ある保育園の運動会を見学に

土曜日は、7時過ぎ、家を出ました。近くの小学校で行われる近所の

保育園の運動会の準備を横目に見ながら、今日の目的地へ向かいました。

 

市バス、地下鉄に乗り継ぎ、山科の醍醐まではほぼ1時間半。

“よくも物好きな”と思われる方も多いでしょうが、幼稚園や保育園の運動会を100回以上

見ている人間は、京都広しと言えど、他に誰もいないのではないでしょうか。

“運動会好き”の人間にとって、さほど苦ではありません。

 

一番感動したのは、子どもたちの演技の一つ、組体操を続ける理由について、

園長先生がその苦悶の経過を説明されたことでした。この組体操の賛否問題は、

最近の新聞紙上を賑わわせたところです。保護者からは、あまり拍手も

おきませんでしたが、私としては、園としての視野の広さと責任の深さを感じました。

 

私たちの幼稚園にも、“敬老席”はありますが、ここでは“おもいやり席”。

その名称に感心しました。車椅子の絵も描いてありましたので、さっそく、

まねさせていただこうかなと思いました。

 

その他、参考にさせていただきたいと思ったことは、広野幼稚園にありながら、

使用していない移動施設(教具)があったことでした。

それは、アルミ製の支柱(ポールと台座)です。プールサイドの安全ネットの

支柱としては使っていたのですが・・・ね。

 

保育には熱心な園長先生ですので、普通の子どもの能力以上のことが

なされているのではないかとも思っていましたが、演技としては各年齢の

子どもたちが十分楽しめるものでした。

 

最後にひとことだけ。自分たちの問題としても考えたいと思ったことは、

竹で組んだハシゴ(井桁)の上にダルマを乗せ、4人でかついで走る競技では、

走力が勝る子どもを前にするか、後ろにするかは、ちょっと立ち止まって考えたいと

思いました。熱演の運動会、ありがとうございました。

 

自称 保育バカ