☆ 隣の物と隣の物を比較する(2)

ユニバーサルデザインのエプロンの原稿を書いていたところ、隣の講堂では年長児の跳び箱などの運動が始まりました。また、逆上がりに取り組むべく、鉄棒の用意もなされていました。

 

子どもたちはいなかったのですが、その瞬間、一年前にこのブログ欄で書いたことを思い出しました。それは、逆上がりは天に向かって足を上げるように見えるが、そうではなく、“足でけるのは前方の壁に向かってである”という世間では通用しないような原則(?)を見つけたのでした。

 

この二つが自分の頭の中でドッキングしたのでした。そこで導き出されたのは、逆上がりに取り組む際には、壁に沿って置かれているマットは壁面に接していなければならないということでした。なぜなら、壁面に沿って置かれている鉄棒は、(子どもの頭が壁に激突しない限りという条件はつきますが、)できるだけ、近いほうが回りやすいからです。もっと丁寧に言うなら、移動式鉄棒の底の前方の部分が壁面と接していれば、簡単に回れるということです。

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このような簡単な事実がなかなか発見できないのは、一つの指導法や環境が頭にこびりつき、新しく斬新的な環境をイメージできないからであろうからかと思います。どちらが効果的に指導できるかは、二つの現場を並べ、子どもたちに挑戦させてみれば簡単に分かることでしょう。

                                            自称 保育バカ