新電力?

電力やガスがご家庭でも自由化になったという話はお聞きになったかと思います。当幼稚園でも3・4年前から高圧電流を低圧に変える装置、キュービクルの管理を関電色の濃い関西保安協会から民間会社の日本テクノに変更したり、子どもたちにも分かるお日さま表示板を設置することで電力の“見える化”を進めてきました。勤務していただいている先生方のご協力もあって、いわゆるデマンド料金の基準値は現在42キロワットという水準を維持しています。

このことからも、電気については、時流に乗っている、あるいは先だっていると自負していたところ、30年来の知己である方の紹介で、大塚商会という会社の一部門の助言を聞くことになりました。

最初のうちは、尻込みしていたのですが、よく話を聞いてみると、私たちが神経質に管理しているデマンド設定が、たとえ今の設定値を何度か越えても、関電の方式に比べ約1年遅れで適応されるため、管理する側に余裕ができること、また、幼稚園はじめ、一般の会社では、季節的にあまり電気を使わない電力の余剰期にも、高い時間の電気代を払い続けねばなりませんが、この会社のシステムだとそうでもない、また、年間の電気代もいささかお安くなるのではないかという、話が舞い込みました。

紹介者が信用できる方であっただけに真剣に聞かせていただいているうちに、徐々に納得度が増し、話が弾み出すと、広野幼稚園の蛍光灯のLED化が進んでいるように感じているが遅れているのではないかという厳しいご意見も飛び出しました。“何をおっしゃる○○さん”の言葉通り、心外なお話です。当園では、1SO14001(国際環境規格)でも認証寸前の第二者監査までは10数年前に取り組んでいましたし、地球環境の維持については、それなりの配慮を怠っていないと思っているにもかかわらず・・・。

話の結末は、この夏を前に一段の省エネ化の実現を目指し、一部だけでも蛍光灯の入れ替えを行おうかと思案中です。       園長