望外の幸せ

 

連休1日目の29日、宇治支援学校で授業参観がありました。安定しないお天気という予報を信じ、何となく出掛けてみたのでした。

 

当たりでした。今日もついていました。運動遊びというテーマに曳かれ、3年2組を参観させていただきました。即座に参考にすべき点が10項目ほどありました。列挙してみましょう。

 

当園でいうところのオープン・ザ・ドア。入園当初の子どもたちの心に安心感を与えようとしているものですが、横書きのカードにこの日の予定が上から順に貼ってあります。

 

続いて、出欠をとるべく一人ずつ名前を呼ばれる訳ですが、先生は一人の名前を呼ぶと同時に、その子の名前のフラッシュカードを提示されていました。難しく言えば、言葉と文字をマッチングさせていたのでした。

 

またその後には、子どもたち全員が先生に続いてその子どもの名前を呼ぶのです。2度出欠をとっている感じになりますが、これなら、比較的早くクラスの子どもの名前を覚えるであろうと思いました。

 

その後“今日も元気で遊びましょう”などとみんなそろって言う訳ですが、この言葉と同時に、今度は手も動かされていた(手話)のにも感動しました。

 

運動遊びは、別の部屋(小さなホール)で行われました。この部屋での活動は全員裸足です。なるほどと感心させられました。まず初めは、大きな箱の底と蓋を取り外して作ったキャタピラ。この中に子どもが入ってある地点まで這って進みます。ただ這うだけならさほどおもしろくありませんが、前が見えないキャタピラだこそ心が躍るのでしょう。

 

場のセッティングが変わり、3か所で、よじ登り、跳び降りるという運動が展開されました。45度はあろうかという急坂(クッション性のある平均台)を登り、2メートルほどの高さから跳び降ります。床には体操選手が着地するような厚手のマットが敷いてあり、安全です。(勇気と決断力は必要です)

 

専門的に言えば、感覚(神経系)を鍛えることをメインに考えておられるのでしょう。また、大きな筋肉を発達させようともされているのでしょう。一つひとつの運動の裏に潜む、指導の真の目的の深さを感じました。

 

また、それに伴って、子どもたちの足の指の形・動きに感動しました。この頃の幼児教育では、土踏まずの未形成、外反拇趾・内反小指のみならず、重ね指・浮き指・寝指・   などが問題になっていますので、その対処方法としても参考にしなければならないと思いました。

 

最後に、指導の先生がおっしゃった言葉「今日の運動遊びの勉強を終わります」という言葉に、何となく共感を覚えました。

自称 保育バカ