半分お化粧?半夏生♪

「夏至」と聞くと、1年で1番、昼が長くて夜が短い日として頭に浮かぶでしょう。二十四節気の1つの夏至から数えて11日目にあたる、今日から5日間を「半夏生」と呼び、昔は、田植えの目安とされていたそうです。

「チュウ(夏至)は外せ、ハンゲ(半夏生)は待つな」ということわざがあり、夏至後、半夏生に入るまでに田植えを済ませるとよいとされていたそうです。農家の方は忙しい!

関西では、作物がタコの足のように根を張ることを願って、タコを食べるのだとか。知らなかったです。タコには疲労回復効果のあるタウリンが多く含まれているので、田植えで疲れた体にもいいのでしょうか。今日の晩御飯は酢の物?タコ焼き?

そして、今、園にも「ハンゲショウ」という花が美しく咲いております。ドクダミ科のハンゲショウは、半夏生の時期に花が咲くから・・・という説もありますが、「片白草」という別名の通り葉の片面だけ白くなり、それが半分お化粧をしているように見えるからと、「半化粧」という漢字をあてられているという、なんとも由来が面白い植物なのです!

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知らない植物を植えてくださったおかげで、また一つ楽しみの世界のドアが開きました。そう思って新聞のチラシを見ていると、奈良県の御杖村には、ハンゲショウの谷と呼ばれる場所があるのを見つけました。惹かれるネーミングに、いつか行ってみたいなあと思ったのでした。

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ちなみに、白くなった葉は8月頃から再び緑色に戻るため、お化粧した美しい姿を見ることができるのは初夏限定ですので、園内に足を運んだ際にはご覧くださいね。

Maikka