5月2017

年中児 月の歌(5月)

5月に入り、過ごしやすい季節となりましたね。

子どもたちも思いっきり外遊びを楽しんでいます。

 

それでは5月の月の歌を紹介します。

おもちゃのマーチ

こいのぼり

茶摘み

すうじの歌

ないしょ話

 

歌う曲も年少の時に比べて難しくなっていますが、

歌詞の意味を一緒に考えたり、この歌はどんな気持ちで歌ったらいいかなと考えながら

楽しんで歌に取り組んでいます。

お家でも一緒に歌ってみてくださいね!

 

うみちゃん

 

 

お母さん いつもありがとう

園内に咲くたんぽぽの花を摘んで押し花にして、お母さんのネックレスを作りましたよ。

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ストローもひとつずつゴムに通しました。

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「お母さん、ありがとう」の言葉を添えて、家に帰ってから嬉しそうに渡している姿が目に浮かびます。

お母さんもきっと喜んでくれたことでしょうね♪

みるくてぃー

安全カードを改善

安全カードの改善と言いましても、たいしたことはないのです。実際はもっと以前に気づくべきことで、今更書くのもおこがましいのですが、こんなこともあるんだという事実を記録として残しておこうと思います。

ランドルト環とは、視力検査で使う〇の一部が欠けている輪(C)のことですが、これを広野幼稚園では昔から教材の一つ(左右の認識の促進)として使っています。このことについては、今回、月刊無料配布誌“あんふぁん”の5月号でも出色だとの折り紙つきで載せていただいたところです。

 

このランドルト環には、もう一つノウハウがありまして、子どもたちから見えるCマークの反対側(裏側)には、隙間が右側にありCと正反対になる形が描かれているのです。今、子どもたちに見せている形がどこ(上下左右)を向いているか、表側を見なくても、分かるようにしてあるのです。

 

ランドルト環の事例を持ち出すまでもなく、時折、子どもたちに読んでいる既製の紙芝居も子どもたちが見ている画面が、裏面だけを見ている保育者にも分かるようになっているのです。それが紙芝居の特徴の一つでもあるのです。

 

このような教材に保育者は親しんでいるにもかかわらず、毎月の1日の安全の日に与える安全カード(当園の自作)には、“表の状態が分かるようにしておく”という考え方が生かされていなかったのでした。

 

常々言ってることではありますが、私たち保育者は子どもたちの指導には、子どもたちがより分かりやすい教材を与えるよう努力して行かなければならない、また、その気配りを心掛けておかねばと改めて思った次第です。

自称 保育バカ

 

宇治市の教育長と市長と懇談の中で

乗り気コラムさんが書いていたことと重なりますが、宇治市の市会議員、鳥居氏のご仲介により、宇治市の教育長との懇談が実現したのはさる10日のことでした。

教育長は、以前から広野幼稚園が収集している子どもの言葉や行動にかなり以上の関心を示しておられたので、9月の朝日新聞、3月の読売新聞、親子情報誌アンファンの4月号など、全国にまたがる新聞や雑誌に掲載されたご報告とその収集の近況をお話しに伺ったのでした。

話し合いを始めてしばらくすると、急用ができたのか、どこかへ電話されている様子、お忙しい方ですので、早々に失礼しようとお尻を浮かせかけたところ「市長がお会いする」というお言葉を聞きました。まったく、予期していないことでしたので驚きましたが、厚かましくも市長室に入らせていただきました。

市長との懇談の中で心に残る話題が三つありました。一つは、子どもの言葉や行動をネット上にあげれば、間違いなく早々にハッキングに会うであろうということでした。そのことについては、自分たちもいろいろ考えつつも、おっしゃる通りだろうと思っていたところでした。

 

