年間行事編のゲラ刷りの校正

 

先週の土曜日も出勤しました。なぜかと言うと、出版社サイドから分厚い郵便物(年間行事編の第1回のゲラ刷り)が届くはずという連絡が来ていたからでした。

 

メールが発達している現在、“何と時代遅れな”と思われる方も多いと思いますが、打ち出された活字の文字を校正するのは、人間の大きな手書き文字でなければ、誰(この場合は私)が、どこ(訂正箇所)を、どう変更したかが、次の作業者(今回の場合は、広野幼稚園の各先生)に分かりにくいからです。

 

到着したことにより、私の土曜日と日曜日の作業予定が決まりました。この2日間を利用して、またまた、“人間の目による校正をしなければならない”ということです。目と頭を使うだけなので、“あまり歩かないと足腰が弱るぞ”との思いを感じながらの作業です。

 

明日以降に、私が校正したゲラ刷りを各先生方に戻さなければなりません。今回の返却日は、来週の月曜日、再び、来園される丸山先生にお渡しするという手筈です。いつもに比べれば、少々時間的余裕はありますが、時はあっと言う間に過ぎ去ります。必死は必死です。

 

この間、実行しなければならないことは、パソコンを極限まで活用した再校正です。一つの記録として残すため、少しだけ説明させていただきますと、

この本の中にあるすべての文字が違った表記法で書かれていないかを確認する作業です。たとえば、1ページには“おかあさん”と書き、150ページ目には“お母さん”と書いていないか、また、A先生は“意欲をもつ”と書き、B先生は“意欲を持つ”と書いていたらだめ、これを統一するという作業です。

広野幼稚園では、今までから動植物はカタカナでとか、“この字はこのように”などと、それなりのコンセンサスはあるのですが、営業出版の場合は、これを絶無に近い状態に持っていかなければならないのです。まずは、アマチュア感覚では無理です。この作業には、今週、最低2日間ほしいところなのですが・・・。                                                                                                                                                                                 園長