エンゼルハウスで園児の演奏を!

金曜日の午後7時過ぎ、家にたどりつきますと、同じガレージに止めてあるはずのある園の通園バスが止まっていません。“あっ”と声に出さない声を出したのでした。

何かと言えば、この翌日は、この園の音楽会に違いないと思ったからです。毎年のことですが、各幼稚園・保育園で発表会もしくは音楽会が行われます。自分にとって2月は、いろいろな幼稚園・保育園の実力をうかがう、絶好のチャンスです。熱と意気さえあれば、今でも、各幼稚園・保育園の発表会や音楽会を拝見することは可能です。この積み重ねが各園各園の保育の底力となっていくのです。

翌朝は午前9時前、歩いて10分足らずの北野下の森のエンゼルハウスに出掛けます。千本中立売を越えしばらく歩くと、吉川英二作で有名な昔の剣豪、宮本武蔵と京の剣の道場、吉岡一門の決闘の跡地に建っているとも言えるのがエンゼルハウスです。

9時30分、開場らしいのですが、少し待たされ過ぎではないかと思い始めたころ、各年齢ごとに入場が始まりました。遠慮しつつ、保護者の一番後から入場します。会場は700席ほどほぼ満席です。

0歳児、1歳児は、ほとんど、先生たちの演技とも思える一生懸命な指導、2歳児になりますと、どこの園でも同じでしょうが、率先して演ずる園児も出てきます。

昔から伝わる制服を着用した3歳以上児は、きりっとしたように感じられます。演奏は、リズム合奏でしたが、ぴりっとしていて、さすが、市内でも伝統ある園だなと思いました。

4歳児・5歳児では、ソプラノメロディオンから、ティンパニーまで立派な楽器を揃えた合奏は、シンコペーテッド・クロック、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、広野幼稚園も顔負けしそうな大曲です。これらの曲を子どもたちは見事に演奏しました。日ごろの地道な努力が身を結んだのでしょう。

おめでとうございます。

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園長