「無関心の関心」

新潟県佐渡のトキが自然繁殖して巣立ちをしたニュースは、これまでトキの飼育や研究にかかわった人々ばかりでなく、地域全体がえさ場となる水田や水場の確保をされた まさに関係した人々の英知と具体の協力を結集した結果であることに感動します。

そのトキの飼育や繁殖に際しては「無関心の関心」という鉄則があるのだそうです。

言葉をかえて「無関心を装った関心を寄せながら育てる」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。この鉄則、幼児期の子どもをしなやかでたくましく育てる場合にもそのまま当てはまります。「過干渉(よけいなおせっかい)」とは対極をなすといえるでしょう。

本当は大人にしっかりまもられていながらも、当の子どもたちは大人の関与や視線を意識しない状況の中であそんだり生活することで、「自分の力でつくりあげた」とか「自分たちだけで解決した(仲直りした)」といった実体験を重ねることができま。この様な経験は子どもの「自立(自分のことは自分でする力)と自律(自分を状況にあわせて調整する力)」をしっかり育みます。2学期に向けてそんな様子を、この紙面やブログで紹介したいと思います。

例えば 今週のわんぱくタイムで子どもたちが「熱中」して砂場であそんでいる様子は…

 

 

 

 

 

それから ちょっとした隠れ家的 基地的場所では…

 

 

 

 

 

仲間と秘密のあそびを潜行?したり 自分だけの時間を過ごしたり。そんな中で自分を自分たちをかたちづくります。

【春日山 6月29日 第10号から一部引用】