避難訓練について

広野幼稚園では毎月さまざまな災害を想定して避難訓練を行ってまいりました。しかし、中には6月に起こった大阪北部地震、7月の西日本豪雨の影響などにより、PTSD(外傷後ストレス障害)のような感情を抱いている子どももいます。そんな子どもたちの不安な心を配慮して9月の避難訓練は延期とさせていただいておりました。

 

そして災害からしばらくの時が経った今月。

先週の26日に不審者が入ってきたという想定で訓練を行いました。

この日サイレンの音が鳴り響いたのは休み時間の1時20分頃です。保育室で担任と過ごしている子どももいれば、園庭や砂場などで友達と過ごすなど担任と離れて過ごしている子どももいる中での訓練でした。

久しぶりの訓練とは言え、さすが広野の子どもたち。近くの部屋にすぐに駆け込み、先生たちの話をしっかり聞くことができていました。

 

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今日はその避難訓練の反省会を職員で行いました。

話し合いの中で、やはりサイレンの音を怖がる子どもがいること、ストレスを感じている子どもがいるということがわかりました。

 

ただ訓練を行うだけでなくそういった子どもが安心して過ごすにはどうした手立てを講じればよいのかを考え、改善していくことが次に繋がる避難訓練ではないのでしょうか。

 

あらかじめストレス症状の子どもを把握しておくことや、始まる前に避難訓練があることを伝えて保育者のそばで安心できるようにしたり、その後のケアを行ったりなど保育者たちができることを精一杯行い、少しでも子どもたちの不安が取り除ければと思います。

 

今後もP(計画)D(実行)C(評価)A(改善)のサイクルを回して子どもたちの安心・安全を守れるよう職員一同心掛けていきます。

 

dokinちゃん