久しぶりのこぐまの森ガリバー

じゃがいも収穫とお泊まり会の後 秋休みをはさんで久しぶりにこぐま森ガリバーでちゅーりっぷの活動を楽しみました。

じゃがいも収穫の日はじっくりあそぶことができなかったので 今日はそこかしこでおもしろいあそびが展開されていました。

やまぶどうもたくさんとりました。

その一端をスナップで

9月うまれの誕生会

28日(月)はお月見会と収穫祭がありました。年長青バッチのお友だちは感謝のおみこしをかつぎこぐまの森ガリバーの畑で栽培し収穫した体験を年少・中のお友だちに報告しました。

29日は9月うまれのお誕生会でした。あたりまえのことですが 子どもたちは一つ年齢を重ねること そのことをみんなに祝ってもらうことが 本当に本当にうれしいのですね。今回もそんな思いがあふれていました。

生誕100年

敬老の集いにご来園いただいたご祖父母の皆様に お祝い菓子としてお渡ししている紅白まんじゅうを 今日は園児と職員にも配らせていただきました。

美晴幼稚園の創設者である 故 東 重孝 氏の生誕100年に際して故人の家族から子どもたちなにかをしたい との心遣いを紅白まんじゅうというかたちにしました。

一昨日 小学校6年生の娘が 「おじいちゃんは 30歳の時に戦争が終わったんだね…。」と私に聞きました。少し考えて「そういえばそうだね。どうしてわかった?」と答えたら「だって 今年はおじいちゃんの生誕100年で戦後70年でしょう。ひいたら30じゃない。」

私の父でもある 東 重孝は 徴兵され南方戦線に従軍し激戦地ビルマ(現ミャンマー)で終戦を迎え抑留された後 復員(帰国)しました。その後 結核を患った後 私の母と結婚しました。そして 長女の成長にあわせて地域の子どもたちのために1952年(昭和32年)美晴幼稚園を創設しました。

父は自らの戦争体験について私には多くを語りませんでした。いえ 語りたかったのかもしれませんが 私が尋ねることがなかったから あえて語ることがなかったのかも知れません。

通信兵だったので テレビで流れるモールス信号を翻訳してくれたり 落花生を食べながら「戦地で疲労困憊の時 一握りの落花生をもらって元気になったものだ…。」と ごく断片的に戦争体験を伝えてくれました。

その父が 様々な場に出かけて 戦争体験を語り継ぐ活動をしていたことを知ったのは他界した後でした。

父が存命であれば 先ほど国会で可決された 安保法案について どのような見解を示したのか…。死線を越えてきた人間ならではの達観したところがあったので 最近の国際情勢をみればやむを得ないとするか 先見性があった人なので若者や子どもを戦争の危機にさらすのはやめるべき とするのか…。

粗野であっても卑ではなかった父であれば これまでの動きに危惧を抱き 残念に思ったことは間違いないと思います。

政治が劣化したのか もとにもどってしまったのか わかりませんが 市民のありかたは進化していると考えます。私もその一人として考え行動していきたいと思います。

園長 東 重満

 

敬老の集い

今日は敬老の日にちなみ おばあちゃん おじいちゃんに幼稚園に来ていただき それぞれのお部屋で子どもたちと楽しい時間を過ごしていただきました。

今日は 美晴幼稚園の子どもたち皆のおじいちゃんおばあちゃんとして お話をしていただいたり 一緒に昔のあそびを楽しんでいただいたり かたたきなど子どもたちの相手をしていただきましたね。

子どもの中には日ごろお住まいが離れているなど ご祖父母の皆さんと過ごすことがかなわない場合も少なくありません。そんな意味でも子どもたちにとって貴重な時間を過ごすことができました。

ご祖父母の皆様 お疲れになられたことでしょうね。子どもたちにかわって心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

園長 東 重満

 

おとまり会のバトン

今 玄関のガラスブロックに お泊まり会のスナップが掲示されています。

こんどは 黄バッチグループのお友だちだよ というコメント付きで…。

一目散(いちもくさん)

朝と帰り 隣の平和公園であそんでいます。

玄関を出て園庭を経由して平和公園に出て みんながあそぶ固定遊具のない奥のエリアまで わずかに登り坂になっている遊歩道を 一目散に走って行きます。

それはそれは気持ちいいくらいに…。子どもってこうだよなぁ って感じで…。

その先には 昨日出かけたすずらん公園のような魅力的な遊具は何一つなく 樹木と 野草の 草花と 木の実と 小枝…。 そして 小さな坂 水たまり程度…。そんな場で お友だちと保育者が織りなして 名前のつけられないあそびが いくつもかたちづくられます。

