8月2012

専門家としての保育者のトレーニング

水曜日 バスに乗車し準備が整い帰りバスの出発を待っているところにどんりゅう園長が運転席に乗り込もうとした時 一人の子どもが「あっ えんちょうせんせい はいってきた…」と言いました。すると添乗していた保育者が「園長先生 入ってきた?」と言い返しました。

「はいってきた」という話し方は この状況では正しい用法とは言えませんが 間違いではありません。この時 保育者としてのぞましい対応は 子どもの思いや話に同調しながらも その状況に応じた話し方 例えば「そうだね 園長先生も乗ってきたね」と応じることです。

今朝 コンビニエンスストアーの表看板で低いタイプのものを見つけた子どもが「このコンビニのかんばん ちいさい…」と言いました。 そうしたら 添乗していた保育者が「んっ ちいさい… あっそうか そうだね このコンビニの看板低いかも知れないね…」と話し返しました。そうするとその子どもは「そうだよ このかんばん ほかのコンビニのよりひくいよ…」と応じました。

この様な何気ない会話の中で 子どもはことばづかい用法を理解して行きます。

先日の参観日で 子どもの見方や理解のあり様は 一面的ではなく多面(多角的な視点)でとらえることが大切だけれど 実際はなかなか難しいもの。しかし 私たち保育者は専門家としてトレーニングしているから可能なんです…。という話をしました。

私たち保育者は専門的な知識に基づくことはもちろんのこと 毎日 子どもたちの実態から学んでいます。つまり 私たち保育者のトレーナーは子どもたち。意識をしっかり集中させて 子どもと真摯に向き合えば ほとんどのことがわかってきます。

それは 子どもの思い 二面性 … けんかやいざこざには双方に問題やそうせずにはいられない理由が必ずあるということ 等 一見してとらえることができる様な表層的な理解ではく 時間をかけて継続した変容をたどりながら少しずつみえてくる深層的な理解ができるようになるものです。

このことは 保育者として子どもとの適度な距離感で俯瞰して(鳥の目で)子どもに向き合うことができてこそ また 多様な子どもたちと出会い深く関わることで はじめて可能になるのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

この一枚は 教育実習生の設定保育場面での姿です。子どもたちのまっすぐな視線の中で 彼女のひたむきさが伝わってきませんか?。子どもとの臨場感ある応答の中で保育者として 少しずつ磨かれて行きます。

 

 

避難訓練

今日は 防災の日(9月1日)に関連して 地震を想定した避難訓練を行いました。

一度目の非常ベルが地震が発生した合図。皆一斉に保育室の机の下で身体を守ります。その後、2度目のベルが揺れがおさまった合図。今度は一斉に平和公園へ移動します。

移動開始から目印の木の下まで避難し点呼で安否確認を完了させるまで1分32秒。

見事な避難行動でした。

真夏のお天気のガリバー

今日は 今年一番ではないか と思われる暑さの中 子どもたちは元気いっぱいあそびました。

 

 

 

 

 

どろだんごづくりは 土えらびから フルイかけなどして 粒子の細かさがいくつかの種類の土を用意して取組んでいました。

 

 

 

 

 

砂場では 大きな山をヤドカリの貝に見立てたり 牛乳パックでつくった水の道をあてたり トンネル堀など 身体全体で砂や水と格闘していました。

 

 

 

 

 

30℃を楽に超える気温では やっぱり水あそび 幼稚園で作ったおもちゃも活躍したね。それから 木のトンネルで休んだり カプラはおもしろい並べ方や積み方で楽しんでいました。

 

 

 

 

 

そして 菜園ではトウキビが収穫時期を迎えたので 皆で 収穫してさっそくゆでてお昼にいただきました。赤くなったトマトもたくさん食べていたね。お弁当をしっかりいただいた後で おかわりしている年少さんもいました。この暑さでも夏バテは無縁の子どどもたちのようですね。

 

北海道シェイクアウトに参加しました

今日 10:00 釧路沖を震源にした大きな地震が発生したと想定した 共同避難行動に参加しました。

この時 ガリバーに着いて間もなくで トウキビを収穫するために菜園へ移動しているところでした。長笛を合図に大きな地震がっ来そうだ ということで その場に屈んでじぶんの身体を守る姿勢を維持しました。

 

 

 

 

 

明日は防災の日にちなみ 幼稚園で地震を想定した避難訓練を実施します。 今日のシェイクアウトの経験が明日の訓練にいきるように配慮します。

北海道シェイクアウトには10万人の参加登録があったそうです。昨日も南海トラフの被害想定が報道されましたが、地震を含めた災害はどこにでも起こり得るという心構えでしっかり準備や訓練を重ねたいものです。

 

 

 

 

うれしいお客様

今日はご家族に来ていただき全員でお祝いする8月うまれの誕生会がありました。クラスではその子のお誕生日にお祝いしますが 8月うまれのお友だちは夏休み中にお誕生日を迎える子どもが多いので どうしても夏休みがあけてからのお祝いになってしまいますね。

素敵な8月うまれのお友だちお母様方 そして 織田先生おめでとうございました。

 

 

 

 

 

 

そして 夕方 遠く愛知県からうれしいお客さんが来園してくださいました。

美晴の卒園児が お引っ越しをされてから5年ぶりに来札された機会に ご両親とおじいさまといっしょに 美晴幼稚園に立ち寄ってくださいました。面影がくっきり残っているものの 6年生ぶりは頼もしい限りでした。