二は、話のはずみで出たことですが、黒板よりもホワイトボードが個別の色が出て望ましいのではないかということでした。

その昔、広野幼稚園に在園中で、現在は宇治市の市会議員である木本裕章くんが、“黒板に白いチョークで書いたまる(●)を、保育者が黒丸”と言ったところ、彼が「先生、それは白丸やで!」と言ったという記録が残っているのですが、このような会話が過去の物となるのを惜しみながらも、黒板からホワイトボードへの流れは必須のことかと再認識いたしました。

 

三は、年のせいか、現在、思い出せませんので、またの折りにしたいと思います。

園長

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愛鳥週間

今日から一週間は愛鳥週間ですね。

広野幼稚園にもツバメやたくさんの鳥が遊びに来ていますが、鳥のことをよく知っている鳥博士の小森さんがお話をしに来てくださいました。

愛鳥週間には、たくさんの鳥たちが卵を産み、ふ化をする大切な時期だそうです。

鳥を見つけても大きな声を出さずに、静かに温かく見守っていきたいですね。

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鳥のお話に加えて、小森さんが飼っておられる猫のお話もしてくださいました。

小森さんが鳴かないなあと思っていた一匹の猫はなんとタヌキだったとか!!

そんな面白くてびっくりするお話も聞かせてくださいました。

 

写真を見てなんの鳥かな?とクイズも楽しみましたよ。

 

初めてお話を聞く年中組のお友達のなかにも、鳥をよく知っている人もいましたね。

 

また、外に出ると「ピピピピッ」「チュンチュン」と鳥のさえずりが聞こえてきます。

公園などに出かけたときには耳をすまして鳥の可愛い声を聞いてみてくださいね。

 

小森さん、今日は素敵なお話をありがとうございました。

身にあまる光栄

28年度の秋から朝日新聞に3度、読売新聞、読売英字新聞、そして幼稚園児とママの子育て情報誌「あんふぁん」とどれも全国版に“宇治市の広野幼稚園”と掲載していただくことができ、長年当園が積み重ねてきた「子どもの言葉や行動」が脚光を浴び喜びにたえません。

その上、昨日は、園長先生と市役所に参りましたところ市会議員の鳥居さまに仲介の労を執っていただき宇治市教育委員会の石田教育長さま、岸本教育部長さま、そして山本宇治市長さまにまでお目通りがかなったのです。

お忙しい中、私たちの園での取り組みに興味深く耳を傾けてくださり、本当に身にあまる光栄としか言えません。宇治市で生まれ半世紀以上宇治市に暮らしている私ですが初めて市長室に入らせていただきました。思いもよらない奇跡的な展開に心臓が破裂しそうでしたが、お忙しい中、貴重な時間をいただけたことに心から感謝しております。

市長さま、教育長さま、教育部長さま、そして鳥居さまありがとうございました。

子どもたちの言葉の収集から始まり、園長先生が考案してくださったこのビックデータが子ども理解、保育や子育てそして危機管理にも役立つものであることを改めて素晴らしいと認めていただき感無量の思いで帰路に着きました。

乗り気コラム

年中児、親子遠足で万博記念公園へ!

ゴールデンウィークが明けた今日、年中組は親子で万博記念公園に行ってきました!

お母さんと一緒に行けるということで4月からずっと楽しみにしていた子どもたち。そんな子どもたちの願いが通じたのか、天候にも恵まれ、絶好の遠足日和となりました♪

幼稚園で集合したら、いつも乗っている幼稚園バスではなく、今日は大きな観光バスに乗って出発です!

バスの中では先生たちや二フレルに関する○×クイズもしましたよ。

以前からクラスで太陽の塔や万博記念公園の写真を見ていた子どもたちは、公園に近づいてくると、「あれ太陽の塔や!」と保育者より先に見つけていました!

歩いて公園に向かっている際に「太陽の塔どんどん大きくなってきたね!」と言うと、「太陽の塔が歩いてきてんねや!」と可愛い子どものことばも拾えましたよ♪

万博記念公園についてからは、先に広場に行くクラスと森のトレインに乗るクラスに分かれて遊びに行きました。

広場にはたくさんの海の生き物をモチーフにした遊具があり、子どもたちは大喜び!

