11月2016

出勤簿の大幅な改善

 

 

デジタルが全盛期を迎えています。何事もデジタルでなければ時代遅れと言われそうな時代です。

 

広野幼稚園は、幼稚園としては、かなりデジタル化が進んでいるほうだと思いますが、それでも一般の社会から見れば随分遅れていることでしょう。

 

アナログの代表格としては、講堂の一隅に置いてあるホワイトボードです。この“今日のお休み”欄には、ご存じのように、毎日各クラスから個人の顔写真が提出され、貼られています。これを見れば、すぐに、この園の子どもたちの出欠席状態が把握できるようになっています。これは、デジタルデータだけでは限られた方にしか人目に触れなかったため、インフルエンザのなどの発生状況でクラス閉鎖をするか否かの判断が遅れたという過去の失敗を生かし、デジタルとアナログを平行して行っているという事例です。

 

広野幼稚園の“子どもたちの出席簿”は一応デジタル化されていますが、“先生方の出勤簿”は未だにアナログです。毎日、出勤しますと、個人印を押してもらっています。この出勤簿が完全デジタル化されました。中途半端ではありますが、関心をお持ちの方はお聞きください。

 

ある日のこと、いつものようにボサッとしていますと、“あれっ”と思ったことがありました。出勤簿です。年間の日曜表は、毎年曜日が変わりますので、出勤簿には日曜・祭日が表記されていません。各人は自分の出勤日に印を押すだけではなく、日曜・祭日にも印を押さなければならないのです。この時間をカットできたらと思ったのでした。

 

そこで、広野幼稚園で一番パソコンに強いS先生に相談を持ちかけました。完全デジタル化ではなく、一部アナログを交えてもいいから、ということでした。

 

すると、S先生はその日、数時間のうちに、完全デジタル化した出勤簿を作ってくれました。先生方の中には、自分の保育だけではなく、こんなこともやっていただいているという事例として取り上げさせていただきました。

 

園長

第1回、ブラタモリの跡を追って

豊臣秀吉はほぼ天下を統一した天正19年(1991年)、京都の町を外敵の侵入や河川の氾濫から守るため、本拠地、聚楽第を中心に四方22キロに及ぶお土居と呼ばれる堤防(城壁?)を完成させました。お隣中国の“秦の始皇帝が築いた万里の長城”を小さくしたような考え方です。

 

このお土居は、現在、京都市内の各地(9か所)に点在しています。簡単にわれわれの目に触れるところでは、北区の加茂川中学校の西、大宮交通公園内などがありますが、今にして思えば、高さや幅も“まあこんなものか”と思う程度のものです。

 

11月のある日のこと、千本北大路の西北、左大文字の山ろくで、姿を消していたお土居跡の発掘調査が行われ、その現地説明会が行われるということなので、朝の9時半には、市バスに乗り込みました。

 

現場を見て感じたことは、やはり豊臣秀吉のすごさでした。今まで見てきたものは、やはり飾り物程度でした。本物のお土居の周りは犬走り(幅は2.6メートル)に囲まれ、その下には空堀があります。堀の幅は約8メートル、深さは4メートル以上で、犬走りより上に積まれた土塁の高さは9メートル、堀の底から眺めれば、現代建築では、何とビルの3階以上です。

 

このような工事を聚楽第を中心に四方22キロに及ぶ大工事をたった4か月で完成させたとは、私の祖先も多分この工事で働かせられていたのではないかと思うと、さすが秀吉ファンの私も胸が痛みました。

 

この後、鷹が峰のお寺の紅葉でも見ようかと思い、なおも北を目指しますと、第1回のブラタモリで出てきた一つのお土居に出会いました。ここはスケールの点で少しばかり、往時の面影を残しています。

 

管理されている前のおまんじゅう屋さんでカギをお借りし、お土居の上に登ったり、犬走り的なところまで降りてそのスケールの大きさを体感させていただきました。秋の木々の紅葉も見られ、大満足でした。

 

その後、ブラタモリの映像を思い浮かべつつ、京都の北に点在するお土居を巡り、そのスケールの大きさの一端を体感いたしました。

園長

 

追伸     この見学で、この4・5年内に見た豊臣秀吉の遺跡(の発掘現場)は、自分の家の近くの聚楽第、宇治川右岸の太閤堤、伏見桃山の指月城趾、今回のお土居跡の合わせると4か所、

