来年のNHKの長編ドラマは?

「来年度のNHKの日曜日の夜の長編ドラマは?」と

聞かれると、「さあ?」と答える方が多いのではないでしょうか。

今年の“花燃ゆ”があまり好評でないため、次年度のテーマ(真田丸)の

宣伝を少し控えているという話を現地で聞きました。

その現地とは、和歌山県は九度山町、関ケ原の戦いで徳川家康に敗れた、

真田幸村が幽閉されていた土地です。

ドラマが始まる前に視察をと行ってきました。

 

真田幸村と言えば、私たち世代では、子どもの読み物としても、

猿飛佐助とか霧隠才蔵などの忍者や、三好清海入道など豪傑、

その他、槍や鉄砲の名人、真田十勇士ということで、

かなり以上の人気があったものでした。今なら、さしずめ、

仮面ライダーと言ったところでしょうか。

 

着いたとたん、道を間違え、紀ノ川を渡ってしまいました。

道路指標を見れば、高野口町とあります。

一瞬しまったとは思いましたが、即座に行き先を変え、

一昨年のこの時期にブログでも書いた高野口小学校を目指したのでした。

 

40年以上前の広野幼稚園の作品展の前日に絵の指導を受けに

うかがったこの小学校は、何と現在では重要文化財なのです。

京都の方は、国宝や重要文化財なれをされているかも知れませんが、

日本広しと言えど、小学校の重文はそれほど多くないのではないでしょうか。

 

道行く人に行く先を尋ねますと、2キロ足らずのところだということです。

“もっけの幸い”とばかり、歩を進めました。

 

校舎は、私たちが住むこの大久保の真ん中を横切る国道24号線沿いにありました。

周囲を立派な石垣で囲み、その上に生け垣もあります。

南北の長さは歩いて159歩、東西171歩、面積は3500平方メートル、ほぼ真四角な土地に

平屋建て桟瓦葺きの屋根、入母屋屋根の式台。重厚な建築です。

周囲をぐるりと一周し、その雰囲気を味わいました。

 

その後、折り返したのですが、現在の九度山町における真田家の遺跡と言えば、

幸村の隠れ横穴とか、真田庵と呼ばれているこじんまりしたものぐらいしかないようなので、

ちょっとがっかりと言うところですが、放送では新たな事実が出てくるかも知れません。

期待して待ちましょう。

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園長