遊具のSLをゲット(運命的、赤い糸で結ばれていた!)

年長児の誕生会が終わるや否や、園を飛び出しました。行く先は400年以上前、徳川家康が率いる東軍と石田三成が総大将を務める西軍が戦った岐阜県の関が原の手前、滋賀県の最も東の里、醒が井(さめがい)の水の駅(道の駅)です。

 

なぜ、醒が井なのか、そこには、芥川龍之介のクモの糸のような細い細い“縁の糸”がつながったからでした。その糸とは、(時系列で記述させていただきますと)今から数えて6・7年前、この駅で1台の真っ黒いSLの遊具を見つけたのでした。それは硬貨を入れると、ごとごとと左右に揺れる幼児向きの乗り物でした。大人たちには少し昔を思い出させる懐かしい物です。できれば、現在の子どもたちにも味わわせたいものだと思い、無理を承知で、「もしも廃棄される場合はどこかに残しておいて」と頼んだのでした。

 

その後も、1・2度様子をうかがいに立ち寄ったことはあるのですが、月日はあっと言う間に流れました。

 

この間に、当園の子どもたちの写真を撮っていただいている“スタジオ共同”さんには、雑談の中で、かくかくしかじかと話しておいたのでした。

 

この方は、良質の水を求めて伊吹の山麓まで出掛けられることもあるので、「時々この駅に寄っていただければ」と頼んだのでした。これに応えて律義にも何度か立ち寄り、このSLの変遷を伺っていただいていたのでした。

 

こんなところ、数日前に、この奥さまの携帯に電話がかかってきたようでした。「近日に、廃業するから取りにこないか」という信じられない吉報です。さっそく、当方に連絡をとっていただき、購入の意志を確かめられたのでした。

 

否という言葉はありません。以前とまったく変わらない意志を確認され、さっそく、醒が井まで出かけたという次第です。ひょっとしたら、現物は、来週には、広野幼稚園のどこかで子どもたちのお相手をしてくれるこ  とでしょう。

 

s-CIMG3634 s-CIMG3628

s-CIMG3630

 

                                                                        自称 保育バカ