改めて、豊臣秀吉という人物が京都に与えた影響の大きさを実感しているところです。

 

 

 

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第2回ぱれっとひろば

今日の後期ぱれっとひろば2回目は、前回の “わーお” の体操で見た、楽しそうなお子様の笑顔がもっと見たくて、親子で触れ合う時間を多く持ちました。

子どもたちに人気の絵本 “だるまさんが” を読んだ後に、「次はだるまさんがどうなるかな?」とマジックボックスから取り出したカードを見て・・・

「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」

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「ブラブラ~!」

お母さんに抱っこされて、ブランコのように体が揺れて、キャッキャと声が上がります。

続いて「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」

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「なでなで~♪」

頭をなでなで、背中をなでなで、ほっぺをなでなで。子どもたちの表情は、くすぐったいだけではない満足の笑顔で溢れていました。

フープを使った遊びでは、ドライブを楽しみながら赤信号の合図にピタッと止まったり、黄色信号の合図ではキョロキョロと左右を見てみたり、少しルールのある遊びにも取り組みました。

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動の活動の後は、静の活動で心を落ち着けて、かんむり作りをしました。

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卵型ハンコをパカッと割った後は、ポンポンとスタンプを押していきます。ポンポン押したり、ポンポンポポポーン、ポーンポンと押したり、リズムを変えるだけでも単純な活動がリズム遊びに変身します。

今日は、擬音語をたくさん聞いて、連想する動きで親子のスキンシップをはかりましたが、日常的な会話の中でも「雨がしとしと降っているね」「今日の雨はざあざあ聞こえてるよ」など、擬音語の違いを耳にすることは、子どもの表現力にもつながりますので言葉のシャワーをたくさん投げかけてあげてくださいね。

道具が何もなくても、大好きなお母さんとの触れ合い遊びが大好きな子どもたちですので、家でもこの擬音語でどんな遊びができるかな?と、想像を膨らまして楽しんでくださいね。

次回のぱれっとひろばは12月2日(金)です。終わったばかりなのに、みなさんと遊ぶのがもう待ち遠しいです♪

Maikka

ゆり・れんげ組 八幡こども動物園にリベンジ!

先日、八幡こども動物園へ園外保育に行こうと向かいましたが、現地に着くと雨がポツポツ…

残念でしたが、その日はドライブを楽しんで幼稚園に引き返すことにしました。
2度目の今日は、たくさんのてるてる坊主のおかげでお天気にも恵まれ、念願の八幡こども動物園に行くことができました。

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動物園に着くと「きれいな鳥さんがいる!」「やぎさんもいる!」と子どもたちは大喜び!

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そして、喋る九官鳥も子どもたちに大人気でした。
「おはよう」「ハロー」「何してるの?」と一生懸命話しかける姿はとても可愛らしかったです。

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動物園を出てからは、向かいの公園にどんぐりや落ち葉拾いにいきました。
幼稚園にはない大きなどんぐりもありましたよ。

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今日はとても楽しい遠足となりました。
ゆっくり休んで、明日もまた元気に登園してくださいね。
付き添いに来てくださったフリーの先生、運転士さんありがとうございました。

 

chocolat

ネット上のご意見を参考に

広野幼稚園というところは講習会(研修会)好きですので、夏期保育期間を中心にいろいろなところへ出向きます。特に、感性を養わなければならない絵画の研修会は、一人二人だけが参加するという伝達講習では、他の方々にほとんど影響を与えないということで、毎年、多くの先生方が出席しています。

 

その他、地域の幼稚園が集う研修会や教材業者が行う全国的な研修会、義理もからみ、役に立たないと思いながらも参加する会はかなりの数に上ります。ここらの時間やお金の使い方は、他の業界の方々にとって理解できないことではないでしょうか。

 

さて、今回、朝日新聞で、自閉スペクトラム症の方々の記事の前置きにも使っていただきましたのをチャンスとして、ネット上でのいろいろなご意見をのぞかせていただきました。               支援を必要とする

 

ネット上では、専門的な方々ばかりでなく、こういうお子さまをかかえて悩んでいる保護者、専門家の方々、一般の方々など、多様な方々のご意見を拝聴でき、非常に有意義な時間を持つことができました。

 

話は新聞記事に戻りますが、記事中のマンガにありました「習ったところを音読してきてください」という先生の指示に「今まで習ったところ全部を音読してきてください」と子どもが受け取るなど、この記事の発火点となった広野幼稚園としてもまったく想像もつかない言葉のやり取りです。また、この記事を職員全員にコピーして渡していますが、何人の方がこのマンガに心ひかれたかどうかも疑問です。

