出勤簿の大幅な改善

 

 

デジタルが全盛期を迎えています。何事もデジタルでなければ時代遅れと言われそうな時代です。

 

広野幼稚園は、幼稚園としては、かなりデジタル化が進んでいるほうだと思いますが、それでも一般の社会から見れば随分遅れていることでしょう。

 

アナログの代表格としては、講堂の一隅に置いてあるホワイトボードです。この“今日のお休み”欄には、ご存じのように、毎日各クラスから個人の顔写真が提出され、貼られています。これを見れば、すぐに、この園の子どもたちの出欠席状態が把握できるようになっています。これは、デジタルデータだけでは限られた方にしか人目に触れなかったため、インフルエンザのなどの発生状況でクラス閉鎖をするか否かの判断が遅れたという過去の失敗を生かし、デジタルとアナログを平行して行っているという事例です。

 

広野幼稚園の“子どもたちの出席簿”は一応デジタル化されていますが、“先生方の出勤簿”は未だにアナログです。毎日、出勤しますと、個人印を押してもらっています。この出勤簿が完全デジタル化されました。中途半端ではありますが、関心をお持ちの方はお聞きください。

 

ある日のこと、いつものようにボサッとしていますと、“あれっ”と思ったことがありました。出勤簿です。年間の日曜表は、毎年曜日が変わりますので、出勤簿には日曜・祭日が表記されていません。各人は自分の出勤日に印を押すだけではなく、日曜・祭日にも印を押さなければならないのです。この時間をカットできたらと思ったのでした。

 

そこで、広野幼稚園で一番パソコンに強いS先生に相談を持ちかけました。完全デジタル化ではなく、一部アナログを交えてもいいから、ということでした。

 

すると、S先生はその日、数時間のうちに、完全デジタル化した出勤簿を作ってくれました。先生方の中には、自分の保育だけではなく、こんなこともやっていただいているという事例として取り上げさせていただきました。

 

園長