部分実習

今日は先週から実習に来られている実習生にに部分実習をしてもらいました。

当日までに毎日の実習簿と並行しながら、指導案をよりよくしていくために一生懸命に試行錯誤されていました。

前日の1日の振り返りで「明日は私が先生になるのですか?」と少し不安そうな顔で訪ねて来られた実習生の顔を見て、自分が実習生だった頃の気持ちが思い出されました。

そして迎えた今日。子どもたちは実習生の緊張をよそに「実習生が楽しいことをしてくれる!」とウキウキしながら話を聞いています。

初めに丸く切ったいろんな色の画用紙を見せ「何に見えるかな?」と見立て遊びをしました。きらきらの丸を見せると「しゃぼん玉!」と子どもたちが元気よく答え、実習生が「今日はみんなでしゃぼん玉をしようか!」と誘い掛けると歓声が起こりました。

さっそく人工芝でしゃぼん玉を楽しみました。どうやったらたくさん作れるか、大きくできるのか・・・「液を(容器の)中でくるくる回すとできやすいで」「ストローを下に向けるとできた」「優しく吹くねん」などと発見したことを思い思いに話してくれたり、1人が人工芝にしゃぼん玉がくっつくことを発見すると、みんなでしゃぼん玉タワーを作ったりと科学的な観点でも楽しんでいる姿を見て、年長児の遊び方と年少児の遊び方との違いを感じました。

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その後は部屋に戻って大きな模造紙の空に、自分が見えた色のしゃぼん玉をパスで描いてから、絵の具で色を塗りました。

どの子どもも「めっちゃ楽しいわこれ!」と言って時間いっぱい活動していました。

毎日緊張や実習簿に追われ、実習は想像以上に体力的にも精神的にも大変なものです。自分も数年前に痛感したことを忘れず残りの1週間も有意義なものになってもらえるように、実習生の心に寄り添いながら適切な指導ができるように努めたいと思います。

 

Laugh Sketch

進歩

満3歳児・年少児クラスが個人面談を行っていた午後、年中児・年長児担任は、日々の保育の元となるカリキュラム検討会議を行いました。6月5日の午後からの試みで、ゆり2組まで電波が届かないことが判明しましたので、今回は職員室にてリベンジです!

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ハードディスクで管理されているデータを個人のパソコンで開いて、データを共有するという会議体制に、外から帰ってきて職員室へ入った私は少々びっくり。外部のオフィスで働いておられる保護者の皆さまにとっては当たり前の光景かもしれませんが、長い間、幼稚園で働いている私からすると、便利になったなあとしみじみ思わずにはいられない情報機器の発達です。今までは、一人の先生が改善点をその場で直すのに使っているだけでしたが、実際に各担任がパソコン上で操作してみると、ペーパーレス化だけでなく、検索機能を用いて、その活動に関連する情報を引き出して網羅できることがわかりました。

例えば、鉄棒という単語を検索にかけると、鉄棒に関する書類が全て読めるのです!すごい!経験年数に関係なく、本人の意欲、やる気さえあれば保育力がつく環境が整っているのです。疑問に思ったことはスマートホンでも調べられるので、どれだけ情報をうまく取り入れられるか、欲しい情報を引き寄せるアンテナを持てるかも、これからの時代は磨いていかなければならないと感じました。実際に、今日のカリキュラムの中でも、保育に生かせる新しい情報が入りましたが、またのお楽しみに、今日のところは内緒にしておきますね。

「どうして勉強するの?」

どの子どもも持つ疑問。わからないことを調べたときに、わかった楽しさを知った子どもは、簡単に答えられるのかもしれません。

Maikka

講堂に備えている“今日のお休み”ボードの改善

 

 世の中はデジタルではなくてはならない時代になってきていますが、幼稚園ではアナログ的な“見える化”に向けての努力も怠ってはなりません。最近、立て続けに、講堂に置いてある“今日のお休み”と記したホワイトボードに、小さな改良を加えました。

 

 まず、初めは、大人用の高さから子ども用の高さに変えたことです。20センチほど低くいたしました。各クラスのお当番の子どもが、その日お休みした子どもの顔写真をこのボードに貼りにやってきます。いつの子どももお当番は大好きですので、意気揚々としています。今まで背伸びしなければならなかった背の低い子どもも、スムーズに取り組んでいます。

 

 2・3日後、この画面のクラス名の右肩に園内の内線電話として使っているピッチの番号を書き加えました。このことは給食室との連絡が楽になったばかりでなく、長年の間に順不同になっていたピッチの番号を、統一性のあるものに変更することができました。整理整頓は、現場の上だけではなく、システム的な面でも必要だと改めて思いました。ここまでは昨日のブログでもご紹介したようです。

 

 この数日後、この日は午前保育でした。そのため、かしのみクラブをご利用いただく方がいつもより多いため、ついつい、混雑している情景を目にしていましたので、このことが、フラッシュバックしたのでしょうか、この“今日のお休みボード”を“今日のかしのみボード”に必要なときだけ、変更してみてはどうかということでした。

 

 そうしますと、その日、かしのみクラブを利用する子どもは自分の顔写真を持ってやってきて、ホワイトボードに貼ります。このようにしますと、なかなか見えにくかった子ども一人ひとりが、この時間、どのクラスの子どもが何人残っているかが一目瞭然になりました。

 

 不幸にして、在園中に、大きな天災地変が起こった場合でも、今までよりも確かな情報が得られやすくなったのではないかと思っています。

                                                      園長

すごろくの発見

木曜どんぐりクラブで、年長児がすごろくをしていたときのことです。

この日は2個のさいころを使い、出た数の足し算ををして、コマを進めます。

一人の子どもが、スイスイと調子よく進んでいるのですが、途中で1回わずかに止まるので

よく見ていると、例えばさいころの目が4と2のときなら、足し算をして6進むのでなく

4個進んでから、2個進んでいたのです。

翌朝、このことを担任の先生に伝え、その子どもも含め何人かの子どもたちとすごろくで遊んでみました。

すると昨日までは、1,2,3,4(止まる)1、2と進んでいたのに、今朝は1,2,3,4(止まる)5,6と

言いながら進みます。明らかに昨日より進歩しています。そのまま5分程続けていると1,2,3,4,5,6と

止まることもなく、進めるようになりました。

 

わずかな時間のできごとですが、子どもの成長過程を目の当たりにして、驚きと保育の面白さ

奥の深さを改めて感じました。

 

ぐーちゃんママ