9月2012

入園に向けた保育説明会

29日(土)は 来年度 幼稚園へ入園を予定している皆様を対象として 保育説明会とセカンドスクール こぐまの森ガリバーの見学会を行いました。たくさんのご両親や祖父母の皆様にご来園いただき いつものことではありますが 真剣にお話しを聴いてくださいましたことに 深く感謝いたします。ありがとうございました。

見学会も園舎やこぐまの森とプレイホールガリバーを体感していただき美晴幼稚園へのご理解を深めていただく機会としていただけましたならば とてもうれしいです。われわれ職員も 楽しい時間を過させていただきました。

毎回のことではありますが 説明会や見学会の後の個別の相談会にご相談いただきました。少しでも美晴に限らず幼稚園就園へのご参考になればうれしいです。

明日 10月1日(月) 学齢別グループ活動の公開ならびに体験日となっていますが 台風の影響で悪天候になる予報です。これからの時期は保育のさまたげにならない限りいつでも見学や相談をお受けすることができますので 明朝になって風雨が強いようでしたら 後日あらてめてご案内いたしますので 遠慮なくお知らせいただければ幸いです。

 

つきさっぷ健康まつり

今日は 月寒公民館で 第24回つきさっぷ健康まつりが開催され 月寒高等学校のマンドリン部のみなさんと 美晴幼稚園の年長の有志のお友だちが文化企画に出演させていただきました。

美晴幼稚園は今年で2回目の参加となりますが 参加した子どもたちにとっては 大きなステージでの発表なので少し緊張しながらも 会場のみなさんのあたたかい拍手をいいただき 自信にもなるようです。

 

 

 

 

 

 

今日はお泊り会に向けて歌った 「おばけなんてないさ」 「ともだちさんか」 を歌いました。

実行委員会の皆さんのご配慮でたくさんのご褒美とプレゼントをいただきました。それから 月高のマンドリン部の演奏はマンドリンの音色ならではの楽曲で素敵な演奏でした。

 

お月見会と収穫祭

今日は 30日の十五夜にちなみ お月見会をしました。お月見の趣旨にそって秋の収穫に感謝する感謝祭としての位置づけをして取り組んでします。

まずは 十五夜のいわれのお話し。月の満ち欠けについて。そして 月とウサギの帽子屋さんのペープサートを観ました。

 

 

 

 

 

担当した疋田先生は身振り手振りや絵等を用いて とてもわかりやすく語っていましたが 月の満ち欠けの仕組みについては間違って理解していたようで説明も違っていました。月の満ち欠けは 太陽と月の間に地球が入ることによってできるのではなく 月にあたる太陽光のあたりかた(向き)によるものですが 理科が得意な私ですが(言うのは勝手) 実は大学院の理科指導論の授業によって正しく理解をするまで 疋田先生と同じように間違って理解していました。

月の満ち欠けは 月の観測と実験を通して理解すれば だれでも簡単に理解できるのですが 私も疋田先生も教科書での机上の学習で間違って理解していたのでしょう。

そして 青バッチさんが中心になって収穫祭では秋祭りにちなみ御神輿が…。こぐまの森の菜園で収穫した時の発表もありました。

 

 

 

 

 

年少・中のお友だちも とても楽しそうにお話しを聴いていました。

 

9月うまれのお誕生会

前にも書いたかもしれませんが 美晴幼稚園では月ごとに全園児で誕生のお祝い会をしています。クラスではその子のお誕生日にお祝いをします。

今日は9月うまれのお友だちの誕生会。写真は保育アルバムをご覧ください。

どんりゅう園長からのお祝いのことばは毎回同じです。

「今 お話してくれたおおきくなったらなりたいものや夢はどんどん変わるかもしれないね。かわってもいいと思います。けれども、いま後ろにいるお母さんやお父さんのような立派な大人の人になろうね。おいしいものをたくさん食べて。ぐっすり眠って。お友だちと仲良くあそんで。こころもからだももっともっと大きな人になってください…。」

