園内にタンポポ・スミレが・・・

 

少し遠出をしようかと思っていたのですが、朝起きるとからだ全身が重く、ぐずぐずしているうちに時が流れて行きました。それはなぜか、前日にちょっとした園芸に力(ちから)したからのようでした。

 

昨年からタンポポ(とタチツボスミレ)に凝りまして、せめて満3歳児の子どもたちが摘めるような数のタンポポが園内に広がればいいなと思い、人為的にその敷地を広げているのです。

 

昨日の作業は、昨年度タンポポの綿毛を何個かのプランターに意識的に蒔いておいたものを移植したのでした。「タンポポって勝手に生えているんじゃないの」と思われる方が大方かと思いますが、広野幼稚園には地質(地味?)が合わなかったのか、なぜか育たなかったのでした。

もちろん、何年かに一度は、綿毛をふりまいてはいたのですが・・・。

 

そこで心がこもっていなかったからかと少しは反省し、昨年度は根を大切にしながら(各地の)タンポポを掘り起こし、時間と体力を見計らいながら、50株程度、移植しておいたのでした。おかげさまでどうにか定着するとともに、飛び散った綿毛からも何株かが芽を出し、鮮やかさ黄色で人の目を引き付けようとしています。

 

合わせて、道端では見つけにくいタチツボスミレも少しずつ数を増やしています。“山路来て、何やらゆかし、スミレ草”と確か松尾芭蕉の句だったと思いますが、この小さな可憐な春の草がもう少し園内を彩ってくれる日を夢見て、もう2・3年地道な努力を続けてみようかと思っています。                                                                                                                                                                                                                     園長