校正に思う

 

広野幼稚園ばかりでなく、多くの幼稚園・保育所で行われている校正とは、保護者に送る文章に期日や内容に間違いはないか、間違っている文字はないかなどがなされていれば、なかなかよくやっているのではという評価がくだされるのが、一般的でしょう。それは、人手の関係もあるでしょうし、また、中には、ご自分の文を直されることを異常に嫌がる方もおられるからです。

 

また、この校正を、一人でやっているか、二人のコンビで取り組んでいるかも、評価の分かれるところです。もちろん、手書き原稿で、原作者の意向を大切にしようとする場合は二人でやるでしょうし、一人でする場合は、編集者の権限が強い場合のことでしょう。その結果として、前者の場合は、文の作成者の個性が強く出るでしょうし、後者においては、文字が統一され、読者にとっては読みやすい文となるでしょう。

 

保護者にお渡しする文面でも、広野幼稚園の場合に限れば、冊子“こどもの広場”の“保育日誌”の場合は、作成者の漢字の使い方が優先されますし、“ほほえみ”などの場合、いろいろな方の原稿が集まって一枚の読み物となるのですから、当然、編集者の意向が強まることは論を待ちません。

 

現在、広野幼稚園が取り組んでいる“全国に向けての教育内容”の発信、保護者には、“随分月日がかかるのだなあ”とお思いの方もいらっしゃると思いますが、自費出版ならともかく、大手の出版社が責任を持って発行する“本”となりますと、慎重なうえにも慎重が期されています。それに連れて、当広野幼稚園では、仕事量は少々増えているのですが、この本造りのための専従者はおりませんので、自分たちがそれなりに分散して、いろいろな仕事に取り組んでいます。

 

今週は、最後の追い込みです。超、忙しいですが、未来に残る(残す)原稿のため、今しばらく、全力で取り組みたいと思っています。                                                                                                                                                                                                                                         自称 保育バカ

出版物のタイトル・表紙のデザインが決定!

 

毎日の食べ物でも見た感じによって食欲を注がれたり、さほどでもないという場合もあるのではないでしょうか。女子の高校生の場合、制服のかわいさによって学校を選ぶという話も結構昔から聞きましたし、現在では、今年の流行語大賞でも話題になった、インスタグラムに投稿されているお料理の画像も、そんな感じがいたします。本を販売する場合も同じなのでしょう。出版会社にとって、大きく言えば、販売量・販売額を決定づける要因なのでしょう。

 

報告が遅れましたが、この本のタイトルと表紙のデザインが、20日ほど前に、ほぼ正式に決定しました。保護者の方々には、幼稚園の南側と北側に、実物大の大きさで掲示していましたので、ご覧になっていただいた方が多いと思います。もちろん、広野幼稚園としては、意見をいう立場ではありませんが、一流のデザイン作家が考えられたものなのでしょうし、立派なものをつくっていただいてと感謝しています。

 

タイトルは、現在明治図書が出版している“小学校1(2・3・4・5・・6)年生の365日の集団作り”の“幼稚園版”として出されるようで“幼稚園 365日の集団作り(日常生活編と行事編)”です。

 

もちろん、小学校の教員向けの指導書ですので、保護者の皆様の目に触れていることは少ないでしょうが、なにしろ、明治図書KKの出版という名にひかれ、小学校の教員で購入される方は多く、なかなかの販売量を誇っているようです。

 

今回、広野幼稚園が出す本の内容は未だ公表はできかねますが、幼稚園(一部保育所)に在籍している2年目以上の保育者たちが、努力の程度は別として、それぞれにがんばって書きましたので、完成する日を心待ちにしていることでしょう。自費出版でない限り、自分の名前が単行本に載ることは、あまり例を見ないことだからてす。                                                                                                                                            園長