マルチングって?

このところ、少々園芸に時間をとっていますので、昔覚えた言葉や技術を思い返すことが多々あります。その一つにマルチングがあります。

 

マルチングとは、畑地に育てたい種を蒔いたときなど、育てたいもの以外のもの(いわゆる、雑草など)が生えて来ないよう、薄いビニールなどで表土を覆っておくことです。

 

話は少し飛躍しますが、広野幼稚園の東面には多くの樫の木が生えています。この樫の木からは、毎年の春、多くの樫の葉が落ちて来ます。樫の葉は葉肉が厚く、堆肥の一つ、腐葉土としては最適です。例年、あるところに積み重ねて保存し、その上に薄く古土を乗せておきますと、ほどよい腐葉土が出来上がり、古土の再生に役立たせています。この樫の葉を、マルチングの素材としても活用してみてはいかがかなと思っているところです。

 

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たとえば、ほぼ1か月前に差し芽をしたアジサイ。今では、無事発根し、少し大きめの植木鉢に7・8株移植してその生長を楽しみにしているところです。このアジサイ、非常に水を好む植物で、極度に乾燥を嫌います。

 

そこで、表土からの水分の蒸発をできるだけ押さえるために、樫の葉を敷き詰めてはどうかと思いついた次第です。直射日光が当たらないだけでも随分違うように感じます。

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また、マルチングに使った樫の葉は、月日の経過とともに水分も抜け、パリパリに乾燥しますと、そのまま、植木鉢やプランターの土に鋤き込むことができ、古土の再生が促進され、来年の春にはパンジーなどもいつの年よりもきれいに咲いてくれるかも知れません。

 

少し、難しいことを書きましたが、今の満3歳児が年長児になるころには、差し芽したアジサイがおしとやかに静かに開花してくれるのを楽しみにしています。

                                            自称 保育バカ