1月2016

ありがとうございます!

新年早々暖冬と騒がれていましたが、昨日から急激に寒くなってきましたね。けれども、幼稚園に来る子どもたちは毎日元気に園庭で遊んでいます。

また、来月開催される音楽発表会に向けて、運び込まれてくるさまざまな楽器に触れ、楽しんでいる子どもたちです。

 

さて、広野幼稚園には昔から保管されている童謡の本がたくさんあります。

夏休み期間中に、その本や園長先生が購入してくださった合田道人さんという童謡の解説書を出版した本を参考に、普段子どもたちが歌う「月の歌」の意味や作られた背景を音楽の担当の先生を中心に調べて参りました。

しかし、その本に掲載されている童謡は昔ながらの曲ばかり。果たして、若い先生はこの全曲を知っているのだろうか・・・?と疑問に思い、園長先生が職員の先生達に調査をして下さいました。するとなんと、100曲中半分以下しか知らない先生が多数いたのでした。そしてそれを見兼ねた園長先生が、少しでも各先生の曲のレパートリーが増えるようにと考えて下さったのでした。

そして、H先生がエクセルで曲目をリストにし、その曲名の横に「♪」という欄を追加し、そこを押したら音楽が聞けるというとても便利な表を作成して下さいました。

これで知らない曲や、曲名は知っていてもメロディが思い出せない…という時でもこのボタン一つで簡単にどういう曲かすぐに聴くことができますね。

H先生には、感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます。

私たち保育者は、これからH先生の苦労を無駄にせず、その表を有効活用していきたいと思います。

 

 

ベルちゃんのともだち

京都府新規採用教員研修会 修了証交付式

2015年4月から10回に渡り行われた「京都府私立幼稚園新規採用教員研修会」も昨日、13日で最後を迎え、

無事に修了証を頂くことができました。

この修了証を頂くことが出来たのは、園長先生をはじめとする諸先生方が

研修会に快く送り出してくださり、支えてくださったおかげです。

温かく見守ってくださり、理解してくださった保護者の皆さまや子どもたちにも

感謝の気持ちでいっぱいです。

また、毎回役立つ研修を用意してくださった京都府私立幼稚園連盟の先生方にも心より感謝申し上げます。

研修を終えて思ったことは、毎回中身の濃い研修をしていただけたということです。

子どもに対する姿勢や保育のあり方、幼稚園教諭として大切なこととは何か、

ということを教えていただきました。

今年度から、修了証に京都府知事の山田啓二さんの角印の入ったということで、幼稚園教諭の免許状を

頂いた時のことを思い出し、気が引き締まる思いになりました。

研修会で学んだことを今後の保育に活かしていけるようにしたいと思います。

また、たくさんの方の支えがあってこそ今の自分がいるということを意識し、

初心を忘れることなく素敵な保育者になれるよう日々精進していきたいと思います。

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りんごちゃん

 

 

好きなのな~に

一段と肌寒くなりましたね。そんな寒さに負けず、

元気いっぱいな子どもたちの声を聞くと嬉しくなります。

さて今日は、いちご1組2組の子どもたちに好きなイラスト「好きなのな~に」と

聞いてイラストを選んでもらうことに・・・

イラストは乗り物・動物・食べ物・花のジャンルを集め88種類とたくさん用意しました。

バス・船・くま・みかんなどが子どもたちに人気かなと保育者は予想していました。

結果、意外なことに誰一人いませんでした。

そして誰も選ばないかなと思っていたメロンパン・ヤドカリ・ヒトデ・スズムシと

選ぶ子どもが続々と・・・驚きです!

