雨の日の思い出

今日は台風の襲来が心配されましたが 札幌は強風が吹くことなく雨も小雨でした。

今週末の運動会に向けて 親子遊戯(ダンス)を行いました。ほとんどのお母さんが来園されて、一緒にお遊戯や道具作りを楽しく行いました。中には、せっかくお母さんか来ているのになぜか浮かない表情のお友だちもいましたが、本心はどのお友だちも嬉しい一日だったと思います。

前に 私は当時としては珍しく 年少3歳児から幼稚園に通っていたと書きました。実は、私には12歳と10歳上の姉と 学年で一つ違いの3人の姉がいます。私が幼稚園に通っていた頃は 年少3歳児のみのクラスはなかったので 今で言う姉がいた年中4歳児のクラスの中に潜り込んでいたわけです。

私が3歳から幼稚園に通うことになったのは 当時 両親ともが働いていて 母は自宅と店舗を兼ねた建築金物店を営んでいたからでもあると思います。当時の美晴幼稚園には通園バスは無かったので 皆 徒歩か家が遠い子どもは路線バスで通っていたものです。しかも、現在とは交通事情が全く異なりますが、保護者が一緒ではなく 徒歩の子どもも 路線バスの子どもも 子どもたちだけでトコトコ通っていたものです。

子どもが幼稚園にいる間に雨が降った時は 保護者がカッパか傘を持って幼稚園に迎えに来ていました。しかし、私は母が迎えに来ていないことがままあって 一人で雨に濡れて家まで帰ったものでした。しかし、母を恨んだことも 他の子どものことをうらやましいと思ったこともたぶんありませんでした。それは、ずぶ濡れになって帰った私を、母が手ぬぐいを用意して玄関先で待っていてくれて頭の先からつま先まで とっても気持ちよく丁寧に拭いてくれることが とても嬉しかったことの記憶しか残っていないからです。

幼稚園が仕事場の私は 幼稚園にいる間に雨が降ると フッと 当時の記憶と共に一昨年他界した母のことを思い出します。

自分の行動を意識して

19日(火) 午後から岩見沢の空知支庁で北海道教育委員会の幼稚園教育園長等指導者会議で講師としてお話しする仕事があり外出しましたが、午前中は平和公園で運動会の親子競技や学年競技の練習をみることができました。

美晴では同じ競技を何度も何度も練習するわけではないのですが、表現あそびからつながっている学年競技の意味を理解し動く順番や動作を意識をしっかりもって取組んでいます。意味の理解や意識をしっかりもって行動できることはとても大切なことです。

4月から表現や運動を埋め込んだあそびのなかで少しずつ育まれたことが、着実に子どもの中にねづいてきているなぁと思います。

それから、後半は同じ公園のコートでお母さん方がPTAふれあい交流玉入れの練習をされていました。(当日は園長もじゃましないように参加予定です) これまででしたらお母さんの姿を見て涙していた子どもたちも、平気な顔でグループ活動をしていましたね。