一冊の絵本との出会い(再来年度のため)

 

 

未来に明るさが見えにくいと言われがちな現在ですが、広野幼稚園はいつも通り元気です。自分たちの職場の本拠地である職員室には“来年のことをせねば、鬼に笑われる”というキャッチコピーが掲示してあることは知る人ぞ知ると言うところですが、昨日の夕方、まったくその通りの事実がありました。

 

ある業界誌を見るともなく見ていますと、目に飛び込んできたのは一冊の絵本の表紙でした。“はしれ!ウリくん”という題名です。金の星社の出版物です。出版社名を見たとたん、「それほど悪い本ではない」と直感しました。出版社にとっては、これも一つの信用でしょう。

s-走れ!ウリくん

 

即座に、購入を決断しました。なぜかと言えば、それは、来年度が戌年で、再来年度が猪年だからです。“どうして”と思われる方も多いかと思いますが、干支に関する絵本の中で猪が主人公として登場する絵本は極端に少ないのです。ないに等しいと言っても過言ではないほどです。自分の心の中は“やったぞ”という大きな喜びがあります。

 

たかが一冊の絵本、されど一冊の絵本です。この絵本は、1年後のお正月前には、どこかのクラスで読み聞かせが行われていることでしょう。

 

喜びのあまり、何かの用事で事務所にやってきたY先生にこのことを話しますと満3歳児に購入していただいていた昨年度の学研の月刊誌の中に“猪の本”がありましたという情報をもたらしてくれました。ここらが保育のおもしろさの一つであり、また、話し合い“ホウレンソウ(報告・連絡・相談)”の一つの成果でしょう。

 

さっそく持ってきてくれましたので、読ましてもらいますと、月刊誌にしてはそれなりのレベルの本でした。1年半後のどこかのクラスでの読み聞かせの様子が目に浮かびます。

自称 保育バカ