子どもと大人の視点の違いに改めて面白さを感じたのでした。

今日の発見で、子ども自身が何かを選ぶということを

保育の中で、もっともっと取り入れていきたいと思いました♪

 

ストロベリー

カルタ大会

今日は10時から年長児の“カルタ大会”が行われました。

年長児全員が、講堂に集まり一組のカルタを対戦相手と二つに分けて並べるのですが、全員が並べ終えた様子は壮観です。

読み手の「笑う門には 福来たる」の空札から始まります。

子どもたちの表情は真剣そのもので、一枚目のカルタの読みを心待ちにしています。

読み手は同じ札を3回読みますが、子どもたちは1・2回目でカルタを取り、3回目は次の札の合図とするので、読んだ瞬間に場内が静かになり次の読み札に耳を傾けます。その姿は、幼稚園児とは思えないほどの集中力を見せてくれます。

大会の締めくくりは対戦相手と健闘を祝して、握手をし「ありがとうございます」と挨拶を交わしました。

今日のカルタ大会では、1回戦・2回戦を行いました。

明日は勝ち残っている子どもが、3回戦・準決勝・決勝と行います。

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広野幼稚園では子どもたちの教育の上でもカルタ遊びを重要に考えております。

年少で2種類、年中で5種類、年長で5種類ものカルタと関わりを持ち「言葉の美しさ」や「リズム感」を体で感じ取ってくれればと願っております。

 

 グーちゃんママ

 

 

阪神大震災から21年目

21年前の1月17日、神戸を中心に大地震が起こりました。

21年前と言うと、今年二十歳で成人式を迎えた方々が生まれられる前の

出来事になるのですね。広野幼稚園にも、肉親を亡くされた方や物心が

はっきりついたご自分が直接体験された方も在籍していただいています。

 

昔から災害は忘れたころにやってくると言われていましたが、

現在では、忘れぬうちにやってくると自覚しておいたほうが良いようです。

 

広野幼稚園も保護者の皆様の大切なお子さまをお預かりしていますので、

月一回の避難訓練だけでなく、常日頃から非常時の安全について心からして

おかなければなりません。

 

その一環として、来る15日には総合避難訓練を行いますが、

この日は、非常時に備えて備蓄している非常食を、昼食として食べていただくことに

なっています。非常食と聞きますと、すぐに頭に浮かぶのは量が不十分だとか、

質がお粗末だとか頭に浮かべられると思いますが、広野幼稚園では少し

変わった考え方をしています。

 

それは、所定の非常食を味わっていただいた後に、プラスαを提供するのを

常としています。と言いますのは、本当の非常時のことを考えれば甘すぎるかも

知れませんが、何も今特別、ひもじい思い(一食程抜いても大丈夫でしょうが)を

させなくてもよいのではないかと考えているのです。非常食の後には、

アンパンやクリームパン、ジャムパンなどを食べても許されるのではないでしょうか。

 

「甘い」とお考えの方も多いと思いますが、広野幼稚園の子どもたちは

この日に限って食を制限せずとも、自制心やおもいやりの心は十分に持っていると

思いますので、よろしくご了承ください。

 

最後に、阪神大震災当時に広野幼稚園の子どもたちが発した思い出の

会話の一部を載せさせていただきます。

 

* 鍋パーティーの日のことです。
温かいお汁を食べながら 「おいしいね」と子どもたち。
そのようななか、KくんとMちゃん
「神戸の人にもあげたいな」
とても温かい言葉でした。

 

* 阪神大震災のニュースを見ながら、地震で家が壊れて食べる物もおふとんもない人がいるということを話していると、
「テレビからひょいと出ておいで!」と画面に写っている人達に向かってYが言いました。

 

 

造形のデイリープログラムに、子どもたちの絵をぶら下げる

連休3日目に、どうにか、痛みは薄らぎました。あしたからは、

また、どうにか、“子どもとともに”の生活が送れそうで、ほっとしているところです。

 

さて、前々便の続きですが、クラス担任から提出された造形デイリープログラムを

見ている途中で、思いついたことがありました。それは、このプログラムの

データーの中に、このプログラムに基づいて描かれた子どもたちの絵を、

何点かぶら下げてはどうかということでした。

 

