寒空の中を

毎日10000歩以上歩くことが健康の秘訣かと言われますが、なかなか実行できません。そこで、久し振りに歩いてみようかと思い立ちました。

自宅から少し離れたバス停から、河原町の今出川まで市バスに乗りました。目指すは下鴨神社(河合神社)内にある小さな方丈の庵(鴨長明の日野の住居跡の模造)です。ここは、最近、自分にとってのパワースポットの一つにしているところです。

方丈記(作者は鴨長明)が作成された800年の昔に思いを馳せながら、下鴨神社の境内へ。正式な参道ではなく、西側の道を通りましたので、神宮寺池跡などを見ることができました。

何度も来ている下鴨神社ですが、総門を入るころには霰(あられ)が降ってきました。何もこんな寒い日に歩かなくてもと自笑しながら拝殿の前へ。

型通りの参拝を終えると、来た参道は通らず、鞍馬口通りを西へ。そうして、烏丸通りに出る前に左に曲がりますと、京都市内の表鬼門を司る御霊神社。ここが知る人ぞ知る応仁の乱の勃発の地です。これ以後、西陣(山名宗全)と東陣(細川勝元)に分かれて11年間も戦い、京の町のほとんどが灰になったことは歴史上では有名な戦乱です。

いつとはなしに、京都府立鴨沂高校の北側に出ました。昔は確か成安女子高校があったところではないかと思いましたが、いかがなのでしょうか。昔は京都御所の東にあった鴨沂高校がこの地にあることに違和感を覚えました。

この後は、京都五山の一つ、禅寺の相国寺の境内を通り抜け、同志社大学の北側を通り、通い慣れているリサイクルショップや西陣織会館などを横目に見ながら帰途につきました。

少し、マニアック的になり申し訳ありません。

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園長