 

また、記事中で“修飾語の欠落”などの浅学な自分勝手な言葉を何度か使っていただいたおかげで“多くの同音異義語の取り違えは、主語や修飾語の欠落によって起こっている”ということを感じ取らせていただきました。

 

そこで、思ったことは、専門的に勉強する方は別として、この種のいろいろな研修会に参加するよりは、ネット上のご意見を熟読する方が、広く浅くの人間にとっては、よっぽど役に立つのではということでした。

 

 

 

 

 

園長

 

 

 

 

もみじ組もも組 みかん狩りへ

だんだん肌寒く感じるようになり、秋らしくなってきましたね。

今朝も少し寒いかなと思いましたが、日が昇るにつれてぽかぽかと温かくなり、とても過ごしやすい気候でした。

お天気にも恵まれた今日は子どもたちが楽しみにしていたみかん狩り。

バスのなかから、「みかん何個食べようかな」「黄色いみかんのほうが美味しいねんで」と子どもたち同士で話をしながら今か今かと心待ちにしていた子どもたち。出発したばかりなのに、「もう着く?」とワクワクした気持ちが溢れていました。

みかん狩りの旗が見えると「なんか美味しそうな匂いがしてきた」とさらにみかんに対する気持ちが強くなっていきました。

山城多賀フルーツラインまでは30分ほどで到着し、毎年お世話になっている奥田さんのみかん園まで向かいました。

たくさんのみかんを目の前に子どもたちの目がきらきらと輝きだしました。

まず、奥田さんがみかんの成長、みかんの取り方など丁寧に教えてくださり、みかんのご飯は油粕と魚の骨でみんなが食べないものがみかんの肥料になっているんだよと、初めて聞く話に子どもたちは関心していました。

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みかんについて少し詳しくなった子どもたちは、さっそくみかんを探し始めました。

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美味しそうなみかんを見つけ、皮をめくるとみかんの甘酸っぱい匂いが漂いだし、匂いとともにみかんを一粒、口にすると…

子どもたちから「美味しい!」「ほっぺた落ちる」と声があがり、子どもたちの笑顔が広がりました。

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「また取りに行ってきていい?」とたくさんのみかんを食べ、お弁当を食べたあとも、デザートに食べようとお弁当をささっと終わらせ、「みかん取ってくる」とみかんを十分に堪能しました。

ここまで美味しいみかんを立派に育てることにもたくさんのご苦労があると思います。その努力の結晶を子どもたちと美味しくいただけることに感謝します。

奥田さん、ありがとうございました。

 

今度はさくら・ふじ・うめ組がみかん狩りに行くので楽しみですね。

 

 

ぱれっとサロン後期 スタート

 

9月で前期を終了し、10月はお休みさせていただいていたぱれっとサロンでしたが、今日から後期が始まりました。

この時期のお子さまの成長は著しく、背が伸びたり言葉がふえたり、ハイハイからつかまり立ちになったり…

など久しぶりに会うと、目を見張ることばかりです。

新しいお友だちも加わって、また3月まで楽しく過ごしていきたいと思っています。

子育ての悩みや不安、愚痴でも何でもお聞きしますよ。

お母さんとお子さまの笑顔を作るぱれっとサロンですからね。

0歳児さん(H27年4月2日~H28年生まれでおすわりができる頃からOKです)は特にまだ募集していますので

ぜひ遊びにいらしてください。

次回は11月28日(月)です。まずは41-6308までお電話ください。お待ちしています。

 

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乗り気コラム

 

 

 

緊急地震速報訓練に参加

11月5日は津波防災の日だとご存知でしょうか。

2011年3月の東日本大震災の後、防災の意識を高めるために創設された新しい記念日です。11月5日は1854年、年安政南海地震の発災日であり、幼稚園にもある紙芝居「稲むらの火」の逸話にちなんでいるそうです。

5日が土曜日でしたので、前日の4日に気象庁が行う緊急地震速報の訓練に広野幼稚園も参加しました。受信端末「クルグラット」を企業や病院では利用されている所もありますが、幼稚園では広野幼稚園だけだとお聞きし、子ども達はもちろん、私たち職員もここまで守られていることを改めて知り、感謝の念を強くしました。この緊急地震速報は精度が高く10秒前からカウントダウンが始まるので、少しは心を落ち着けることができます。震度4以上に設定されているため誤報がなく、必要以上に子ども達を怖がらせることもありません。