このところ、30年近く前から残している卒園児たちの絵のデーター化を

進めていましたが、その入力がほぼ終わり、一人の講師の先生のもと、

近々再選出を行う予定です。これが終わりますと、平成28年度以降の作品展に

向けての指導の強い基盤がまた一つできあがったことになります。

 

一つの大きな保育内容の向上事業が一段落した今、

次の基盤作りとして考えられるのは、上記の方法しかないであろうと思ったのです。

昔から“地について乱を忘れず”という言葉もあります。

 

加えて、このデータ作りはそれほど難しいものではありません。

現在自分の手元にあるB4縦のデータ(ワード入力)に各担任が

デジカメなどで撮影した現役の子どもたちの絵を付け加え、これに目次さえ作れば

十二分に役立つ書類となるに違いないということです。

 

加えて、前々便で述べた、数年前までのリストをこのやり方で活用すれば

言葉では説明できない造形教育のレベルを維持するうえでの

重要なデータとなるであろうということです。

 

時代は完全に移り変わっています。昔のワープロや容量が小さかった時代の

パソコンではできなかったことが、考え次第で、幼稚園の宝物(財産)として

復活してくるのです。長年に渡って積み重ねてきた退職した先輩たちの書類や

絵が日の目を見るということは、若い日に広野幼稚園の保育向上の一端を

担っていただいた方々への無言の贈り物にもなるのではないかと喜んでいます。

 

園長

初体験!

園長先生が、ご自宅にあった鏡餅を幼稚園に持ってきてくださり、今日、どんぐりくらぶの子どもたちと鏡開きを行いました。

「神様が宿っているとされる鏡餅には、刃物を使わないで叩いて開くんだよ。神様との縁が切れないように、“切る” とか “割る” っていう言い方をしないんだって」そんな説明をしながら、少し硬くなったお餅に金槌をあてていきました。

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「それ、何?」と、金槌を初めて見た子どももおり、そういえば家でなかなか金槌を見る機会ってないかもしれないなあと思ったのでした。

「実は、先生、初めて鏡開きするから楽しみ」と話していると、去年から続けてどんぐりくらぶに通っている年長児は「僕、したことあるで!」と得意顔です。

なかなか割れない鏡餅に「先生、反対側の尖っている方でやってみていい?」「少し、割れ目があるところをねらってみよう」「両手でした方が力が入るで」「裏返してもやってみるわ」と、どうしたら割れるのかあの手この手と考えて、ようやく開いた時には拍手が上がりました。

一度、半分に小さくなると、後は容易に細かくなっていき、給食の先生にお願いしておぜんざいにしていただきました。

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お迎えに来られたお母さんから「家では食べないのに幼稚園では食べるんですね」とお聞きし、やっぱりみんなで食べる雰囲気は美味しく感じるのかな?とうれしくなりました。

今年も無病息災、元気な体で楽しく幼稚園にきてくれますように・・・

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Maikka

3連休に

あけましておめでとうございます。

今年も皆様方に取りまして素晴らしい年でありますことを祈念申し上げます。

 

お正月休みが終わったと思えば、すぐに、3連休。

普段なら、何か休み癖がつくようであまり喜ばしいとも思わないのですが、

今年は違いました。なぜかと言えば、始園式に着ぐるみで出場した後、

階段から足を踏み外して、2・3段転落し、しこたま尾てい骨を打ち、

即座についた右腕(肩)に結構厳しい痛みが残ったからでした。

 

そこで、予定を変更し、昨年度から今に残っている

作品展の指導案の校正に取り掛かったのでした。広野幼稚園というところは、

結構“継続”という言葉を大切にしている園でありまして、

この各担任たちからの提出も、ほぼ30年間続けているものです。

 

各クラスにおいて、その年の一年間で子どもたちが乗ってきて

担任自身も一番満足した指導を1枚だけ提出するというものです。

結果を指導案という形で残します。失敗したことでもあたかも

成功したように書くというのが原則ですので、担任も書きやすいのではないかと思っています。

 

