6月2012

早生まれどうし

疋田先生が昨日のちゅーりっぷの活動の最中足をくじいてしまい、整形外科で診察を受けたところじん帯に損傷があり一週間ギブスで固定することになりました。保護者の皆さんや子どもたちに迷惑をかけてしまいますが、少しだけ助けていただけるとありがたいです。

さて、そんなこともあり今日は少しの時間ですが年少ピンクバッジグループのSIあそびの保育に入ることができました。正直、自分が予想していたより、同学年のグループでの活動ではそれぞれが自分のことは自分でしっかりできていて、自分ではまだ出来ないことはきちんと助けてほしい、手伝ってほしい、と伝えてくれることもできていました。

美晴は満3歳児保育を行っていないので(要望はいただきますが…)、ピンクバッジさんも全員学齢3歳児ですので、皆月齢36を過ぎた子どもたちです。しかし、この時期の月齢差は大きく同じ学齢3歳児の集団でも発達の進度には当然大きな幅があります。それでも、異年齢構成のクラスばかりでなく同学年のグループでも集団として着実に成長していることはたいしたものだと感心します。

ピンクバッジグループのお友だちは皆、どんりゅう園長を慕って寄って来てくれますが、その中でも早生まれの子どもが知らず知らずのうちに、どんりゅうの手を引いて自分のペースに引っぱりこんでくれます。(きっと私は早生まれのにおいがするのでしょう)

早生まれの中でも、これ以上遅く生まれることができない4月1日が誕生日の男の子が、昨日のちゅーりっぷの後半、ず〜っとどんりゅう手を引いたり、あそび相手になってくれたりしました。

 

 

 

 

 

葉っぱをケーキの飾りに見立てたり、スパゲッティーやピザパイなどをたくさん調理しながら、楽しい世界を広げていました。あそびに善し悪しはないけれど、見事なあそびっぷりでした。

そう言う どんりゅう園長も2月16日うまれ。当時としてはめずらしい3年保育で美晴幼稚園を卒園しました。「しーちゃん(私の子どものころの愛称)は 夏休みを過ぎても自分のお部屋にはいなかったもんね…」とは、そのころの先生方の言葉。今では幼稚園の園長のどんりゅうはいつも保育室を脱走しては、ホールであそんだり職員室に逃げ込んだりしていたそうです。それからみれば、現役?の子どもたちは立派です!!

いっしょにあそんでくれてありがとう。今度はいっしょにお弁当をいただきましょうね。

 

小さいけれど豊かなドラマがいっぱい

運動会の取組みもそうですが 小さいけれど豊かなドラマがたっくさんあちらこちらにみられるようになっています。

 

 

 

 

 

園庭の角にある桜ともみじの木にのぼりかけた黄バッチの子どもに「いいよ」と声をかけたら、青バッチの子どもが馬に見立てて上手に腰掛けてみました。そうすると 黄バッジちピンクバッジの子どもが違うのぼり方に挑戦していました。こんどはガリバーの大きな木で木登りをしてみようと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本や道具の取り合いも当然起こりますが、どんりゅう園長がたしなめてもガンとして聞き入れない年少でも、年長や年中のお友だちが 言い分を聴いて受けとめたうえで優しく「そのほんは○○ちゃんがよんでいたんだよ みたかったんだったら ちゃんとおねがいしてからにしようね」と伝えると コクンとうなずいて二人で元の持ち主の子どものところへ行きました。最初は二人だけでお話しをさせていた年長の女の子は 年少の二人では話がうまく伝わらない様子だと感じたのか 今度は三人で話し合いをして仲直りしていました。

美晴は異学年の子どもが自然とあそべます。

 

 

 

 

 

もちろん 同じ学年や好きな仲間どうしでのあそびも深まっていますが、子どもの小さな集団のバリエーションは豊富になっていてその分小さなドラマがあちらこちらで展開しています。

 

 

あきらめないで

今日 運動会の総練習がありました。幸い、涼しいお天気で運動する子どもたちにはもってこいの日和でした。

写真をUPしているときりがないので 今日はこの2枚だけにして、保護者の皆様には当日を楽しみに待っていただきましょう。

 

 

 

 

 

 

この写真は全園児による紅白対抗の玉入れです。今年はなぜか白組が異常?なほど玉がたくさん入ります。たぶん、私が美晴で経験した22回の運動会でもこんなことははじめてです。あっという間にかごが満杯になってしまうので、例年よりかごの高さを10cmほど上げました。

けっして紅組が弱いわけではないのです。その証拠に、一回目はダブルスコアでしたが、二回目は45対34まで差が縮まりました。最後まであきらめないで一所懸命取組もうね!!

