アンラッキーだった日①、②、③、④

 

早朝に家を出たにもかかわらず、大垣に着いたのは10時15分を過ぎ、①あいにく、目的の樽見線が出発した5分後のことでした。次の電車は、40分程度待たなければなりません。日本の三大桜(?)の一つ、根尾谷の薄墨桜を見に行こうとしていたのですが、これはたまらんと行き先を変更し、その途中にある西国33カ所の結願の地、谷汲山華厳寺を目指すことにしたのでした。

 

この樽見線の途中にあるのであれば、何も行き先を変更することもないではないかと思われるでしょうが、谷汲山なら、ほぼ平行して走っている養老電鉄の揖斐線でも行けるということを、瞬時に駅員から聞き出し、少し離れたプラットホームに急いだのでした。

 

揖斐線の沿線には特筆すべきものは何もありません。終着駅についても谷汲山へのバスがすぐに発車する訳でもありません。それでも20分程度待って何とかコミュニティバスに乗ることができました。

 

②途中残念だったのは、かなり大掛かりな“谷汲ゆり園”というところが、明日の5日から開園されるとのことでした。たった一日違いでも見えないものは見えません。ちなみに、谷汲山に到着したのは、大垣駅で次の樽見線の列車を待つよりも早く到着できたので、少し心穏やかになりました。

 

バスのターミナル駅から華厳寺の門前まではそれほど背が高くない桜並木が続きます。その昔、一度来ただけですが、テレビなどで見ていますので何度も来ている感じです。菊の花が浮かび出る菊花石は有名ですが、③値が高く手も足も出ません。

 

時間は11時前というのに参拝客はまばらです。この頃では33カ所巡りもバスりツアーで来る人が多いのでしょう。白いおいずるを来て観音巡りの軸を持っている人にはまったく出会わなかったのには驚きました。

 

帰りは念願の樽見線、線路幅は“狭軌”です。単線ですので、北行きが来れば薄墨桜、南行きであれば大垣へカムバックと決めていたのですが、④付いてないときはこんなもの、来たのは大垣行きでした。水の都、大垣市内を散策し、雨に逢わないうちにと帰路につきました。

        園長