西国33カ所の19番札所、革堂(こうどう)へ

西国33カ所の19番札所と聞けば、いよいよ年齢相応に観音霊場巡りでも始めたのかと思われる方もおいでかと思います。半月ほど前には、33カ所の終焉の地、谷汲山へ参ったばかりですので、関連づけられないことはありません。

 

ところが、そうではなく、この革堂へは、この10年以上、6月と12月には必ずお伺いしているのです。なぜかと言いますと、ここの庵主さんは自分にとって母方のおばさんに当たる方で、当広野幼稚園が昭和24年4月に開園した当時、この園の保育や運営の切り盛りをしていただいた方なのです。西国33カ所の巡りの巡礼者の応対ばかりでなく、卒園児の保護者やその当時の園児たち(第一期生は72歳ぐらい)も何人とはなく訪れていただいた話も数多く聞いています。

 

訪問の目的は、日ごろの無沙汰を謝すとともに、法名秀海さんの健康伺いのためです。内陣まで入らせていただき、ご本尊の千手観音像に手を合わせます。その後、短い会話を交わします。何分90歳になりますので、足や耳の衰えは隠せませんが、声だけは元気なようです。このブログを見ていただいた方の中に、存命中に今一度会っておこうとお考えになる方がありましたら、お盆の前に見舞ってやってください。どなたであるかは、名前か声質で記憶していると思います。(頭は抜群です)

 

この革堂参りも(残念なことに)そろそろ終わりが近づいているかと思いますので、堂内に咲いていた西洋アジサイの新芽を3・4本いただいて来ました。今日にも挿し芽をして、広野幼稚園でその子株を大切に育てていきたいと思っています。

 

くるまを御所の東南角の駐車場に置いたので、その前にある京都市歴史博物館(無料)に入り、豊臣秀吉から始まった伏見桃山城の変遷の展示を見て、帰宅しました。

 

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園長