校正に思う

 

広野幼稚園ばかりでなく、多くの幼稚園・保育所で行われている校正とは、保護者に送る文章に期日や内容に間違いはないか、間違っている文字はないかなどがなされていれば、なかなかよくやっているのではという評価がくだされるのが、一般的でしょう。それは、人手の関係もあるでしょうし、また、中には、ご自分の文を直されることを異常に嫌がる方もおられるからです。

 

また、この校正を、一人でやっているか、二人のコンビで取り組んでいるかも、評価の分かれるところです。もちろん、手書き原稿で、原作者の意向を大切にしようとする場合は二人でやるでしょうし、一人でする場合は、編集者の権限が強い場合のことでしょう。その結果として、前者の場合は、文の作成者の個性が強く出るでしょうし、後者においては、文字が統一され、読者にとっては読みやすい文となるでしょう。

 

保護者にお渡しする文面でも、広野幼稚園の場合に限れば、冊子“こどもの広場”の“保育日誌”の場合は、作成者の漢字の使い方が優先されますし、“ほほえみ”などの場合、いろいろな方の原稿が集まって一枚の読み物となるのですから、当然、編集者の意向が強まることは論を待ちません。

 

現在、広野幼稚園が取り組んでいる“全国に向けての教育内容”の発信、保護者には、“随分月日がかかるのだなあ”とお思いの方もいらっしゃると思いますが、自費出版ならともかく、大手の出版社が責任を持って発行する“本”となりますと、慎重なうえにも慎重が期されています。それに連れて、当広野幼稚園では、仕事量は少々増えているのですが、この本造りのための専従者はおりませんので、自分たちがそれなりに分散して、いろいろな仕事に取り組んでいます。

 

今週は、最後の追い込みです。超、忙しいですが、未来に残る(残す)原稿のため、今しばらく、全力で取り組みたいと思っています。                                                                                                                                                                                                                                         自称 保育バカ