子どもたちは 一目散に嬉々としてそのあそび場に向かいます。

そこにあるのは きっと ほんもののあそびなのかも知れません。

今日は年長青バッチグループが豊平郵便局に見学に出かけます。このような社会体験の機会も子どもたちの目が輝きます。今日はどんな発見や気づきがまっているのでしょう。

 

滝野すずらん公園小遠足

先週のみつば組に続き すみれ組とつくし組が滝野すずらん公園へ出かけました。

秋晴れの心地よい日和 おもいっきり楽しんできました。

39人のコンピテンシー

今年のお泊まり会は欠席なく全員が参加し一晩を共に過ごしました。

美晴幼稚園は様々に特別な配慮や支援を必要とする子どもがいますので 一晩とはいえお母さんお父さんから離れて過ごすことは大きなハードルではあります。

中には いつもより多弁になったり落ち着きがない様子も見受けられ 自分からお友だちから離れて 時間をかけて折り合いをつけている様子もありました。

そして お友だちと協力し支え合いながら 時には保育者の助けをかりながら それぞれのできる範囲で自分のことは自分でまかない過ごしていました。

誰一人として「帰りたい」と訴える子どもはいなく 今年も不安や緊張を理由にして帰宅する子どもはいませでした。発熱や咳などが出て経過をみた子どもや一時的に寂しくなって涙する子どもはいましたが 例年にないほど寝つきも良くドンリュウも子どもたちと一緒に寝てしまったほどです。

きっと子どもたちは 全員 自分の中でこのお泊まり会に意欲と覚悟をもってのぞんでいたのでしょう。

39人全員 もっと大きくなりたい 挑戦しようという意欲と その思いを具体の行動にできる 成長・発達につながる行動特性(コンピテンシー)をもっているといえます。

卒園まで課題はたっくさんありますが 素晴らしい子どもたちです。

チャンスは誰にでも巡ってはきますが その機会は平等に与えられるわけではありません。

チャンスを好機と捕らえ 挑戦する人には 結果がどうであれ 必ず次のチャンスがやってきます。もっといえば 挑戦した人には結果に関係なく人生にとって意味ある経験が残ります。大げさだと笑われるかも知れませんが 今年の年長の子どもたちはそのような生涯にわたる基盤を備えたといえるとドンリュウは考えます。

ちょっと残念だったのは 当日7名いた教育実習生で宿泊した学生が1名だったことです。もちろん宿泊は任意ですし 事前の説明では担当の先生からも あくまでも本人の希望しだい だと伝えていました。

でもね〜 もし自分だったら どんな都合があっても 教育実習生は原則宿泊させない と言われても頼み込んででも 宿泊を含めお泊まり会に通して参加していただろうなぁ…。(泊まった学生は所属する大学の先生から 貴重な機会だから参加できるのであればお泊まり会全部に通して参加して学んでみたら と助言されていたらしい。)

だって 宿泊保育は札幌市内の幼稚園だったらほとんどの幼稚園が行うし 実際 お昼寝ではなく 宿泊保育での子どもの様子や保育者の配慮 何よりも一晩お友だちと一緒に過ごした子どもたちの表情を見てその思いを肌で感じられる機会を逃すことはしないけれど…。

子どもも実習生も 一晩共に過ごすこができたということと そうでないことでは 同じお泊まり会に参加しても得た経験の質に違いがあるということ…。

チャンスを良い機会にできた人には必ず次のチャンスが巡ってくるものです。

目の前に起こることが自分にとって何を意味するか考え いえ 感じ取り 予想して行動することもコンピテンシー。

そんな意味でも ひとつ間違えればくじけて心折れそうなお泊まり会に 楽しみに面白がって参加することができる美晴の子どもたちは たいしたものですし そのような子どもたちになるように支えてきたご家族の皆様や保育者も素敵だと思います。

園長 東 重満

 

 

お泊まり会−14

お掃除をして 退館の準備をして 月寒神社のおまつりの様子をみて 幼稚園に帰ります。

お泊まり会−13

おにぎり朝食です。み〜んなとっても上手です!

お母さんやお父さんがおにぎりをにぎるところをしっかりみているんだろうな…