阪神大震災から21年目

21年前の1月17日、神戸を中心に大地震が起こりました。

21年前と言うと、今年二十歳で成人式を迎えた方々が生まれられる前の

出来事になるのですね。広野幼稚園にも、肉親を亡くされた方や物心が

はっきりついたご自分が直接体験された方も在籍していただいています。

 

昔から災害は忘れたころにやってくると言われていましたが、

現在では、忘れぬうちにやってくると自覚しておいたほうが良いようです。

 

広野幼稚園も保護者の皆様の大切なお子さまをお預かりしていますので、

月一回の避難訓練だけでなく、常日頃から非常時の安全について心からして

おかなければなりません。

 

その一環として、来る15日には総合避難訓練を行いますが、

この日は、非常時に備えて備蓄している非常食を、昼食として食べていただくことに

なっています。非常食と聞きますと、すぐに頭に浮かぶのは量が不十分だとか、

質がお粗末だとか頭に浮かべられると思いますが、広野幼稚園では少し

変わった考え方をしています。

 

それは、所定の非常食を味わっていただいた後に、プラスαを提供するのを

常としています。と言いますのは、本当の非常時のことを考えれば甘すぎるかも

知れませんが、何も今特別、ひもじい思い(一食程抜いても大丈夫でしょうが)を

させなくてもよいのではないかと考えているのです。非常食の後には、

アンパンやクリームパン、ジャムパンなどを食べても許されるのではないでしょうか。

 

「甘い」とお考えの方も多いと思いますが、広野幼稚園の子どもたちは

この日に限って食を制限せずとも、自制心やおもいやりの心は十分に持っていると

思いますので、よろしくご了承ください。

 

最後に、阪神大震災当時に広野幼稚園の子どもたちが発した思い出の

会話の一部を載せさせていただきます。

 

* 鍋パーティーの日のことです。
温かいお汁を食べながら 「おいしいね」と子どもたち。
そのようななか、KくんとMちゃん
「神戸の人にもあげたいな」
とても温かい言葉でした。

 

* 阪神大震災のニュースを見ながら、地震で家が壊れて食べる物もおふとんもない人がいるということを話していると、
「テレビからひょいと出ておいで!」と画面に写っている人達に向かってYが言いました。