安全カードを改善

安全カードの改善と言いましても、たいしたことはないのです。実際はもっと以前に気づくべきことで、今更書くのもおこがましいのですが、こんなこともあるんだという事実を記録として残しておこうと思います。

ランドルト環とは、視力検査で使う〇の一部が欠けている輪(C)のことですが、これを広野幼稚園では昔から教材の一つ(左右の認識の促進)として使っています。このことについては、今回、月刊無料配布誌“あんふぁん”の5月号でも出色だとの折り紙つきで載せていただいたところです。

 

このランドルト環には、もう一つノウハウがありまして、子どもたちから見えるCマークの反対側(裏側)には、隙間が右側にありCと正反対になる形が描かれているのです。今、子どもたちに見せている形がどこ(上下左右)を向いているか、表側を見なくても、分かるようにしてあるのです。

 

ランドルト環の事例を持ち出すまでもなく、時折、子どもたちに読んでいる既製の紙芝居も子どもたちが見ている画面が、裏面だけを見ている保育者にも分かるようになっているのです。それが紙芝居の特徴の一つでもあるのです。

 

このような教材に保育者は親しんでいるにもかかわらず、毎月の1日の安全の日に与える安全カード(当園の自作)には、“表の状態が分かるようにしておく”という考え方が生かされていなかったのでした。

 

常々言ってることではありますが、私たち保育者は子どもたちの指導には、子どもたちがより分かりやすい教材を与えるよう努力して行かなければならない、また、その気配りを心掛けておかねばと改めて思った次第です。

自称 保育バカ