ちなみに もう一つの全園児による団体競技 綱引きは2:0で紅組が勝ちました。

個人競技でも同じです。得意不得があるのは当たり前、「いま」「ここ」で自分が持っている力を出し切りながら自分自身に挑戦し続けることで、いろいろな可能性が開かれます。

 

互いに応援しました

今日は運動会の取組みを 学年グループが互いに応援し合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他のグループのお友だちの視線を感じながら 張り切って競技や表現を楽しいんでいましたよ。

年長青バッチグループでは イマジメイト(イメージ(心象)とメイト(仲間)を掛け合わせた年長の表現をあらわす美晴幼稚園の先生の造語)も披露しましたが ここ数日 男の子の取組み方がイマイチで 女の子たちからもブーイングでしたが 今日は小さい組のお友だちを意識してか ちょっと違う姿がみられました。(やればできる!!)

それから リレーで颯爽とトラック一周を走りきる青バッチの姿は 小さい組のお友だちにとっては憧れる姿の様です。

このような経験も運動会に向けて取組みの一環として大切にしたいものです。良い意味で他者の視線を意識できることは、とても大事なことですから。

安保先生が近くでご用事があったようで グランドに顔を出してくれました。

 

 

 

 

 

 

赤ちゃんが 安保先生のお腹にいる間 ずっと一緒に過ごしてきた子どもたちにとってはとても大事な存在のようです。安保先生は明日 もしかするとお手伝いに来てくれるかも知れませんよ。

 

新しいお友だちが仲間入り

今日から すみれ組に年少ピンックバッチグループで黄バスコースのお友だちが仲間入りしました。

とっても明るい女の子で グループでもクラスでも楽しく過ごしていたようです。(というのは 園長は公認会計士さんの監査があって保育の様子をあまりみれなかったので 先生方からの報告です)

 

 

 

 

 

 

帰りにホール集会を開いて 美晴のお友だち全員に紹介しました。

 

 

 

 

 

 

しっかり自己紹介して 「よろしくおねがいします!!」と元気にごあいさつしていました。

帰るまで 何人ものお友だちから「えんちょうせんせい あたらしいおともだちだよ…」と紹介されました。あたらしいお友だちが来てくれたことが とても嬉しかったようです。

ゆるやかに集団がかたちづくられて

今日も天気予報が少しはずれて ぬける様な青空になりました

 

 

 

 

 

 

今日は全体で玉入れと龍神太鼓の表現に取組みました

 

 

 

 

 

 

年少ピンクバッチグループと 年中黄バッチグループは 木陰でクールダウンしながら 散策したり だるまさんがころんだをダイナミックにしてみたり…

 

 

 

 

 

 

年長青バッチグループはその後も 木陰での休息をはさみながら グランドでイマジメイト(年長表現)やリレーに汗を流していました。リレーは5日(火)に子どもがクラス毎で集まって決めた順番でバトンをつないでいます。今のところ同じクラスが大差で負けていますが、そのことを馬鹿にしたり、卑下する様子はありません。リレーはみんなが全力で走ってバトンをつないでゴールすることが大事なのだとわかっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どのグループもその学年に応じた 集団や集団での活動がゆるやかにではありますが確実にかたちづくられています。

不審者等への対応について

今週に入って 卒園児の保護者から 子どもが通う小学校区内で不審者が出没しているとの情報をいただきました。

なぜか 陽気がよくなるこの時期 昼間の時間が長くなり開放的な気分になるのか 歓迎できない不審者があちこちに出没してしまいます。今日も在園児の兄姉が小学生の保護者から 同様のお知らせがあり一斉配信のメールで美晴幼稚園の保護者にも注意を促したところです。

