんね。

そして、下流付近には、運転士の渡辺さんと「綺麗な形ですね~」と感動した“ウォーターダイヤ”の浮き草も。

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「万華鏡みたい!周りがほんのり赤くて美しい!」と、絶賛していたら「僕、気に入ったから買おう」と、渡辺さんも、水生植物に惹き込まれていったのでした。

なんやかんやと、せせらぎ付近で活動していると、縁の部分に一輪の花を見つけました。

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石と石の隙間の、少しの土から顔を出しているのは可憐な松葉ボタンちゃんです!思わず「がんばれ!」と応援したくなる所に健気に咲いていたこの子は、おそらく、以前の年少組(今の年中組さん…か、その前かな?)の子どもたちが、挿し木して、持ち帰る前まで近くにおいていたものの種が飛んだのでしょうか・・・。

大切に育てられていなくとも、しっかり芽を出して育っている生き物の強さ、たくましさに感動して、しばらく見入っていたのでした。

自然から学ぶことは多いです。

Maikka