願い事☆

今日は七夕。年長児が作った笹飾りが、あいにくの雨で少し悲しそうに揺れていました。今のところ、晴れ間が見えてきているので、夜まで持ちこたえてくれたらなあと願うばかりです。暦の上では小暑を迎えましたが、カラッと晴れてほしいものですね。プールに入れるように “ 雨がふりませんように” というお願いも見られました。

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給食の時間に年長さんのお部屋を通りかかると、子どもたちのキャッキャという声が聞こえてきました。「あった!」「ええ?どこかな?」と賑やかです。“ 何かな? ”と思って見てみると、今日の給食の献立てのそうめん汁に入っているオクラや星形に切った人参の具を探している声でした。

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天の川や織姫の織り糸に見立てて、七夕にそうめんを食べるという習慣が千年も前からあったそうですが、恥ずかしながら、私は広野幼稚園に来て初めてそのことを知りました。季節感のあるメニューを食べるたびに、今年もこの季節がやってきたか…と思えるので、四季のある日本に住む喜びをしみじみと感じます。

笹飾りでも、他の学年は願い事を短冊に書いているのですが、年長児は葉っぱを型どった短冊に願い事を書いています。平安時代、サトイモの葉にたまった夜つゆを「天の川の滴」と考えて、それで墨を溶かして梶の葉に和歌を書いて願い事をしていました。それにちなんで、梶の葉の短冊なのです。

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飾りをつけるものも、大きさや吹き流しと、学年ごとに変化をつけることで、一つの行事ですが楽しみや知識の幅が広がってくれればなぁと願っています。

子どもたちの願いはさまざまですが、私たち保育者や保護者のみなさまの願いは一つ。

どうか、子どもたちの未来が明るいものでありますように。。。

 

Maikka