そして本日 北海道庁からも 幼児児童生徒の安全確保と安全対策に関する通知がメールで送られてきました。

幼稚園としては 保育中 不測の事態にならぬうよう十分注意し対策も講じているところではありますが 再度 確認し職員全体の意識を高めておくことが大事だと考えています。

幼稚園の保護者の皆さまには 子どもだけでの外出(家の周辺や公園だからといって油断せずに)は避けることと 大人と一緒だからと過信せず たえず周囲の状況に注意をはらい もし危険を察知した場合は近くにいる方に声かけしたり 躊躇なく110番へ通報するようにしましょう。

平和公園や幼稚園の近所で何かありましたら 遠慮なく 直ちに幼稚園へ助けを求めて下さい。

園長 東 重満

二人の世界?

今日はこぐまの森ガリバーに出かけ 小雨が断続的に降る中 子どもたちは雨を気にするというより あたりまえのこと といった感じで楽しくあそんでいました。イタドリの中で雨宿りしたり フキを傘代わりにしたり 砂場の子どもたちははじめからぬれているから雨粒なんて関係ない! といった感じで…

 

 

 

 

 

 

今日のあそびをみていて 年長青バッチの子どもが二人組でじっくりとあそびの世界を広げている様子をいくつか見かけました。まず、虫取りをしていた男の子二人が バケツやイタドリの茎を使って 連なりのあるコテージ風の虫の家を完成させました。そのうち雨が強くなって 周りの子どもたちが大きなフキの葉を傘代わりに歩いていると 虫の家にもフキの葉の屋根が必要となって それぞれにフキの葉で屋根をかけると それを見ていた他の子どもたちが興味をもって なんやかやと語り合うようにないました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、カプラの積み方 あそびかたも多種多様になってきて この二人はおもしろい積み方で楽しいんでいました。

 

 

 

 

 

 

二人で語り合い 影響し合うことが相乗効果をうんで あそびの世界を充実させるのでしょう。

 

もちろん 二人の世界よりもたくさんのお友だちであそぶ姿も…

 

 

 

 

 

 

それから 遠足で植えたジャガイモの芽が見事に出そろったので 年長青バッチグループは観察日記?を描きました。

 

 

 

 

 

 

花壇への水やりは じょうろ作りから楽しんでいます。

 

 

 

 

 

 

そして こんな姿も…

具体に身体を動かして

 美晴幼稚園でも一カ月後に運動会を行います。春の遠足のころから平和公園のお散歩がてら身体を動かしたり、園内外を問わず様々な場面で運動あそびを保育の中に埋め込んでいます。

 それから、移動のときに並んだり、友だちと手をつないで歩くことも、集団生活やあそびの経験が少ない今の子どもたちには、大事な体験の積み重ねでもあります。

 幼児にとって空間の認知と自らの行動は、具体に動いてぶつかったり、避けて通り抜けたりしなければ体得できないものです。具体の行動を通して、集団での他の子どもとの間合いや安全な過ごし方を、まさに体得しているところです。

【春日山 かすがやま第6号‘12/06/01から-1】

「おもらし」に変化が…

 排泄が完全に自立していなかったお友だちも、少しずつ幼稚園でおしっこができるようになっています。記録簿ではおもらしの報告が毎日のようにありますが、4月当初とは大きく違ってきていて、衣服はおしっこで濡らしていても実際にはトイレの便器でおしっこができるようになっている子がどんどん増えています。

 衣服をおしっこで濡らすのは、誰より本人が不快で嫌なものです。その事が自覚でき改善のために少しの努力ができることで、排泄が自立し自尊心がしっかりと心の中に位置づきます。

 そのことは、生活習慣が身につく以上に、子どもの成長発達にとって大きな意味をもってゆきます。子どもは自我がはぐくまれ排泄が自立するころから、自己有能感と肯定感が高まります。

【春日山 かすがやま第6号‘12/06/01から-2】