春季 幼年教育 研修会で・・・

報告が遅くなりましたが、春休み中だった3月27日・28日にルビノ京都にて「2018年JAPE春季幼年教育研修会」が開催されました。

昨年の秋に、さくら・ふじ組が取材を受け、卒園式直前にそのようすを掲載された「ピアジェール」が届き2クラスの保護者の方にはご覧いただくことができたのですが、

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この研修会では、森田先生・関先生が、その日の保育について発表をされました。年中・年長児が40年以上に渡り取り組んでいる「はじめてのかず」「はじめてのことば」という教材の実践報告です。

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広野幼稚園には子どもたちの頭にも心にも体にもいい刺激を与えるものがいっぱいありますので“より子どもが理解しやすい”“より手がかりになる”ものと関連させながら一つの課題を深くていねいに展開していきます。

今回、2クラスは同じテーマに取り組みましたが「そんな方法もあるのか」と皆さんが驚かれた程、それぞれの切り口、テイストの保育実践でスクリーンに写る子どもたちの表情も生き生きと、とても楽しそうでした。

最後に、園長先生もまとめの話をしてくださり、会場中、大きな拍手に包まれました。

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広野幼稚園の保育はやっぱりすごいな、子どもたちにとって最良の保育だと改めて確信しました。

保護者の皆さまのご期待に応えるべく今年度も職員一同、しっかりとお子さまに向き合ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

乗り気コラム

30年度 本部役員さん揃う

先週の月・火・水曜日には初めての保育参観が行われました。

新しいクラスでのお子さまのようすをごらんいただき、いかがでしたでしょうか。

これから楽しいクラスづくりに向けひとつずつ積み重ねていきたいと思っておりますので温かく応援し見守っていただけますようよろしくお願いいたします。

参観の後、この一年お世話いただく本部役員さんの選出と一人一役制の担当決めがありました。くじをドキドキしながら引いていただいたことと思います。

立候補していただいた方、思いがけずくじで当たられた方、引き受けてくださった皆さま、本当にありがとうございました。20日には早速第一回定例会があり、

3学年の本部役員さまが揃われ、昨年の会長・副会長さまからの引き継ぎが行われました。

一年間、どうかよろしくお願いいたします。3月にはやってよかった、楽しかったと言っていただけることを願っています。

乗り気コラム

記録とは?

私たちの幼稚園では、記録をとても大切にしています。たとえば、長年の事故のデータを保存しておくことは、似たような事故が起こったときに役立つばかりでなく、(考えられる)リスクを、あらかじめ、排除しておこうという考えにもつながるからです。

この数日、この10数年間のケガのデータを見直す時間をもちました。そこで、大きな発見が二つありました。気づいたことは、改めて言うのもはばかられますが、記録には、大きく分けて、二つの種類があるということでした。①は該当年度が終われば、倉庫の片隅に積み上げられるもの(死んだ記録)、②は、該当年度が終わっても、次年度以降に引き継がれて行っているもの(生きた記録)があるということです。

さて、勤務していただいている教職員数の事務量が増えることは、決して望ましいことではありません。多くの幼稚園・保育所では、残念なことに、①で事足れりとせざるを得ないのが現状でしょうか。

しかし、それでは、過去のデータが生きてきません。それでは、その報告書を書いてくれた担任たちの労力が無為になります。データは、来るべき未来に向けて活用してこそ、生きた記録となるのでしょう。

データの整理中気づいたことは、やはり、言葉を統一せねばならないということでした。たとえば、人間の部位の一つである前頭部を何と表現するのでしょうか、ひたい、額(ひたいと読む)、おでこ、前頭部、頭などがあろうかと思われますが、この語彙を統一しておかないと、将来、まったく活用できません。なぜなら、おでこと額を同一のものだということを、現在の“検索機能”では、引き出すことは不可能だからです。また、将来、AIがデータ処理をしてくれるようになっても、この事実を覚えさしておかないと処理はできません。

すべての人が、今まで生きて来た人生において、一人ひとりが文章(言葉)の表現法を持っておられます。それを曲げて均一化の道をとらないと、リスク予防のデータとしては役に立ちにくいということです。個性の尊重がうたわれる時代ですが、それに反する要求も時と場合には必要であろうと思っています。                          園長