本当の納得

今日はお兄ちゃん・お姉ちゃん先生の日。

 

恒例のクラス決め出の一場面。

職員が絶対に決めません。

子どもたちに決めさせます。

 

一年生の男の子が、

自分の希望クラスに入れなかったことに納得できず、

議論は硬直。

上級生の子が納得させようと、

あの手この手を尽くすが効果なし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局もう一度くじをすることになり、

他の男の子が負けてしまう。

その男の子も納得がいかず、議論硬直。

 

その時、あの一年生の男の子が、

「もういいよ。僕、他のクラスに行く。」

「え〰、いいの!?」、皆(私を含め)びっくりして声を上げた。

「うん。もういいよ。」

 

そして皆、

自分たちの希望するクラスに向かっていった。

 

これらのことは、

他の人から見れば、

「最初からそう言えばいいのに。時間が勿体ない」、

と思うかもしれません。

 

しかしわが学園では、

「本当の納得」にこだわっています。

今日は、

小学校一年の男の子が、形はどうあれ、

自主的な「譲ること」を見せてくれました。

その他の子どもは、

一人の子どものために、

根気強く対話をしてくれまた。

 

それぞれの子どもたちの育ちを見て、

微笑ましく思います。