オオカミがやってきた!! (丸山先生の体育指導で・・・)

跳び箱参観のときにお伝えしていました、丸山克俊先生(東京理科大学名誉教授・日本幼少児健康教育学会会長)がご指導くださる体育遊び教室に、昨日はさくら・ふじ組、今日はうめ・もみじ組が参加しました。私たち保育やもこのような貴重な経験・機会をいただき感謝しつつも、子どもたち同様、“どんなことをするのだろう”とドキドキ・ワクワクしながら当日を迎えました。

まず驚いたのは、丸山先生の大きく、聞き取りやすい声です。

「おはようございます」と講堂に響き渡る声に、子どもたちだけでなく私たち保育者の背筋もピーンと伸びました。

見学に来ていただいた保護者の皆様との挨拶も早々に、早速、準備体操に入ります。

手を使ってグー・チョキ・パー体操をしたあとは、足・からだ全身を使ってグーチョキパーを表現しました。

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次は頭の上、後ろ、お尻の下、片膝ずつ挙げて・・・手を叩きます。

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オットト・・・思わずからだがぐらつきます。

からだがほぐれてきたら、今度は様々な動物に変身して講堂を歩きます。

これは何でしょう・・・

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正解はワニ!!

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これはドラゴンです。丸山先生の指示だけでなく、子どもが変身したい動物を口々に発表しあい動きも考えていました。

私もいっしょにやったのですが、ワニ(匍匐前進)の動きは、大人でも結構体力を使いました。

そしていよいよ丸山先生扮する、オオカミが登場です。やっつける際の約束事も、前もってお話されました。

①マットの上からのパンチは良いが、マットをくぐって、直接からだを叩くのはダメ

②オオカミが「参った」と降参したら、攻撃の手を止めること

以上の2点です。

「オオカミは12時になったらみんなを襲いに来るぞ!」と大きな声で伝えられるや否や、俄然張り切り出す子、ちょっと不安げな表情を浮かべる子どもとその表情は様々です。

「オオカミさん、オオカミさん、今何時」の子どもたちの呼びかけに「今、9時だ」「今10時だ」と徐々に12時が近づいてくると、すぐに逃げ出せるように、子どもたちはお尻を浮かせて今か今かと待ち構えていました。

「12時だ!!」の大きな声とともにオオカミが襲いかかります。「キャーッ」と歓声を挙げて子どもたちは講堂を逃げ回りますが・・・

果敢にマットの尻尾を掴み、オオカミを倒し、パンチで攻撃します。子どもたちの協力のもと、オオカミは降参し、勝利で幕を終えました。

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汗だくになって、子どもたちとオオカミごっこをしてくださった丸山先生、本当にありがとうございました。

遊びながら、からだを動かすことで子どもたちも充実した時間となりました。

普段、「他人を叩いてはいけない」「戦いごっこをしてはいけない」と教えられれているご家庭も多いかと思います。

今回の遊びのねらいのなかには、やって良いこと・いけないことを理解し取り組むこと、そして力の加減を考えることが含まれています。そして実際に、倒れたオオカミに対して、どの程度の力ならば良いのか、子どもなりに加減を考えたり、「もう降参しはったし、パンチしたらあかん」と制止する姿も見られました。

6月24日の年長児父の日参観日では、保護者の皆様ともいっしょに、丸山先生と体育遊びをしたいと思っています。楽しみにしていてくださいね。

今日、座布団を持って帰ったお子さまもいるかと思います。ご家庭でもオオカミごっこで遊んでみてはどうでしょうか。

たくさんからだを動かしたので、ゆっくり休んでまた、明日元気なお友達に会えるのを楽しみにしていますね!!

 

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