友だちでした。

朝 お母さんと離れるのが 少し寂しくしていました。

「たき火に行く?」

「・・・(無言で首を横に振る。)」

「お部屋に行く?」

「・・・(無言で首を横に振る。)」

 

「三輪車の 後ろに乗せてもらう?」

私の顔を見て 「・・・(縦に振る。)」

 

「乗せてくれる?」

「いいよ~。」

 

 

 

 

 

 

女の子は 少しにやりとして すんなりと乗った。

 

先生よりも お部屋よりも 友だちでした。

安心する場所は。