ききょう塾一泊研修へ
区域によっては小学校が来週から始まるので、夏休み最後のイベントにもなる、子どももいるききょう塾の一泊研修に21日、22日と行ってまいりました。台風19号と20号のはざまをぬって行けたことに感謝です。先週まで涼しくなっていましたが、暑さが戻り、今度は熱中症も心配しつつ、いざ出発!!
滋賀のガリバー旅行村を目指してバスの中でもレクリエーションを楽しみました。事前に「ガリバー旅行記」や「わんぱくだんのガリバーランド」の本を読んでいましたので、小人の国や大人の国の世界を楽しみにしていました。
山の天気は変わりやすく、雨が降ったりやんだりしていましたので晴れ間をぬって遊んだり、焼杉や意見をしたり楽しみました。「妹の誕生日が近いからプレゼントにしよう」「お母さん、鍵かけてくれるかな?」と誰かの姿を思い浮かべながら作る姿に、子どもの思いを感じました。
動の次は静の時間。安曇川町へ移動して中江藤樹記念館へ足を運びました。王陽明がおこした儒教の一派で、学問だけできれば良いのではなく、心の持ちようと行動が伴った行いをすることが大切という思考です。
はじめて私塾を開いたという藤樹先生の教えは今年大河ドラマの主人公でもある西郷隆盛や大塩平八郎、松下村塾を開いた吉田松陰にも学ばれており、内村鑑三による「代表的日本人」にもその生涯が紹介されています。
しかしその人となりをほとんどの現代人にはあまり知られていないのが現実ではないでしょうか。道徳の授業が評価されるようになるなかで、学ぶ姿勢を正す精神的考えを再認識致しました。
夜はみんなで入るお風呂や食事に家とは違う賑やかな雰囲気に包まれて楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。班別だけでなく個人的発表もあったお楽しみ会で盛り上がった気分はなかなか落ち着かず、特に3年生にとっては最後の一泊研修なので寝るのが惜しい様子でした。
二日目の朝、まぶしいほどの青空が子どもたちを迎えてくれました。
すぐそばの琵琶湖まで朝の散歩をしたあとはラジオ体操です。近頃の夏休みはあまりラジオ体操がないことを聞き、少し寂しい気持ちになりました。
朝ご飯を食べたあとは、たっぷり遊具を堪能して汗をかき、昨日の分まで発散したのでした。
クラフト工作で素敵な楽器のお土産も作ったので是非残りの夏休みに練習して曲を披露してくださいね。
子どもたちの自主性を大切にしたいと思いつつも、ついすぐに答えを提示しがちになってしまうので、このような二日間を親元から離れ同じ年齢の子どもと過ごす経験はたくさんの発見があると思います。
私たち大人からすればたった二日という短い時間ですが、子どもたちには貴重な時間です。
一年生はお泊りに参加することに心配もあったことと思いますが、大切なお子さまを送り出してくださりありがとうございました。
子どもたちからたくさんのお話をお聞きくださいね。
Maiikka
2018年8月22日 5:32 PM | カテゴリー:幼稚園からのご連絡 | 投稿者名:フリー