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森のトレインでは大好きなお母さんの隣に座って、万博記念公園の中をぐるりと回りました。ガイドの方のお話を聞いて、公園内にある花や、植物、建物などたくさんのことを知ることができ、子どもたちだけでなく、お母さまも楽しそうでした♪

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お昼ご飯は太陽の下で、お母さんの手作り弁当を食べました。

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友達やお母さんと一緒に食べるお弁当はいつも以上に美味しかったようで、みんなニコニコ笑顔でした☆

美味しいご飯を食べた後は、みんなが楽しみにしていた二フレルへ!

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生きている魚や動物を見るだけでなく生き物”に触れる”ことができ、ドクターフィッシュのコーナーでは「キャーッ!」と子どもたちの嬉しい叫び声が聞こえていました。

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帰りのバスではぐっすり眠る姿がたくさん見られました。

保護者の皆様、遠足に来てださりありがとうございました。

今日はゆっくり休んで、また明日元気に幼稚園に来てくれるのを楽しみにしています。

がちゃぴん

舌切りすずめのおばあさんは?

前日に歩き疲れ、足の付け根が痛かったので、本でも読もうかと言うことにしたのでした。手に取った本は“ちゃあちゃんのむかしばなし”。高知新聞に連載されていたという昔話集です。小学生も中学年なら、簡単に読めそうな本です。ただし、内容は一話一話独立していますので、数多くのお年寄りから実地に収集された労作です。

以前に少しは読んでいましたので、途中から読み始めます。2・3話、読んでびっくりしました。

その話は“舌切りすずめ”だったのですが、その内容がまったく別のお話とドッキングしていたのです。それは“若返りの水”というおじいさんが若々しい若者になり、欲張りなおばあさんはこの水を飲み過ぎ、赤ちゃんに戻ってしまうというお話です。この話の中では、舌を切られたすずめは、ふだんから優しかったおじいさんにはおいしいお酒で接待しただけではなく、舌を切ったおばあさんにも同じようなおもてなしをしたのです。

話の結末は、欲張りなおばあさんはお酒を飲み過ぎ、赤ちゃんに返ったという結末は同じですが、優しいすずめはおじいさんにもおばあさんにも同じような接し方をしたというのです。

広野幼稚園は“舌切りすずめ”という話題を非常に大事にしていまして、普通の話の中では、おばあさんは大きなツヅラをもらって帰ると、毒蛇やお化けなどのたぐいが出て来るわけですが、「仮に、小さなツヅラを持って帰ったとしたら、中には何が入っていたでしょう」という問題をすべての先生方にたずねています。

この中で出色なのは、おばあさんの心をよくする煙(浦島太郎をイメージ)が入っていたというのがあるのですが、この昔話を何度もイメージしている私としても、とても想像できないことでした。改めて、イメージの広がりには際限がないなあと感嘆しました。

そこで考えたことは、広野幼稚園の絵画指導を長年に渡ってご指導いただいている奥山先生が、常々“広野幼稚園でも何か新しい技法の発掘を!”のご要望に応えることよりも、何かの昔話と別の昔話をドッキングして新しいテーマを見つけることで、そのご要望に応える道もあるのではないかと思ったのでした。

何しろ、明治の文豪、尾崎紅葉が“鬼桃太郎”という創作話を作っているということに、非常に感動し、昔々のその昔、何十年にも渡って言い続けて来ている人間もいるのですから・・・。

自称 保育バカ

 

