地震・津波の避難訓練とアルファ米体験★
1995年、1月17日。26年前のこの日に、「阪神淡路大震災」がありました。
幼稚園では毎月様々な想定(地震・火災・水害・不審者対応など)の避難訓練を行っていますが、日本で起きた大きな震災の日に合わせて、1月17日と東日本大震災があった3月11日には子どもたちと地震の避難訓練を行っています。今年は17日が日曜日だったので、15日に訓練を行いました。
今回は、地震のあとに津波警報が出る設定の避難訓練です。
「今、揺れています。地震です!!」という放送が流れると、子どもたちは机があれば机の下など一番安全な場所で身を守ります。
「揺れがおさまりました」という放送のあと、担任が避難経路の確認に行きます。その間、子どもたちは静かに待っていますよ!!避難経路が確保されたあとに、防災頭巾を被って園庭へ避難を開始します。
園庭への避難が完了したあと、津波警報の訓練です。例年は、津波の際に避難場所になっている第六中学校まで実際に歩いて避難するのですが、今回はコロナ禍で行くことができないので、水害の際の避難場所である屋上へ、年少児とキッズルームのみ避難しました。(年中・年長児は避難経験があるので、密を避ける為に年少児だけの実施にしました。)
このように経験をしておくことが、備えになることを子どもたちにもしっかり話して、毎回真剣に取り組んでいます。
そして今回は、もう一つ、大切な体験がありました。
幼稚園に備蓄している非常用保存食のアルファ米を実際に作り、給食でいただきました。
箱の中には、アルファ米を作る際に必要なものが全て入っています。(具材・調味粉末・衛生手袋・しゃもじ・針金入りビニール紐・弁当容器・スプーン・輪ゴムが入っています。)
乾燥したパラパラのお米と、袋に入った具材を混ぜ合わせます。
子どもたちに説明しながら、作っていきます。パラパラのお米にびっくりしたのか歓声をあげる子どもたち(*^-^*)
具材が混ざったら、お湯を入れて封をくくります。
お湯だけでできるなんて不思議~!!じっくり観察(*^-^*)
熱湯なら15分、水の場合15℃で60分、5℃で150分が出来上がりの目安だそうです。
できあがり(*^-^*)
調理員さんがつめてくださいました。今日のメニューは、アルファ米と豚汁とみかんです♪
いただきま~す!!
「おいしい!!!」パクパク食べる子、苦手な子。。様々でした(^^)でもこのアルファ米は、非常食で、食べるものがない時に自分の命を守る為に食べないといけないものだから、少しは頑張ってみよう!と、子どもたちに緊急の時の話もしながら、有難くいただきました。
味はしっかりしていて、普通に炊いた炊き込みご飯とさほど変わりを感じないくらいとってもおいしいんですよ(*^-^*)
アルファ米が登場するような事態にならないことを願いながらも、貴重な体験を子どもたちと一緒に過ごすことができました。
2021年1月25日 1:54 PM | カテゴリー:園からのお知らせ | 投稿者名:tfutaba