おもちゃ研修に行ってきました!

先日職員5名で大阪青少年センターのココプラザで行われていた、おもちゃ研修に行ってきました。

講師に東京おもちゃ美術館のおもちゃコンサルタントの方が来て下さり、色々なおもちゃの遊び方や考え方について学んできました。

 

子どもにとっておもちゃは楽しい遊びであり、色々な経験や学びに繋がる大切なものですよね。

子どもに人気のおもちゃには3つの法則があるそうで、

SOUND・ACTION・CHANGE の3つがそれに当てはまるそうです。

音・動き・変化…

確かに園内で子どもが人気のおもちゃを思い返してみると、3拍子揃っているものが多いように感じます。

音が出ると、音を聞こうと静かになり、夢中になったり

動きがあるとそれを必死で目で追っていたり

変化があると、その変化が面白く、どう変化しているのか知ろうと考えてみたり

遊びを何度も何度も繰り返し楽しむ姿が沢山あります^^

 

今回の研修では、「絵本とおもちゃが出会ったら」というテーマで、実際に絵本やおもちゃに触れながら、進んでいきました。

おもちゃだけでも子ども達は色々な遊び方を考えて、自分たちで遊びを作り出すことが出来ます。

そこに、おもちゃと関係のある絵本を1つ読んであげることで、子ども達の遊びが変わるきっかけになります。

 

ただトラックを走らせていただけだった子が、トラックに荷物を載せて、誰かのところまで届けるようになったり、

1人で積み木で遊んでいた子どもが、大人の言葉がけにより、他人と触れ合ってみたり、積み木を何かに見立てて実際に生きているように扱えるようになったり、

なんてことない四角い積み木が何か不思議な箱に見えてきたり、

 

絵本と、組み合わせる事で遊び方は何種類も増え、自然と大人が願う遊び方に変化することができる事が分かりました。

せっかく子どもが考えた遊び方は否定せず、そのままの遊び方を受け止めながらも、絵本の効果でいろいろな方向に遊びが広がっていけば、

子どもにとっても大人にとっても、おもちゃが楽しいものになっていくのだと思いました。

 

最後は、おもちゃではなく、普段は小物入れとして売られているケースを使ってみんなで遊びました。

ただの小物入れが、「どんな遊び方が出来るか考えてみましょう。」という1言でおもちゃに変身!

1人でケースを積んでみたり、転がしてみたり、

2人で積み重ねるスピードを対決したり、

4人組でタワーを作ってみたり、

全員で「海」をテーマに作品を作ってみたり、

1つのケースでも人数やテーマによって遊び方は無限大!という事が良くわかる研修でした。

 

今回学んだことは職員で共有し、子ども達の遊びが広がるよう、取り入れていきたいと思います。

 

 

そして、先日東京おもちゃ美術館で見つけたおもちゃを園で購入し、さっそくナースリー組さんで遊んでいます。

◎どんぐりころころ◎

どんぐり親子の裏側にビー玉が入っていて、坂道の上に乗せると、ころころとゆっくり下っていきます。

なんとも言えないリズムで転がっていく姿は大人が見てもとても癒され、子ども達も夢中になって見つめる姿があります…♡

◎きのこのこのこ◎

蛇口の要領でキノコのように出ている部分をクルクル回すと上に行ったり、下に行ったり、

外してみたり、きのこの傘の部分を入れ替えてみたり、こちらも夢中になっている姿がありました。

この遊びから、水道の蛇口をうまく捻れるようになったりと、普段の生活の中で使う動きとも繋がりますね。

 

新しい研修に参加したり、子ども達が新しいおもちゃと出会った時には、また報告させてもらいたいと思います^^