このメッセージ 実は 先代の園長先生がお誕生会で話していたこととほとんど一緒です。

どんりゅうが副園長や園長になりたてのころ 毎回 考えて違うお話をしていました。それはそれで良かったと思います。けれども 子どもは一年に一度だけ誕生会で皆にお祝いをしてもらいます。ある時、本当にこころがこもったというか 伝えたいメッセージは変えられない というか 同じもののはずだ…。と気づきました。毎回 違うお話しがダメと言っているのではないのです。私は ふとそう思って今に至っているんです。

 

「おてんきあめ」のガリバー

「きょうのガリバーはおてんきあめだったね…」と子どもが話していたけれど ちょうど 昼食をいただく準備をはじめた頃から ポツポツと じきに結構な振り方の雨になりましたが その後あがった雨は 子どもたちには「お天気雨」なのでしょうね。

昨日 出かけられなかったこぐまの森ガリバーでのちゅーりっぷ。新しい場をあそびのセンターにして取り組んでいました。

道路側のケヤキ並木は木登り。冬に坂滑りやスキーをする築山は野草がボウボウと生えているのですが そこに分け入ってあそんでみたり。夏休みのディキャンプで小学生がアスレチックを設置してくれたので ピンクバッチの子どもたちも登れるようになった段丘の上ではヒミツキチをつくってみたらしい。

 

 

 

 

 

これから どんなふうに展開してゆくでしょう。

 

あそびの展開(援助と協調)

今日は こぐまの森ガリバーに出かける予定でしたが 早朝の雨のふり方と 気温があがらない予報だったので 幼稚園でちゅーりっぷの活動をすることにしました。先週までの残暑から ここ数日の気温の下がり方が急だったので 順応性にすぐれている子どもとはいえ 身体の調整機能が追いつかなく体調を崩しかねないと思いました。

それで 園舎内でのちゅーりっぷ。カプラを使ったセンターと 水の国のセンター ホールは家づくりからアスレチック(サーキットあそび)のセンターになりました。(あそびの場をコーナーといわずにセンターというのは あらためて説明します)

 

 

 

 

 

ホールでは 最初 話し合いをしたところ段ボールで家づくりをしたいということで 図面を描いてイメージを共有しながら たくましい鈴木先生に助けてもらいながら取り組んでしました。その後 アスレチック(サーキットあそび)ができるセンターをつくってあそんでいました。

 

 

 

 

 

オープンスペースになっていた みつばとつくし組の保育室では 「水の国」をつくりたいということで スズランテープを放射状に広げて たのしいスペースをつくりました。アイディアは子どもたちが中心に出しながら 細かな作業もどんどん進めましたが 中心に柱を立てることなどは こころやさしい?生富先生に手伝ってもらいながら 皆で協力して楽しい空間ができあがりました。お気に入りの子どもたちはお弁当も水の国でいただいていました。

 

 

 

 

 

すみれ組の保育室ではカプラ。入園当初は進級児がくみ上げた造形物を 体当たりしたり手で押したりしながら 崩すことを楽しんでいたお友だちも 積み方 並べ方 組み方の楽しさを実感できるようになっていて 協同作業を楽しんでいました。

カプラはフランスのごく一部の地域だけで自生している欧州松を原材料にして作られる積み木です。(同じ種類の樹でも他の地域の樹ではヤニの関係などで製造できないそう)

薄いのに何層に積んでもくるいがなく積んだり組んだりできること。幼児が扱うのには扱いやすい大きさと「軽さ」。がカプラの特徴です。そして なにより他の積み木と大きく違うのは その「音」。

この軽さと音が「崩す」「壊す」ことも楽しめる積み木である所以(ゆえん)です。どんりゅうがパリのオフシャルショップで このカプラを創作した方の弟子(素敵なマダムでしたが)から直々に研修を受けて初級指導者のライセンスをいただきましたが(たぶん美晴の職員も知らない?と思うけど…) その時 講師のマダムは日本の子どもたちには積んだり組んだりすることと同じくらいカプラの「音」も存分に楽しんでほしいと力説していました。

創造することの出発点は 大人は眉をひそめそうだけれど 実は 壊したり分解すること。

このことについては また あらためて。

 

アフォーダンス(行為の可能性)