東近江市の(豊郷)小学校へ

自分にとって長い間の懸案だった東近江市は豊郷小学校を見学してきました。

昨年のNHKの大河ドラマ“真田丸”が始まる以前に、九度山町の隣にある国の重要文化財

である高野口小学校を見学して以来、今に今にと思っているうちに月日が流れたのでした。

小学校は滋賀県の近江鉄道の八日市市駅から四つ目の駅、豊郷にあります。近江八幡市に

名高い建築物を数多く残す、ウイリアム・ヴォーリズの設計によるもので、国の有形文化財

に指定されているものです。

平成25年頃、耐震設計を施してそのまま使っていくべきか、それとも、新しい建物を建てるべきか、

かなりの議論があったようですが、旧建築物は残したまま、新しい校舎を建て、子どもたちは新しい校舎に、

耐震補強を施した古い建物には、町の文化施設のいろいろ、たとえば、図書館・子育て支援などに使われているようです。

タクシーが着いたところには“ただ今、建ちました”と言わんばかりに左右対称の白亜の洋風建築が輝いて見えます。

自分としては、なぜか、古い木造校舎をイメージしてきただけに、ものすごい違和感があります。“これが?”とキツネに化かされたような感じです。

高野口小学校とは違い、見学は自由です。ウィークデーのことですので、教育委員会(?)などの方々などが執務中です。

仕事の邪魔にならないように静かに見回ります。まず、驚いたのは100メートル廊下、これを雑巾掛けさせられたら、

なんぼ若くて元気のある小学生でも息切れがするのではないかと思いました。ちなみに、後で自分の足で測ったら、

198歩ありました。(ちなみに、2階は169歩でした)

2階に登る階段の重厚な手摺りには、歴代の子どもたちが滑り降りができないように、亀が坂道を登って行くイメージ、

対象物としてのウサギは、居眠りしているポーズの彫刻もありました。

体育館と講堂は別、講堂の床はかすかに傾斜がついていて、舞台の上からも全員の方々の顔がはっきり見えるようになっています。

備え付けの長椅子は重厚そのもの、さすがに年代を感じさせます。2階の床にも少し傾斜がついていました。

さすがに、現存する日本の大手商社の一つ、伊藤忠商事の創設者の出身地、その会社の初期の番頭(専務)を務めた、

丸山氏が私財の大方を投げうって建てられたという、とてつもないスケールの(旧)校舎でした。感動的でした。

園長

 

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太鼓橋をリニューアル!

ゴールデンウィークのあいの日、園庭を見ておられた園長先生が何やら思いついて運転士さんに声をかけておられました。

子どもたちのバランス感覚や協応動作の発達を養う遊具でもある太鼓橋。

ただ太鼓橋が置いてあるだけでは、高さの恐怖心が勝り、なかなか向こう側へ渡れないであろう子どもの心理を読み取り、広野幼稚園では、その下に大木をくりぬいたトンネル遊具を組み合わせて、遊びをさらに促進できるように環境構成していました。

自然物ということもあり、木の一部がすり減ったり剥がれたりと、少しずつ劣化するたびに補修していましたが、時の流れとともにそれだけでは補いきれなくなりましたので、形をかえて使用することになりました。

まずは、太鼓橋を移動させ・・・

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長野さんのチェンソーの腕が光ります。

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山本さんのカンナ仕事も丁寧です!

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二人の息が合った仕事ぶりで、サクサク作業が進みます。一部、子どもの好奇心がくすぐられるような小さな穴が開けられたり。。。

少しカンナを借りて削らせてもらいましたが、刃がしっかり研がれているので、スルスルと木が削れました。道具の手入れも万端です。

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さっそく子どもが寄ってきて、午後から遊べるようになりました。

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一部、形を変えた遊具を見て、園長先生が「何に見えるか。船?宇宙船?」と誰に言うとはなしにつぶやいておられました。

“動物か恐竜の骨?”と思いつつ、保育者の見方によれば、何か造形活動の導入として使えるかもしれないと思ったのでした。

しばらく、子どもの様子を見て、さらに形が変わっていくかもしれません。

子どもが楽しめるスポットができて、連休明けも元気に遊びが始まることを願っています。

Maikka