言葉(専門用語)を知ることが・・・

スマートホンの全盛期です。莫大な数のアプリも満ちあふれ、求める一般的な情報は即座に得られると言ってもよい時代です。

一度は書いたかと思いますが、広野幼稚園ではスマホを携帯することは悪ではありません。自己責任で外部との通信は遮断しているかと思いますので、自分が知らない情報が出てきた場合、即座に操作し、新たな知識を得ることが保育者としての実力を高めていくものであると、私は信じているのです。

一般の世界なら、地図のアプリを活用するとか、おいしいもののお店を探すなどに使われますが、教育の世界では、自分の知らないものを知り、調べるのが仕事の一つですから、何かのキーワード(言葉)を人から教えてもらうか、自らが溢れる情報の中から拾い出さなければなりません。しかしながら、実のところ、何を調べてよいのかが分からないというのが日々の保育界の現状でしょう。

昨日の研修会は幼稚園教諭の免許更新を兼ねていたのですが、当園からは更新など不要と思われる先生方と共に出席しました。絵画に関する研修会でしたが、他の2人の方にとっても有意義だったのではないでしょうか。

と言いますのは、少し専門的になりますが、1930年代に席巻した幼児の絵を心理学的に研究したローウェンフェルドという方の幼児の絵の発達の段階をたどるという講座でした。ところが、この名前を聞いて、出席していた方々の中で何人の方々がイメージを浮かべられたでしょうか。

子どもの絵のレントゲン描法とか、展開画法などは知っていても、積み上げ遠近法とか上下遠近法とかいう描法を知っている方は、恐らく数少ないでしょう。

この事実から、まずは、広野幼稚園の先生方も幼児教育界で使う“言葉を知る”ことが必要でしょう。まずは、ローウェンフェルドと言う名前をスマホに登録することから始めましょう。そうすれば、少し時間ができたときなどに振り返り、考えることもできるでしょう。     自称 保育バカ