☆ 〇を切り抜くに際し?

 

ある日、保育者が描いた手書きの“〇”(の図形)を、年少児の子どもたちが切るという活動をしていました。

その作業中、あるクラスを通りかかりますと、窓越しに一人の子どもが目に飛び込みました。その子は右利きでしたが、〇の図形を時計回りで切ろうとして苦戦しているところでした。
“あっ”と声なき声を発し、これでは上達の見込がないと思い、そのクラスの担任に問いかけようとしたところ、感のいい担任は「そのような子どもがもう一人いたので直させたところです」というのです。そうして、私が指摘した子どもに対し、「〇のところをこういう具合に持って(左手で持って)切って行くのよ」と反時計回りにハサミを進めるように声掛けしたのでした。
すると、その子どもは今まで苦戦していた作業を、比較的素早くスムーズに進めたのでした。

あざやかと感心した次第です。

  自称 保育バカ