小雨の総合避難訓練
今日は西消防署から2名の消防士さんに立ち会っていただき
総合避難訓練を実施しました。
給食室から出火という設定で実際に火災報知機を
鳴らします。「火事です!火事です!避難してください」と
園内に流れると、子ども達は驚きながらも「約束」を
思い出しながら担任の先生と避難を始めます。
火災の時には、煙を吸わないように、ハンカチ、お座布団、
赤白帽子・・・と身近なもので鼻や口をふさぎます。
「ハンカチ」と限定すると忠実に「それ」を取りに行こうと戻ることが
あるからです。小さな子ども達に「○○でも○○でも○○でもいい」と
覚えてもらうには、とにかく数多く体験することが大切だと
考えています。こうしながら”頭の柔軟さ”も身につけることができれば
きっとその思考は他の場面でも生きてくれると信じています。
日頃は上靴と下靴をきちんと使い分けている園生活の中で
「この時だけは別!」というのも子どもたちの頭を混乱させると
知りつつ、「命を守るために」と伝えていきます。
毎月繰り返す中で、しっかりと体にしみ込んでいってほしいと
願っています。
消火活動でも同じです。パッケージ消火器の長いホースや手持ちの消火器だけではなく、
防火バケツの水、いろいろなものを使って消化する先生たちの姿を
映像として残しておいてほしいと思います。
消防士さんからもみんなの真剣な姿をほめていただきました。
最後に、周りの人々に知らせることが大切なのですよ。と教えて
いただき、みんなで「火事だー」と大声で伝える練習もしました。
怖い目にあってほしくはない。悲しい目に合ってほしくはない。
子どもを愛する大人たちはみんなそう思います。
でも・・・守ってあげるだけではなく“こんな時には
どうしたらいいのか”考えたり、思い返したりできる子どもに
育てるのが私たち大人の役割だと思っています。
ぜひ、おうちに帰られましたら「今日の避難訓練はどうだった?」と
お話を聞いてあげてくださいね。そして「大切な大切な○○ちゃん」と
抱きしめてあげてください。
避難訓練終了後、職員室に戻ろうとした私に年少組の一人の男の子が
「先生、さっきはありがとう」と言ってくれました。
こちらこそ。うれしい言葉をいただきました。
乗り気コラム
2018年6月8日 5:59 PM | カテゴリー:幼稚園からのご連絡 | 投稿者名:年少