4歳児
「インテリアか、教材か」
正門側にある金魚の水槽を、
大人が掃除する姿に興味を持った、4歳児の子ども。
「洗うの、やってみたい?」
「うん、やってみる。」
もちろんこの行為は、
当番活動ではなく、
誘いかけただけ。
「またこれからの時期、すぐに汚れるからやってあげてな。」
「うん、わかった。」
「あらうの、どこにおいてるの。」
「ここに洗う道具、あるからね。覚えといて。」
「わかった。」
金魚の水槽が、
ただのインテリアになってしまうのか。
それとも、学びの教材になるのか。
おそらく、
子どもが主体的に関わるかどうかで、
意味が違うのだろう。