子どもたちは 絶え間なく環境や事象から様々な刺激を受けています。その環境そのものがヒト(動物)に与える意味や価値のことをアフォーダンス(行為の可能性)といいます。この概念は認知科学や心理学の分野でも比較的新しく示された考え方ですが、幼児期のあそびや学びには非常に重要だと考えられています。

最近の美晴の子どもたちのあそびの姿から 素朴に 広い原っぱがあれば 走り出したくなり 坂があれば転がりたくなり フカフカの草であれば 寝転びたくなる アフォーダンスを受け取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく扱いやすそうな樹木をみつければ 中に入り込んで基地やお家に見立てたり 木登りしたり かくれんぼやダンルマさんが転んだ なんかをしたくなる。

 

 

 

 

 

 

 

そして 自然などの多様性と複雑さは 偶然性の中で思いがけない出来事を誘発しながら 子どもをアーティストにしてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには 環境や事象から行為の可能性をうけとり そのことを自分のからだとこころで消化してなんらかのかたちで表現する 子どもたちの自発性や主体性があふれています。

 

 

クラスでの保育

美晴幼稚園は学齢5歳、4歳、3歳の幼児が混在する異年齢で編成された3つのクラスで生活のベースをかたちづくり活動しています(いわゆる縦割り)。その他に活動内容に応じて 学齢毎のグループで集団を編成したり(横割り) ちゅーりっぷの活動やワクワクひろばの取り組みなど 子どもの興味や関心に応じた集団編成(斜め割り?)の大きく分けると3つの集団を構成し幼稚園で生活しています。

今日は クラスでの保育を公開し体験していただける日でもありましたが こんな子どもたちの姿がありました。

みつば組はホールで遊園地をグループで考えたアトラクションをチケットを発行しながら。 すみれ組は保育室でお家づくりをすみれハウスからみはるハウスにバージョンアップ?して トイレなどの生活スペースもつくりながら。 つくし組は保育室でお月見にちなんだ制作を 綿をお団子に見立てるところはオシボリで手を湿らせながら上手にまるめて。

対話 協力 親しみ 感性 感動 … どんな子どもたちのこころの動きが見てとれましたか?

制作

昨日 学齢グループでそれぞれ テルテルぼうずをつくりました。

年少ピンクバッチ・年中黄バッチグループは 公園で拾い集めた葉っぱを敷いてその上から紙をあててクレヨンなどでなぞったり擦ったりして 葉っぱの模様を浮き立たせる技法で葉の模様を楽しみました。そのうようにして描かれた絵を上手にハサミで切りとって テルテルぼうずの飾りにしました。中には葉っぱそのものをはっている作品もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年長青バッチグループは白いあまり布で 正当派?のテルテルぼうずをつくりました。さっそく保育室の窓際にかけて 秋の遠足の晴天を願っています。

 

 

 

 

 

 

今週は 美晴のお出かけにあわせて おひさまが顔をだしてくれましたね。

 

ワクワクひろば(国際大学の人形劇団あさっち来演)

今日はワクワクひろばに向けて 「札幌国際大学人形劇団☆あさっち」の学生と先生が来園してくださり 「三びきのやぎのガラガラドン」のお話しや手あそび 「ももたろう」の人形劇をみせてくださいました。ちなみに「あさっち」とは顧問の先生のニックネームです。

 

 

 

 

 

とても楽しそうに観ていましたが 人形劇の鬼が島でのシーンでは鬼の迫力満点で 少し怖がるお友だちがいましたが 自分の席で鑑賞していました。

演目が終わったあとで 人形と挨拶したり さわったりすることができました。年長青バッチグループは実際に人形を持たせてもらったり 舞台裏も見せていただきました。

 

 

 

 

 

子どもたちにはとても良い刺激?になったようで お部屋へ戻るときに さっそく年中黄バッチの女の子が「げきじょうチームやらない…」とお友だちに話しかけていました。人形劇を楽しみながらも 子どもたちの中にワクワクひろばの取り組みが位置づいていることがわかります。

ちなみに 大島先生がこの人形劇団のOGで 朝から学生と同じTシャツを着ていました。