サッカー大会の表彰式をしました

先週3日間にわたり、年長児のクラス対抗サッカー大会が開催され、連日熱い試合が繰り広げられました。サッカーに取り組み始めた頃は転んで泣く子どももいましたが、次第に目つきも変わり、必死にボールを追いかける姿が見られるようになり、担任としては嬉しい限りです。サッカー大会を通して、勝つ喜び、負ける悔しさはもちろんですが、仲間を信じる気持ち、そしてなにより強い心を持った子どもたちへと成長してほしいという願いも込めています。

勝負ですので順位は決まりますが、これを機にどんなことにも頑張る気持ちを忘れずに、残りの園生活を充実したものにしてほしいです。

さて、今日はいよいよ表彰式を行いました。代表のお友達に舞台へとあがってもらい、園長先生から賞状とトロフィーをいただきました。どの子どももとても誇らしげな表情です。

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そして、優勝はAチーム、Bチームともにさくら組!クラスの名前を呼ばれた瞬間、大喜びでした。

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“とんかつ”を食べてゲン担ぎをしてきた子どもや、“勝つ”と書いて枕の下にひいて寝たよと教えてくれた子ども、お家の方のたくさんの応援と励ましがあったからこそ、頑張れたことと思います。本当にありがとうございました。余談ですが、私自身サッカー大会で優勝するのは初めてでしたので、この3日間は緊張と興奮でいっぱいでした。

賞状とトロフィーはお部屋に飾っていますので、また子どもたちとお話してみてください。

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あくびちゃん

 

 

ゲラ刷り校正(第1回)の経過(1)

 

以前、大手の出版社から単行本を出したときに聞いていたことは、編集者という職業の方は、一冊の本造りに関して絶大な権限を持っているということでした。また、そのことは、その当時、編集の過程を通していろいろなところで納得させられたものです。

 

今回もいろいろと感心させられたところが数多くありました。一つ二つを列挙しますと、

1 本の末尾に書いてある編著者、吉村、丸山のすぐ下に、校正者の名前が記されていたことでした。及川誠、関沼幸枝の両氏です。

最近、送り返されてきたゲラ刷り(第1回)を拝見しますと、推測の域を出ませんが、関沼氏は文字の統一を、及川氏は、この本の中で気軽に引用したすべての絵本や紙芝居の裏を取っていただいたのではないかと思われます。

 

具体的に、申し上げますと、“八幡のこども動物園”は“八幡の子ども動物園”であるとか“梅小路機関車館”は“梅小路蒸気機関車館”であるとか、教材関係では、地震に関した童心社の紙芝居“稲村の火”は“いなむらのひ”であるとか、“”“”“”“”“”“”“”などのご指摘があったことでした。幼児教育者の間でここまで考えている方は少ないのではないでしょうか。

 

2 その他、最高にびっくりしたことは、“お母さん”の歌の歌詞の中に“おかさん ていいにおい”というところがあるのですが、これを私たちは“おかあさんっていいにおい”であると思い、歌わせていたのでした。早々に、歌詞を確認しますと、確かにその通りです。小さい“っ”はありません。“ここまでやるか”と感動するとともに、プロという言葉を再認識しました。

 

以前に“しょうじょうじのたぬきばやし”などで話し合っていただけに、童謡の作詞者と作曲者の間には、このような細かな思いが籠もっているのかと、改めて感動するとともに、“裏をとる”という言葉は、事件記者や新聞記者だけの世界ではなく、信用ある仕事はかくも厳しいものかと思った次第です。

 

お二人には、随分お世話になったこと、プロとしての厳しさを教えていただいたこと、この紙面を借りて厚くお礼申し上げます。                                                                                                                                                                                                                                            園長

年間行事編のゲラ刷りの校正

 

先週の土曜日も出勤しました。なぜかと言うと、出版社サイドから分厚い郵便物(年間行事編の第1回のゲラ刷り)が届くはずという連絡が来ていたからでした。

 

メールが発達している現在、“何と時代遅れな”と思われる方も多いと思いますが、打ち出された活字の文字を校正するのは、人間の大きな手書き文字でなければ、誰(この場合は私)が、どこ(訂正箇所)を、どう変更したかが、次の作業者(今回の場合は、広野幼稚園の各先生)に分かりにくいからです。

 

到着したことにより、私の土曜日と日曜日の作業予定が決まりました。この2日間を利用して、またまた、“人間の目による校正をしなければならない”ということです。目と頭を使うだけなので、“あまり歩かないと足腰が弱るぞ”との思いを感じながらの作業です。

 

明日以降に、私が校正したゲラ刷りを各先生方に戻さなければなりません。今回の返却日は、来週の月曜日、再び、来園される丸山先生にお渡しするという手筈です。いつもに比べれば、少々時間的余裕はありますが、時はあっと言う間に過ぎ去ります。必死は必死です。

 

この間、実行しなければならないことは、パソコンを極限まで活用した再校正です。一つの記録として残すため、少しだけ説明させていただきますと、

この本の中にあるすべての文字が違った表記法で書かれていないかを確認する作業です。たとえば、1ページには“おかあさん”と書き、150ページ目には“お母さん”と書いていないか、また、A先生は“意欲をもつ”と書き、B先生は“意欲を持つ”と書いていたらだめ、これを統一するという作業です。

広野幼稚園では、今までから動植物はカタカナでとか、“この字はこのように”などと、それなりのコンセンサスはあるのですが、営業出版の場合は、これを絶無に近い状態に持っていかなければならないのです。まずは、アマチュア感覚では無理です。この作業には、今週、最低2日間ほしいところなのですが・・・。                                                                                                                                                                                 園長