月日の積み重ねはありがたいもの、これらの書類も一学年で200枚になんなんとしています。

一人一枚、30年間で30枚、5クラスあれば、30×5=150枚、

昔はもっとクラスがありましたから、数的にはこんなものでしょうか。

 

これらの指導案を見続けてきましたので、今風のコピペであるかどうかはすぐに分かります。

また、新しい風(導入時、材料、技法)に関心をもっているかとか、厳しく言えば、手抜きはなかったとか・・・。

 

日本の多くの幼稚園・保育園が、立体的な箱製作でお茶を濁すという風潮に対し、

一つの防波堤の役割を果たそうと(それほどのこともありませんが)、

広野幼稚園は平面的な絵画活動中心の保育を続けています。

 

今後も、しばらくはこれを続けていきたいと思いますので、

保護者の皆様の絶大なバックアップをお願い申し上げます。

 

園長

3学期が始まりました!

今日からいよいよ3学期のスタートです。

登園した子から先生やお友だちに「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」と

元気いっぱい挨拶をしていて、にぎやかな朝となりました。

3学期のスタート…ということで講堂では始園式が行われました。

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講堂の舞台の上には、鏡餅・門松・凧などお正月に関係するものが飾られていました。

川上先生が、「今年は何年か知ってるかな?」と尋ねると、みんな大きな声で「申年!!」と答えてくれました。

始園式では、いつも園長先生がお話しをしてくださるのですが、今日は園長先生の姿がなかなか見えません…

どこに行ったのだろう…とみんなが心配していると緞帳が揺れているのに気づき「あ!園長先生、あそこちゃう??」と

子どもたちの声がザワザワと聞こえてきたので、「みんなで園長先生を呼んでみよう!」という川上先生の掛け声から

声をそろえて、「園長先生~!!園長先生~!!」と呼び続けると・・・

少しずつ緞帳が開き、園長先生!!……ではなく、今年の干支であるお猿さんが遊びに来てくれたのです!

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お猿さんの登場に、みんなは大喜び!!!舞台から降りてみんなに挨拶をしてくれました。

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みんなも元気いっぱいお猿さんに新年の挨拶をしていました。

お猿さんが帰られてから園長先生も来てくださり、無事に始園式を終えることができました。

3学期も、子どもたちの元気いっぱい、ニコニコ笑顔をたくさん見れるように頑張りたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。

りんごちゃん

 

狂い咲き

子どもたちよりも早く冬休みを終えて、3学期が始まった先生たち。カリキュラム検討会をしているときに、園長先生から「アネモネが咲いているのを知っていますか?」と教えていただきました。いちご組横のプランターに可憐な赤い花が一輪、咲いているのです。

ニュースでも、この暖冬の影響で、さくらが咲いたりつくしが芽を出したりしているそうですが、広野でも一足早く出てきたようです。狂い咲き・・・というそうですが、なんとなく「狂」という漢字のもつイメージから、その呼び方があまり好きになれないのは私だけでしょうか。。。返り咲き、二度咲き・・・と、他にも呼び名があるようですが、もっと違う呼び名があればいいのにな、と思いました。

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出勤すると、職員室の机に、園宛に届いた年賀状が振り分けて置いてありました。在園の子どもからだけでなく、卒園した子どもからのものもありますので、懐かしい気持ちになって1通、1通に目を通していますと、ふと目に止まった写真がありました。

ご兄弟で広野幼稚園に通っておられた方からの年賀状の写真に、開花したアネモネが写っていたからです。

卒園した後、「春休みの間にアネモネが咲いたよ!」と教えてくださる方は今までにもいらっしゃったのですが、年賀状で報告をいただくのは初めてです。1年生の子どもだけでなく、4年生のお姉ちゃんが持って帰ったアネモネも咲いたとのことです。卒園して何度も幼稚園のことを思い出してくれていることが伝わって、とても心が温かくなりました。

みなさん、いつでも幼稚園に帰ってきて笑顔を咲かせてくださいね!

Maikka