造形のデイリープログラムに、子どもたちの絵をぶら下げる

連休3日目に、どうにか、痛みは薄らぎました。あしたからは、

また、どうにか、“子どもとともに”の生活が送れそうで、ほっとしているところです。

 

さて、前々便の続きですが、クラス担任から提出された造形デイリープログラムを

見ている途中で、思いついたことがありました。それは、このプログラムの

データーの中に、このプログラムに基づいて描かれた子どもたちの絵を、

何点かぶら下げてはどうかということでした。

 

このところ、30年近く前から残している卒園児たちの絵のデーター化を

進めていましたが、その入力がほぼ終わり、一人の講師の先生のもと、

近々再選出を行う予定です。これが終わりますと、平成28年度以降の作品展に

向けての指導の強い基盤がまた一つできあがったことになります。

 

一つの大きな保育内容の向上事業が一段落した今、

次の基盤作りとして考えられるのは、上記の方法しかないであろうと思ったのです。

昔から“地について乱を忘れず”という言葉もあります。

 

加えて、このデータ作りはそれほど難しいものではありません。

現在自分の手元にあるB4縦のデータ(ワード入力)に各担任が

デジカメなどで撮影した現役の子どもたちの絵を付け加え、これに目次さえ作れば

十二分に役立つ書類となるに違いないということです。

 

加えて、前々便で述べた、数年前までのリストをこのやり方で活用すれば

言葉では説明できない造形教育のレベルを維持するうえでの

重要なデータとなるであろうということです。

 

時代は完全に移り変わっています。昔のワープロや容量が小さかった時代の

パソコンではできなかったことが、考え次第で、幼稚園の宝物(財産)として

復活してくるのです。長年に渡って積み重ねてきた退職した先輩たちの書類や

絵が日の目を見るということは、若い日に広野幼稚園の保育向上の一端を

担っていただいた方々への無言の贈り物にもなるのではないかと喜んでいます。

 

園長