 

 

 

 

 

 

 

ご一緒に記念撮影をさせていただきました。

 

 

その場の空気?をよむ力

教育文化会館大ホールにどうしても立ち入れないお友だちがいました。この後 このホールで楽しいことが始まりそうだよ お友だちもいっしょだし楽しみにしているよ と促しても 返ってくることばは「おしまい」。

この会場の雰囲気は どうも苦手だよ もういいよ ここに入るのはやめにしよう といううったえが よく伝わってきたので どんりゅう園長とふたりで大通り公園に散歩に行くことにしました。

大通り公園の8・9丁目は モエレ公園の設計者でもあるイサムノグチの作品の滑り台があり この時期はウォーターガーデンもあって 大勢の子どもたちとその家族 いくつかの保育園と思われる保育者に引率された小集団が のどかになごいやかに よい雰囲気であそんでいました。

私たちも ウォーターガーデンには入れませんでしたが いくつかの遊具であそび 近くのコンビニエンスストアーでお茶を買って水分補給をしながらのどかに楽しく過ごしていたところ 幼稚園とおもわれる 2〜300人の大集団が一斉にやってきて 石の滑り台を占拠するようにあそんだかと思うと 瞬く間にお昼ご飯をとりに芝生に移動しました。たとえるなら それまでのよい雰囲気を切り裂くように短い時間に嵐が通り過ぎて その後はなにもなかったかのように元の状態にもどっていました。

今日 美晴幼稚園では平和公園の利用に向けて 一つのステップをふみだしましたが 大通り公園の出来事から 美晴幼稚園でも公園などの利用に際してはそこを利用されるすべての方々に配慮しなければいけないと 反省と課題を持ちました。

そして よく言われる「その場の空気を読む力」は 私たち二人と嵐のように通り過ぎた幼稚園の保育者のどちらが持っていたかは ここに書くまでもないことでしょう。

 

影絵の鑑賞と水あそび

今日は年長青バッチグループが教育文化開会に劇団角笛さんの影絵の鑑賞に出かけました。演目は「かぐや姫」と「ももたろう」。きれいな影絵を堪能しました!!。

 

 

 

 

 

年中黄バッチ・年少ピンクバッチグループは平和公園であそぶ時のお約束をしたり 園庭で水あそびをたのしみました。

 

 

 

 

 

今日も暑い日ですが こんな暑さを楽しめるのはあと数日でしょう。

 

 

保育参観ありがとうございました

今日はクラス毎で保育参観を行いました。それぞれで にじみ絵でのウチワやフォトフレーム 引っぱり絵のモビール を親子で制作しました。

保育室はたくさんの保護者や兄弟そして祖父母の皆さんに来ていただいたので クラッとするほどの暑さでした。でも それぞれ楽しそうに取り組まれていましたね。

その後 ホールにて2学期のテーマと子どもの育ちについて 短い時間でしたがお話しさせていただきました。今日の参観日は親子降園ではなかったにもかかわらず 暑く窮屈な中 最後まで真剣に聴いていただき 本当にありがとうございました。

「関係づくり」は仲間や保育者との関係はもちろんのこと モノやデキゴトとの関係も充実することが大切だと考えています。

「わたし」とその周囲とのやりとりの中で「わたしの世界」を充実させること。そして、その「わたしの世界」と矛盾しない「わたしたちの世界」が仲間や保育者との協同(恊働)の中で形容詞や感動詞(感嘆詞)が豊かに交差する営みの中ではぐくまれるよう 真摯に向き合う4ヶ月がスタートしました。

その過程では 子どもたちはたくさんのつまずきや葛藤をいだくこともありますが 時間をじっくりかけて 子どもの育ちと共に子どもどうしの関係もたおやかになるよう それぞれに立ちはだかる壁を自分自身で乗り越えられるように しっかり支えてゆきたいと考えています。

22日から23日の保育

どんりゅう園長が 22日から24日まで東京家政大学を会場に開催された 財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構の幼児教育実践学会に参加のため園を留守にしていました。その間の保育をスナップで…

22日はガリバーでの保育。23日は雨のお天気でしたので 子うさぎとあそんだり すみれ組は段ボールで大きなお家を作ってあそびました。24日は学年グループで 年長青バッチグループはこぐまの森の菜園で収穫した枝豆をモチーフにした作品を、年中はボールであそび、年少は新聞紙であそびました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体測定と枝豆収穫

今日は真夏のおひさまがギラギラで とっても暑い日になりました。

まず 今年度二回目の身体測定を行いました。年少・中のおともだちも衣服の着脱がスムーズになり ほとんどの子どもは余裕をもって測定しています。

 

 

 

 

 

こぐまの森ガリバーの菜園では 枝豆が収穫できる状態になりました。昨日 年長青バッチグループが収穫に出かける予定でしたが 雨がひどく今日に延期しました。

 

 

 

 

 

 

たくさんの枝豆を畑でもぎ取り 半分くらいは茎ごと持ち帰り 年少ピンクバッチグループ、年中黄バッチグループのお友だちに枝豆(大豆)のさやのつきかたを見てもらった後で みんなで茎から豆の入ったさやを一つ一つとりました。

お弁当の後 ゆであがったばかりの枝豆をおいしくいただきました。