カルタ遊びに一枚のシートを導入!

!マークを付けるほどのことはないと思いますが、先週末、ちょっとおもしろいものを考えました。

一枚の不織布(折り目がつきにくい化繊紙)に、縦3段、横8列の24区画、基盤目状に直線を引いたシートを、年少児の子ども一人ひとりに持たせてはどうかということです。

線が引かれたシートは、上段8マス、中段8マス、下段8(7)マスになっていますので、年少児でもカルタをこの上に置くだけできれいに並べることができるでしょう。

 

さて、ご存じのように、広野幼稚園では、文字教育の基本にカルタという遊びを置いていますが、この取り組みの初期、子どもたちが一本のビニールテープしか

印のない床にカルタを並べることは、意外と難しいことだったようでした。

 

最初の5月には、“あ”段を、次の月には、“い”段をとゆっくり進めていくのですが、

“あ”段は“あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ”の10文字、

“い”段は“い・き・し・ち・に・ひ・み・(い)・り・(い)”と“い”が3回出てきます。

8文字なので、10枚+8枚を対戦する二人に、平等に9枚ずつに分けるのですが、この時、二人が受け取った5枚と4枚を

床の上にどのように並べるかについては、担任間で検討されることがなかったのでした。ただなんとなく、上の段に5枚、2段目に4枚を並べることが多かったようでした。

 

何の問題もないようですが、年長児・年中児でも、常に、カルタは源平(1対1)方式で取り組んでいます。(これが、子どもたちの集中力の育ちに役立っていると考えています。)

また日本語の清音(濁音・半濁音を除く)は46文字ですので、これを2で割れば23枚ずつとなります。そのため、平等に、自陣に3段、相手陣に3段、

お互いに、8枚・8枚・7枚と並べるのが普通です。

 

このように先のことをイメージしますと、年少児の6月にも、5と4に並べるよりは、上段に8、中段に1と並べる方が、以後の取り組みにおいて、

子どもたちが戸惑う率が少ないのではないかということです。さっそく、今週からはこのような方法で進めたいと思っています。

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自称 保育バカ