この日の訓練は10時のチャイムが鳴った直後だったので今までの避難訓練にはないシチュエーションででき、新たな課題を見つけることができました。大切なのは日頃の訓練です。子ども達にしっかりと自分の身を守ることを知り、覚えてほしいと願っています。

乗り気コラム

大阪城から真田丸(?)へ

ドームのティーボールがほぼ終わりかけたころ、早めに失礼しました。次のお目当て、真田丸をイメージできるところへ行こうとしたのです。

 

大阪の環状線に乗り森ノ宮で降りれば、すぐに大阪城と思っていたのですが、大正駅の手前に地下鉄の標識があったので、時間・距離ともショートカットできるのではないかと地下鉄のホームに降りたのでした。

 

ラッキーなことに、直通で森ノ宮行きがありました。時間も10分程度短縮できると喜んだのですが、不覚にことについうとうと。一駅乗り越してしまいました。○○円の損害です。

 

その上、地上に出ると、見えるはずの大阪城がありません。かなり離れたところで降りたようです。こちら都島本通、あちらは玉造の標識があったので、都島本通ではないという消去法に基づき、歩き始めました。

 

まずは、お城ですが、その次になる目印は、大阪の環状線。少しショートカットしたばかりに大幅な道草(遠回り)をすることになりました。

 

大阪城の横を通り抜け、豊臣秀吉を祭る豊国神社にお参りします。七五三も近いので、そののぼりが目立ちます。

 

やがて、上町台地へ。それから、空堀通りを西、上町筋へ。お目当ての真田丸は上町筋の東辺りかと想定していたのですが、まったくの思い違い。それでも、幼児教材の販売業者ひかりのくにの本社の前辺りで気づき、歩を清水谷の方へ、この辺りは、明星高校、高津高校、清水谷高校など、大阪の公私立の有名校が軒を並べています。

 

ちょっと尋ねあぐねているとき、近辺の住宅地図に出くわしました。そこで、三光神社を知り、散歩しておられた初老の男性に尋ねますと、自分もそちらへおもむくからご一緒にと言われ、真田幸村の銅像がある三光神社にたどり着きました。11月の第一日曜日がここのお祭りのようですので。幸村ファンの方、ご関心のある方は行って見られてはいかがでしょうか。

 

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園長

 

京セラスタジアムから真田山へ

11月3日、昨年度に引き続き、大阪は大正区にあります京セラドーム大阪において第2回のテイーボール大会が開催されました。主催者は日本野球協会、共催が日本ティーボール協会、後援は一般社団法人日本野球機構、一般財団法人日本野球協会、毎日新聞社です。びっくりするようなビッグネームです。

 

考えてみますに、現在、この京セラドームでは毎日新聞社と日本野球連盟が主催して、社会人野球日本選手権が行われていますので、このスケジュールを無理やり(?)ずらしての開催のようです。この社会人野球日本選手権というのは、夏の都市対抗野球と並んで、社会人野球の頂点に立つ大会で、先日、行われたプロ野球のドラフト会議で、指名された選手が、アマチュア最後の大会だと、会社、及び、自分の名前を残そうと全力を尽くす大会です。

 

その途中に組み入れるとは、いかに、野球人口を増やそうと力を入れているかは、この日だけ、午前11時開催の試合予定が組まれていません。蛇足ですが、次の日の11時には、日本生命(近畿、大阪)対日本通運(関東、埼玉)と日本を代表する企業同士の対戦が組まれています。

 

8時21分、四条大宮から阪急電車に乗り、USJなどでおなじみの乗換駅、西九条を超え大正橋へ。ドーム球場に着いたのは開会前の9時30分過ぎ。主催者側をバックアップしていただいている共催団体、ジャクパスポーツクラブや広野幼稚園にも訪問していただいた日本女子プロ野球の方にも簡単にあいさつを交わします。

 

10時、予定通り、主催者側の挨拶から始まり、参加者全員参加による準備体操。私も参加しようと思いましたが、つい先日、転倒した後遺症(?)であまりからだが動かず、まね事というか、自己満足程度の動きに終始しました。

 

広野幼稚園からも5・6家族参加していただきました。遠路、はるばるご苦労様でございました。何年か後には、この京セラドームに出場される選手が出ることを期待しています。

園長